ソトノバ・アワード2017審査結果発表! 4賞5つのソト事例が受賞

パブリックスペース特化型ウェブマガジン・ソトノバが主催するアワード、「ソトノバ・アワード2017」。第1回の開催となった今回は、全9つのソトの場(事例)の応募がありました。

そして、一般WEB投票、一次審査会、公開二次審査会を経て、下記の4賞5事例がソトノバ・アワード2017の受賞となりました。おめでとうございます。

ソトノバ・アワード授賞式及び受賞者プレゼン、アワードトークは、2017年11月11日(土)に、ソトノバ2周年記念パーティ(ソトノバTABLE#24)内で実施いたします。

審査結果とともに、講評、審査員総評とともにお知らせいたします。

 

プレスリリース一覧:

ソトノバ公式プレスリリース

松山市


ソトノバ・アワード2017 審査結果

本日(2017年11月8日)、ソトノバ・アワード2017の審査結果を発表いたします。

一般ウェブ投票、一次審査会、公開二次審査会による厳正な審査を経て、下記のように決定いたしました。

審査方法は、応募要項にある記載のある通り、ソトノバのコンセプトである「ソトを居場所に、イイバショに!」を具現化する5つの審査基準──(1) 共感、(2) 独自性、(3) デザイン性、(4) アクティビティ、(5) 持続性──を基に審査いたしました。

今回は都心と地方での異なる状況の中で、それぞれの優れたソト事例もあったことから、大賞、準大賞の他に、特別賞として「ソトノバ都心賞」、「ソトノバ地方賞」を設けています。

各応募プロジェクトの概要はこちらの記事をご参照ください。

主催:ソトノバ(一般社団法人パブリック・プレイス・パートナーズ)
*    *    *

 

【ソトノバ・大賞】 多摩川『川の家』プロジェクト

・コマエカラー 篠塚 雄一郎
・ピタッティ 高野 充吉
・コマエカラー 山本 雅美

【ソトノバ・準大賞】 左近山みんなのにわ

・株式会社スタジオゲンクマガイ(STGK Inc.) 熊谷 玄

【ソトノバ・準大賞】 松山市中心市街地賑わい再生社会実験「みんなのひろば」

・松山市長 野志 克仁
・松山アーバンデザインセンター センター長 羽藤 英二

【ソトノバ都心賞】 ファーストスクエアガーデン

・NTT都市開発株式会社
・株式会社GKデザイン総研広島
・株式会社パーク・コーポレーション

【ソトノバ地方賞】 宇部まちなかにぎわい拠点マネジメント

・株式会社にぎわい宇部 代表取締役 安部 研一
・若者クリエイティブコンテナ(山口大学)
・宇部市
・ポレポレカフェ 代表 富岡 英雄
(以上、敬称略)

審査講評

受賞者を含めた応募者全ての講評となります。

【ソトノバ・大賞】 多摩川『川の家』プロジェクト

ベッドタウンの住民が場所の魅力に気付き、自発的に社会実験イベントを起こした点や、プロの職能を注ぎ込んだセンス良い社会実験イベントの設え。また年に1度の開催だけでなく、(運に恵まれた要素もあると思うが)週末の拠点運営にもつなげている点など、総合的にバランスが良い。

土地所有者に対してアイデアを持ち込む「押し掛け提案モデル」には、日々同様の実務に当たる審査委員から共感の声が上がった。二次審査直前に2回目となる社会実験イベントを開催し、初回の2倍以上を動員するなど、勢いを感じさせる所もポイントとなった。

タクティカル・アーバニズム的なアプローチでもあり、最も「ソトノバ・スピリッツ」を体現している事例として、大賞の授与に至った。


【ソトノバ・準大賞】 左近山みんなのにわ

本提案は,住宅団地で生じている課題に対し、住民である管理組合が主体となり、丁寧に住民を巻き込みながら既存のものを活かした団地再生(広場再生)を行っていることが高く評価できる取り組みである。また、広場のデザインについても、人のアクティビティを主役に考えており、様々な使い方ができるよう工夫されている。

