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レポート
新虎通りで「旅する新虎マーケット2DAYS POP UP」、来年2月のオープン控えイベント開催
新橋と虎ノ門を結ぶ新虎通り(環状2号線同区間の愛称)で9月21日・22日、国内5自治体のクラフトビールや名産品が楽しめる「旅する新虎マーケット2DAYS POP UP」が開催されたので、その模様をレポートします。
新虎通りで350超の首長連合が地域をアピール、まずはクラフトビールをテーマとしたプレイベント
「旅する新虎マーケット」は、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、注目が高まることを機に、新虎通りを舞台に日本全国のヒト・モノ・コトの魅力を集め、地方創世へつなげることを目的としたプロジェクト。
今回のイベントは2017年2月オープン予定の「旅する新虎マーケット」を体験するもので、クラフトビールをテーマに展開。良質なクラフトビールの産地である新潟市、駒ケ根市、伊豆市、伊豆の国市、山口市の5自治体が、ビールと各地域の名産を使ったメニューが提供されました。
22日は雨が降るあいにくの天気ではありましたが、2日間にわたりたくさんの方が来場し、新虎通りの新たな光景を見ることができたとともに、今後の展開が楽しみになりました。
2月以降にスタートする「新虎マーケット」展開
2017年2月からは、日本全国津々浦々のヒト・モノ・コトの魅力を集め、編集、発信し、地方創生へ繋げることを目的とするプロジェクトが本格的にスタートする予定。3ヶ月毎に設けるテーマに適した自治体が、新虎通りにできる「旅するフードスタンド」やマルシェスタイルの「旅するファーマーズマーケット」に出店し、食を軸とした体験を提供するとのこと。
沿道の「旅するストア」はハブスペースとして日本全国からセレクトしたアイテムを販売し、「旅するカフェ」ではテーマに連動・地域食材を利用したスペシャルメニューを展開。新虎通りが一体となって賑わいを創出し、日本全国を旅した気分に、そしてもっと旅したくなる気分を提供する。
本プロジェクトでは、地方の活性化に向けた組織としては今までにない規模である首長連合が自治体ネットワークを通じて優良な地方資源の発掘、提供に協力し、トップクリエイターやインフルエンサーが自治体の新しい形での質の高いプレゼンテーションに向けた編集を担い、ジャパンコンテンツをより魅力ある体験価値に高めます。
新虎通りの今後とは?
国際新都心としての街づくりがますます加速している新橋・虎ノ門エリアでは、新虎通りを「日本文化のショウケース」に、日本各地の魅力を世界に発信、地方創生にも繋げる、通りを活用した大規模イベントなど、新たな取り組みが始まっています。
旅する新虎マーケットの展開に加え、11/19、20には東京新虎祭りが実施されメインイベントとして道路を封鎖しての「東北六魂祭パレード」も実施。リオデジャネイロ オリンピックパラリンピック日本代表選手団合同パレードの出発式も行われるなど、歩道の完成に伴い、道路上での新しい取り組みが実施されています。
任意の協議会であった新虎通りエリアマネジメント協議会の中から、一般社団法人新虎通りエリアマネジメントも設立され、今後沿道の建物も建て替えも進み、オープンカフェも増加するなど、新虎通りを中心としたエリアマネジメント活動も本格化していく予定です。
All of Photos by 森ビル株式会社
Text:中裕樹(森ビル株式会社)
【イベント概要】
期 間: | 2016年9月21日(16時~21時)、9月22日(10時~21時) |
会 場: | 「グッドモーニングカフェ&グリル虎ノ門」周辺 |
出 展: | クラフトビールをテーマに展開。クラフトビールの産地である新潟市、駒ケ根市、伊豆市、伊豆の国市、山口市の5自治体がビールを始め、各地域の名産を使ったメニューを提供。 |
主 催: | The Japan Connect 旅する新虎マーケット
2DAYS POP UP実行委員会 (首長連合、森ビル) 共催:一般社団法人新虎通りエリアマネジメント 後援:新虎通りエリアマネジメント協議会、西新橋二丁目西町会 |
ウェブ: | http://www.tabisuru-market.jp/ |