都市は人々のボトムアップによってつくられる!ベルギー・へントの「Leefstraten」アイデアで変わるストリート

世界中で車から人への流れが起きています。ベルギー・へントでは、Leefstraten(リーフストラテン)というアイデアで、住宅地の道路は、住民たちの手によって居場所に変わっているそうです。へントのLeefstratenという社会実験の取り組みを紹介します。

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先日、バンクーバーのTACTICAL URBANISMをご紹介しましたが、ボトムアップアプローチで仮設空間としてパブリックスペースを変える取り組みが増えています。

住宅街のストリートをボトムアップで変える「Leefstraten」

近年では世界中で自動車中心の道路を人々の生活の場所に変える取り組みが増えています。Park(ing)dayNeighborhood in Motionなどのムーブメントは車を排除した都市空間が人々のライフスタイルに大きな影響があることを示しています。ベルギー・へントでは、16の住宅街が2.5ヶ月もかからずにボトムアップアプローチで一気に変わりました。

2013年にゲントの将来のモビリティを考える政策グループによって、始まりました。車が走っている道路をリビングストリートにするための「Leefstraten」というアイデアを思いつきました。「Leefstraten」は、住民たちがいつも妄想してきた道を自分の道に変換させることを可能にする社会実験です。自動車を排除し、代替えの駐車スペースを確保することで、新しい空間は、スライダー、鶏小屋、ポップアップバー、たくさんの人工芝とピクニックベンチを利用可能にしました。

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住民主導で居場所をづくるプロセス!

最も興味深い要素は、住民主導のプロセスです。全ての場所は、条件や活用の結果が異なります。住民すべてが局所的な意思決定プロセスを持つ道路に対して、アイデアを持っています。最初の課題は、駐車スペースでした。夕方になると住宅街の駐車スペースが必要になります。

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住宅街では、全ての住民が同時期に住み始めれば、満足しない人はほとんどいません。それぞれが発言権を持つプロセスだけでなく、新しいリビングストリートを要求することでさえも。へントの成功例は、ベルギーやオランダの異なる都市の中で広がっています。車を排除して人々の居場所をつくりたい都市に適しているアイデアです。

いかがでしたか?
日本で起きている社会実験もそうですが、自動車の代替え駐車スペースやそのルートをセットで考えている点と、社会実験を住民主導で空間づくりをしている点がポイントでしたね。
「Leefstraten」の活用事例は、LEEFSTRAATというWEBSITEで楽しむことができます。ぜひ、一度ご覧ください。

ソース:http://popupcity.net/streets-made-by-people/
all of photo by pop up city WEBSITE

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泉山 塁威
ソトノバ編集長/明治大学理工学部建築学科助教/一般社団法人パブリック・プレイス・パートナーズ/博士(工学) パブリックスペースとエリアマネジメントを専門とするタクティカル・アーバニスト。リサーチャー・プロジェクトデザイナー。 公開空地や道路占用許可の特例、エリアマネジメントのビジネスモデルの視覚化などの研究や実践プロジェクトを手がける。