今後、日本全国において高齢化・老朽化等により再生が必要な住宅団地が急増すると想定され,その再生においては管理組合が主体となることが必要である。今回のソトノバアワードを通じて本提案が全国のモデルとなることを期待している。


【ソトノバ・準大賞】 松山市中心市街地賑わい再生社会実験「みんなのひろば」

再開発予定エリア内の広場から、まちを豊かに変える展開を見据えた社会実験。市民の愛着を生む段階的場づくりが日常風景へ好循環を生んだ点などが高く評価された。

駐車場から転用した単発ではない長期的な空地の社会実験は、他の地方都市のエリア再生や再開発に至るまでの暫定空地活用のモデルを示すものである。また、子どもや多世代に使われるアクティビティのコアをまちなかに創出した点もエリアの視点では大きいように感じる。この場の経験値が再開発や次の展開へ繋がっていくことを期待するものである。


【ソトノバ都心賞】 ファーストスクエアガーデン

本提案は、他の応募者と大きく異なる点として、公開空地のリノベーションの事例である。有効活用されていない公開空地の空間的課題に対して民間企業が再投資することで、場の魅力を再構築し「居場所」を形成した好事例である。

民間企業が公開空地を再整備するのは、投資の優先度があまり高く設定されにくい空間でありながら、既存の空間や周囲の環境との連続性等を踏まえて再整備(再投資)した。これにより、より多くの人が集う場が生まれ、回遊性やエリア価値の向上も期待でき、今後の規範となり得る事例ではないかと考える。さらに、ユーザーもプロジェクトに関わるプロセスを組み込むことで、元々滞留空間が少ないエリアにユーザーにとっても愛着を持ち使い続けるヒューマンスケールの場が実現している。


【ソトノバ地方賞】 宇部まちなかにぎわい拠点マネジメント

車社会の地方都市の中で、中心市街地に点在する空地をプラス要素として捉え、まずは人を呼び込むコンテンツをつくってから土地活用の投資を呼び込もうとしているアプローチが面白い。また、単なる芝生広場とコンテナを創出しただけではなく、その中での日常的な場づくりや運営の積み重ねが、周辺の土地利用を促進し、また新たな芝生広場やコンテナを生み出す連鎖型エリア再生手法に期待する。

活用が始まってまだ1年ほどだが、空洞化している状況だからこそ思い切って使える空地をまちの壮大な実験場として活用し、類似の地方都市に対するヒントを与えてくれることを期待したい。


以下、選外

ミズベリング遠江 グローバル(浜名湖ミナトリング2017)

行政主導で屋外空間を魅力的にする取り組みを進めている点、イベント内容が地域の独自性が高い点、子供の遊び場が複数埋め込まれている点は審査員から評価された。一方で、行政主導であるからこそ、単発ではなく、予算が切れてもこの取り組みの持続性がどのように担保されているか、水辺ならではのアクティビティがどの程度存在するかがあまり伝わらなかった点は、残念であった。今後の取り組みの持続性や水辺のアクティビティの展開を期待したい。


松山銀天街プレイスメイキング社会実験

「空き店舗が集積する商店街」という、日本国内では極めて一般的な課題に対し、滞留行動の増加、エリア全体での回遊性向上を目的として、ベンチやテーブルなどを設えることで店先に滞留空間をつくり出し、複数年度にわたる空間活用社会実験を行ったプロジェクトである。

常設化を見据えると商店街店舗のスタッフの協力が不可欠のなか、DIYによる造作物製作や市民ワークショップを通した合意形成などを通じて、市民とともにまちの機運を高めていこうという姿勢が好印象であった。また、隣接する大街道商店街で2015年から行われていた社会実験の経験が、銀天街での社会実験にも活かされている点にも高評価が集まった。

一方で、滞留空間にはベンチやスツールなど座る場所だけでよいのか、商店街飲食店との連携や滞留を伸ばしたくなるソフト的仕掛けが必要ではないかという意見もあった。地方都市の商店街が抱える諸問題に対する普遍的な回答が明示されていれば良かった。


