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パブリックスペースの1カ月を振り返る | ソトノバ6月記事まとめ

例年にない速さで梅雨明けした日本列島各地。7月に入って気温もグッと上がり、いよいよ夏の到来です!今回も1か月の記事を振り返っていきましょう!

6月は、8本の記事をお届けしました。国内からは、旧芝離宮恩賜庭園での社会実験や東大まちづくり大学院の演習レポートのほか、新宿55HIROBAや九品仏川緑道など、ソトノバライターがそれぞれ普段の研究対象に置くパブリックスペースを題材にした、調査・研究レポートなどもお届けしました!

海外からはパブリックスペース10選やニューヨーク市交通局が実施するプログラムの特集記事などを発信。またソトノバコラムニスト・鈴木美央さんが出版した書籍のブックレビューもありました!

バラエティに飛んだ6月記事。一気にチェックしちゃいましょう!

竹芝のワーカーが夜の庭園を楽しむことに挑んだ社会実験 「Night Garden in 旧芝離宮恩賜庭園」レポート

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5月に開催された旧芝離宮恩賜庭園で実施された社会実験「Night Garden in 旧芝離宮恩賜庭園」。庭園の日常利用を目指した第一歩としてスタートした社会実験です。オフィス街という立地特性を活かし、ワーカーをターゲットに夜間開催となった今回の社会実験。実施に至るまでの背景などを、企画を行う一般社団法人竹芝エリアマネジメントへ取材レポートしています。

旧芝離宮恩賜庭園は、国が指定する文化財であるということもあり、教育委員会等との調整など、道路や一般的な街区公園などとは異なるスキームも特徴的でした。

山手線4広場のアクティビティ調査と提案 東大まちづくり大学院演習2018レポート

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ソトノバでのレポートも毎年恒例となってきた東大まちづくり大学院まちづくり演習の最終発表レポート。毎年、山手線沿線の駅前広場を題材に観察調査をベースとしたパブリックスペースの診断・調査と改善提案を行っています。

今年度の対象に選ばれたのは、新宿駅東口、大塚駅、御徒町駅、東京駅丸の内口の4駅。提案に先立ち行われたリサーチは、現状課題を客観的かつ定量的に整理することができるため、それをふまえたデザイン提案も説得力あるものになるのだと感じたレポートでした。

ただの滞留空間からより質の高い滞留空間を目指そうとしていた4つの提案。それをどう自走させていくべきか、法制度やマネジメント視点で展開した後半のディスカッションの模様も興味深い記事でした。

一本の緑道も周辺環境により異なる使われ方!~自由が丘の緑道を踏破して考える~

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ライター・本澤さんが実際に九品仏川緑道を踏破し、エリアごとに感じた特性や魅力をまとめた調査レポートです。

全長1.6㎞の九品仏川緑道は、住宅地や商業地でファニチャーや舗装などの整備も異なっており、それに準じるように人のアクティビティも異なっている様子がわかります。いつもと違う視点で歩くからこそ気付く発見。普段、何気なく通っている緑道やストリートも、ちょっと視点を変えて歩いてみると、新しい発見があるかもしれませんね!

高低差が魅力の源!? 西新宿高層ビル足元の公開空地「55HIROBA」

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学生新ライター松本さんのデビュー記事、新宿三井ビルディングの「55HIROBA」の調査レポート。公開空地事例として名高い「55HIROBA」の魅力を徹底解説してくれました。

なぜ「55HIROBA」にはこんなにも豊かなアクティビティが生まれているのか?高低差を活かしたサンクンガーデンとしての設計や広場内のファニチャー、周辺店舗との配置関係など、様々な空間的視点から分析しています。歴史ある公開空地を、今改めて見なおすことで、これからの公開空地のあるべき姿を考えさせてくれる記事です。

交通局がここまでやる!?ニューヨーク市のストリート活用プログラムを紹介

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ニューヨーク支部からは、これまでソトノバでも度々紹介してきたニューヨーク市交通局(DOT)が年間通じて実施している、ストリートでのあらゆる活用プログラムの特集記事が届きました。

年に1度のイベント型のものから、パブリックアートやストリートシーツといった日常のパブリックスペースを豊かにしていくためのパイロットプログラムまで、メリハリある幅広いプログラムを戦略的に仕掛けていくDOTには目を見張るものがあります。

ロンドンで訪れるべきパブリック・スペース20選! 【前編:初めてのセントラル・ロンドン編】

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世界各都市の行くべきパブリックスペースのまとめ記事・第2弾として今回特集されたのはロンドン!ロンドンの中心部セントラル・ロンドンに的を絞り、前編では「初めてのセントラル・ロンドン編」と題し、ロンドンに訪れたら必見の公園や広場を中心とした10のパブリックスペースを紹介しています!

先日、後編も公開しましたので、こちらも要チェックです!

地元と世界の観客が一緒につくるベルギー・イーペルの奇祭「猫祭り」

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ベルギーのイーペルというまちで3年に一度行われているという”Kattenstoet(カッテンストゥッツ)” と呼ばれるパレード・通称 「猫祭り」の現地レポート!

猫を投げ落とす行事が行われていたという悲劇の歴史から、猫を追悼するため始まったという猫祭り。普段は静かなイーペルも、今では猫祭りの時期になると、世界中から多くの観光客が集まるようで、「祭り」をきっかけに地元と観光客が交流している様子が印象的な記事でした。

まちの歴史を「祭り」という形で世界へ発信し、次世代へと継承していく。そんな「祭り」が持つ可能性も感じられた記事です。

【book】近年注目あびるマーケット事例・実践ガイド「マーケットでまちを変える」

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最後は、ソトノバコラムニストの鈴木美央さんの出版本『マーケットでまちを変える: 人が集まる公共空間のつくり方』のレビュー記事。東京とロンドンのマーケット100事例を調査分析するとともに、著者自らがマーケットを企画・実践する過程を通し、マーケットとは何であるのか、まちや人々に与える効果とは何かを説得力をもって提示してく1冊。なんとレビュー記事では、本の一部もチョコっと掲載しています!

ソトノバでは、出版を記念し、8月6日にソトノバTABLE#28『鈴木美央さん出版記念、マーケットトーク』も開催します!是非、こちらもチェックください!

あなたのお気に入りの記事はみつかりましたか?日本・世界各地のフィールドで活動するソトノバライター。引き続き、事例や調査レポートだけでなく、まとめ記事など様々な形で発信できればと思います。暑さに負けず、各地のソト事情に追っていきましょう!

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