2019年、元ニューヨーク市交通局長だったジャネット・サディク＝カーン氏が来日し、国土交通省主催のマチミチ会議において街路空間の変革の起こし方について語りました。当時、国内では、街路を中心とした居心地の良い場を創出を進める「ウォーカブル」という言葉に馴染みがありませんでしたが、ジャネット氏の講演をきっかけにその概念が全国に広まり、2020年の都市再生特別措置法が改正の追い風になったと考えられています。

近年、日本国内で「居心地が良く歩きたくなるまちなか」が進められるようになり、新たな都市再生の一つの概念として全国各地で様々な取り組みが繰り広げられています。

今回、ジャネット・サディク＝カーン氏が再度来日し、5月14日東京会場にて「マチミチ会議特別編－ジャネット・サディク＝カーン氏来日記念講演会in東京」、5月16日大阪会場にて、「マチミチ会議特別編－ジャネット・サディク＝カーン氏来日記念講演会in大阪」を開催されます。

ご関心の方は、是非ご参加ください。

なお、ソトノバは、当講演会の運営として参画しています。

東京講演の概要

大阪講演の概要

ジャネット・サディク＝カーン 　Janette Sadik-Khan

Principal, Bloomberg Associates

交通と都市の変革に関する世界的権威の一人。2007年から2013年までマイケル・ブルームバーグ市長のもとでニューヨーク市の交通コミッショナーを務め、タイムズスクエア・ブロードウェイの歩行者天国化、約400マイルの自転車専用レーン、7本の高速バス路線の建設、60カ所以上の広場の設置など、同市の道路に歴史的な変化をもたらした。また、ブルームバーグ・アソシエイツの創立代表として、世界中の市長と協力して都市の再構築と再設計に取り組んでいる。公職として、全米交通運輸行政官協会／グローバル・デザイニング・シティ・イニシアチブの議長を務め、人々に焦点を当てた新しい道路デザイン基準を導入した実績がある。