かまがわ川床桜祭り

都市河川と桜並木により、年代を問わず憩える場づくりができることを示した、伸びしろの大きい事例である。一方で、5年間継続している点は評価されているが、季節的に仮設工作物が展開される取り組みは賛否があり、今後の展開や周辺、地域再生への寄与などがもっとプレゼンテーションされているともっと良かった。

今後、沿道や周辺と積極的につながる運営に挑戦してもらい、新たなまちの文化を創るコンテンツとなってほしい。


徳大ファーマーズマーケット

アクティビティについて考える場所(フューチャーセンター)と取組む場所(助任の丘)が隣接し、セットになっている点が特徴であり、学生の発想などに基づく様々なコンテンツが埋め込まれたイベントとして、他地域とは異なる「ファーマーズマーケット」が開催されている点が興味深い事例であった。また、6回以上開催しており、継続性の面でも高く評価した。

単なる居場所だけではなく、周辺の地域住民や農家等の新たなつながりを生み出そうとしている、いわば「ソーシャルリノベーション」を展開していることにも高く評価できる。今後、このコンセプトを活かしつつ、マーケットが必要とされる周辺地域への新たな展開をもっと期待したい。


【総評】

最後に、今回、ソトノバ・アワード2017の審査に関わった、審査員、ゲスト審査員の総評を寄せました。ぜひご覧ください。

ゲスト審査員

初回のアワードとして、ソトノバとして何を大切にしていくのか、メンバーの議論を聞きつつゲストの立場としては考えるところからスタートした。

応募事例は都市部と地方部、常設と仮設、行政主導と民間主導、オーナー自己投資とおせっかい型活動など、様々なチャレンジがあり興味深い反面、限られた情報での評価は正直悩ましかった。私としては、現場で場をつくり出し運営している立場から、日常の風景がある、広場のみでなくエリアによい影響を及ぼしている、オーナーが空間に投資回収を意図している、自律運営する努力をしている、などを高く評価させていただいた。

表彰事例はいずれも各々の異なる性格を持ちつつ今後のモデルとなるような取り組みをされており非常に参考になった。今後は、さらに評価指標や評価内容となる事例情報収集をもって運営し、メディアを持つ強みを活かして、各事例の定点観測や応募者に対するメンバーによる逆提案など、相互通行の関係づくりや情報ストックバンクにつながれば面白くなりそうだと思う。応募者のみなさまありがとうございました!

泉 英明(ハートビートプラン)

 


地域をしっかり調査し、再生のつぼとなりそうな場所を見出し、拠点、触媒となるソトノバを仕掛ける。公民学の連携を構築し、そのソトノバを巧みに運営・定着させ、じわじわと周辺、地域の再生を導く、そうした戦略的ストーリーを期待した。応募事例の中にそれに近い取り組みが幾つかあった。

しかし、大賞に選ばれたソトノバのストーリーは違った。地域の(比較的)若い人たちが河川敷の楽しさを取り戻したいという思いで始めた活動は、極めてスピーディーに発展しているが、あくまでイベントである。定常化、ないし周囲へ、地域へという戦略性は見えない。ただ市が国所管の河川敷の包括占用を始めていたことが背景としてあったという。実際にいつ、どこでソトノバが生まれるかは、ことを起こしたいと思う人が出て来たところ、タイミングでしかなく、予定されない。

可能性の担保としての計画とことを起こす力のある人的ネットワークが綴るストーリーが大賞に選ばれたのは、主催組織の志向性の故か、それとも都市計画やまちづくりにおける戦略の意味が変わってきている故か。両方であろう。私にとっては全て眩しかった応募事例と審査員の新鮮な問いかけにより、半日の審査の間に都市計画やまちづくりのパラダイムが少し前に進んだ。

中島 直人(東京大学准教授)

 


アワード審査員長

まずは、今回、第1回のソトノバ・アワード2017という様子もわからない中で、9つのソト事例の応募があったことに嬉しく思うとともに、応募者の皆さんに感謝を述べたい。

今回の審査が非常に難しかったのは、9つのソト事例のバラエティに富んだ内容であったことである。都心のものと地方のもの、期間限定の社会実験のものと常設のもの、またハード整備が伴うもの、行政主導のものと民間主導のもの。ソトノバが普段扱っているソト事例の多様性が垣間見れた。その中で、今回のアワードでの審査は、「ソトを居場所に、イイバショに!」というソトノバのコンセプトを根本的に考えさせられるものであった。審査基準も議論し設定したものであるが、今後より深めていかなければいけないなど課題も出た。

審査の議論の中で、アワード論のような審査をする意味についても議論が出たのでその一部私が感じていることも含めて述べたい。活発化するパブリックスペース利活用や社会実験は、外部評価がほとんどなく自己評価のみで終わっている。メディアに取り上げられることもいい事例の基準であるが、必ずしも審査や外部評価があるわけではない。全国のソト事例がより質を上げていくには、外部評価の存在や各地の事例が競い合い、切磋琢磨して磨き上げていくこともこれからは必要になってくるのではないだろうかと思う。

また、決して勘違いしてはいけないのは、審査をするということは、審査員が偉いとか優れているということではなく、客観的にそれぞれの専門性の中で、切り口を持って見ているというだけであって、審査をして見ても、実践しているソト事例に関わる人たちの偉大さは応募資料からも読み取れ、どれも実践の積み重ねがものすごい。受賞したものもそうでないものもその点には変わりがなく、応募資料の伝え方や審査の議論のポイントの中でこのような結果になったが、ぜひまた他の応募者もまた応募してもらいたいと思う。

これからのソトの未来が見えてきたとともに、ソトノバがやらなければいけないことも見えた、そんなソトノバ・アワード2017であった。

泉山塁威(東京大学先端科学技術研究センター助教/ソトノバ編集長)

 


ソトノバ審査員

総じて見ると、どれも様々な立場でありながらもまちの当事者意識を持ち「ソトからまちをよくしていきたい!」というような熱いパブリックマインドがつくりだした取り組みであった。受賞した作品は、この熱量が圧倒的に大きく、そこで起きている人のアクティビティがつくりだす風景に訴えられるものが大きかったのだと思う。

私はこのようなソトでのアクションはスタートラインと考えている。このような取り組みを契機に、エリアとして波及していくことを期待するとともに、ソトノバアワードがそのような地域の取り組みの気運を高める一助となったり、他の地域への刺激の一つとして寄与していけばよいと考えている。

荒井 詩穂那(ソトノバ副編集長/首都圏総合計画研究所)

 


応募作品の多くはソトの活用形態や空間デザインだけでなく、使い手を巻き込みながらプロジェクトをつくる過程にポイントを置いたものも多かったように思う。公共性の高いソトを使うことで、これまで建物の中に閉じこめられてきた人々の欲求がゆるゆると解き放たれてきていることを実感するアワードだった。

場の成長とともに、日常的な居場所化や、そこを訪れ関わった人とまちとの関わりが変化するような仕掛けを意識しながら空間が作られていくと良い。そんなソトノバが豊かに使われる未来を共につくっていけたらと思う。

三谷 繭子(ソトノバ副編集長/Groove Designs)

 


どの提案も、それぞれ新しい要素と工夫を盛り込んだものだった。甲乙付け難い中、「楽しそう」かどうかを判断の決め手とした。楽しいだけでは活動は続かないが、楽しくなければ人を巻き込むことができないからだ。

樋口 トモユキ ( ソトノバ副編集長/ローカルメディア)

 


難しい審査だった。ソトを活用する事例が、国内でもこれほどまでにバラエティに富んでいたことに審査員が気付かされたからだ。

そのなかで、大賞に選出された「多摩川『川の家』プロジェクト」は、地域住民が試行錯誤しながら、文字通り自分たちの手で、豊かなパブリックライフを実現するのだという気概を最も感じるプロジェクトであった。誰もが「ソトを居場所に、イイバショに!」を実現できるプレイヤーなのだと再認識させられた審査となった。

石田 祐也(ソトノバ・ラボ/ヌーブ)

 


場所や性格の異なる各応募作品はどれもソトへの新しい可能性を示していた。ソトを豊かにする様々な手法がある中、思い=visionが行動に結びついた事例に光るものを感じた。今後もソトへの可能性を示す事例を期待するものである。

小切山 孝治(ソトノバ・ラボ/南條設計室)

 


すべてのプロジェクトから、『ソトを楽しく、より良い場所にしたい』という強いエネルギーを感じた。それらの中には、いい意味でもったいない点も見られたが、それはこれからの伸び代をあらわしていることでもあると思う。

このアワードを機会に、更なる発展を願っている。ソトノバアワード第一回目としてみなさんのプロジェクトを審査させていただき、触れることができたことを光栄に思っている。ありがとうございました。

小澤 亮太(ソトノバ・ラボ/フィールドフォーデザインオフィス)

 


たくさんの事例を評価する、ということを一度やってみて、改めて今後メディアとしてソトノバにどのような貢献ができるのか、立ち位置や方向性をしっかり固めていく必要性についても非常に考えさせられた。

個人的には、「ソトをもっと楽しく、豊かに」していく主人公は「誰しも」だと思っている。中島先生の講演でもお話があったが、暮らしの環境はすでに与えられたものというネガティブな認識を変えて、自分自身が環境を変えていける、つくりあげている一因であるというポジティブな認識・パブリックマインドを具体的な事例を介して広めていけたらと志向している。今回のような大賞の選出経緯には大きな意味があると期待している。

熊澤 綾乃(ソトノバ学生ライター/早稲田大学大学院)

 


地域や歴史的背景等によって様々なアプローチがあり、決まった答えがないことを再認識した。その中で受賞した作品の多くが、活動の中で取り組みの意味・意義を継続的に問い直し、手法に捉われ過ぎず、関係者同士の想いを大切にし、活動に取り組んでいるように感じられた。ある程度の柔軟性と想いのある活動が今後求められるように感じられる。

今野 聖平(ソトノバ・ラボ/タカハ都市科学研究所)

 


9つの事例はいずれも個性豊かで、見応えがあった。特に上位作品は、デザイン性や空間構成、単なるイベントではなく日常のアクティビティが見える点で優れていた。今後は今の敷地を超えてエリアにどう波及していくか期待したい。

佐藤 春樹(ソトノバ・ラボ/横河建築設計事務所)

 


応募作はどれも独自性があり、甲乙つけがたい。その中で「まちへの波及力」と「活用の新たなアクター像」をみせたものが頭1つ抜けた、そんな印象だ。受賞の有無に関わらず、今後の展開が楽しみで注目していきたい。

三浦 詩乃(ソトノバライター/横浜国立大学助教)

 


誰かにとって身近なソトが、様々な努力によって魅力を獲得し、またその努力が伝播している事を実感した。こうしたソトが持つ公共性が、さらに大きな運動となる事が期待できる審査会であった。

山崎 嵩拓(ソトノバ・ラボ/東京大学特別研究員)

 


提案いただいた9つのプロジェクトは,様々な関係者が幅広く関わるなど,パブリックスペースだけを考えるのではなく,まち全体への広がりをも考えた日本全国のリーディングプロジェクトとなる先進的な取組であった。各団体において,引き続き取り組むことで,更なるリーディングプロジェクトになることを期待する。

小林 遼平(つくば市役所)

 


初ソトノバアワードの参加は、光栄であった。選定対象は9つ。それぞれが地域で苦労していることに共感し、斬新なアイデアでソトノバを創っていることに感動した。

私は、持続可能性から、地域主体の「自発的な活動」が「空間化」され、一つの「社会的な場」につながる可能性のあるいくつかの事例を高く評価した。だが、9つの全てがそれぞれ活動の素晴らしさをもっていることに間違いない。これからも、このアワードを通じて応募者と一緒にもっとソトノバを盛り上げていきたい。

宋 俊煥(山口大学大学院創成科学研究科助教)

 


“ソトの場”で行われる様々な取り組みは、単純な外部空間の活用に留まらず、新たな価値の創造、不動産投資への波及、地域課題やニーズの把握、コミュニティの拡充など、その効果は多岐に渡る。そう感じさせる事例と出会い、様々なチャレンジに心打たれた有意義なアワードであった。この感動を自身の活動にも繋げていこうと思う。

林 匡宏(株式会社北海道日建設計)