レポート

Reports

レポート

Park(ing)Day2020の実践知から、まちの未来を妄想しよう! PWJ2021 #10

2005年に米国・サンフランシスコで始まった、毎年9月第3金曜日に路上パーキングスペースを公園的空間(人のための場所)に変える取り組み「Park(ing)Day」。日本では2017年に大宮(さいたま市)2018年に沼津(静岡県沼津市)2019年に渋谷宮益坂(東京都渋谷区)で実施。そして2020年は国内6都市(横浜・八千代・四日市・長浜・倉敷・竹原)で開催されました。

Placemaking Week JAPAN 2021では、セッション10「Park(ing)Dayサミット Park(ing)Dayの実践知を学ぼう」において、前半は2020年9月18日(金)に全国6都市で同時に行われた「Park(ing)Day2020」の実践者の方から活動での実践知の紹介と、後半は「妄想Park(ing)Day2021」と題してオンラインワークショップを行いました。

コーディネーターは石田祐也さん(合同会社ishau代表/一般社団法人ソトノバ共同代表理事)、猪飼洋平さん(キーアーキ主宰/一般社団法人ソトノバ パートナー)、そして佐藤まどかさん(HITOTOWA INC. ディレクター)です。実際に当日現地でPark(ing)Dayに参加したコーディネーターの皆さんからもコメントを頂きながら、振り返りと妄想を行いました。

本記事では、初の国内同時開催やウィズコロナ時代におけるパブリックスペースの活用や使われ方を考えながら行った2020年の各地のPark(ing)Dayから学んだ実践知や、オンラインワークショップを実施した「Park(ing)Dayサミット Park(ing)Dayの実践知を学ぼう」のイベントレポートをご紹介します。

当日の様子は、こちらのTwitterテキスト中継からもご確認できます。


Park(ing)Dayとは?

Park(ing)Dayは、2005年に米国・サンフランシスコで始まった、毎年9月第3金曜日に路上パーキングスペースを公園的空間(人のための場所)に変える取り組みです。日本ではソトノバが主体となって2017年から実施しています。

2020年は初の複数都市での同時開催でしたが、新型コロナウィルス感染症の影響もあり、各地でソーシャルディスタンスや飛沫対策などを行いながらの実施となりました。大変な年であったからこそ、屋外のパブリックスペースで実施することの意義が発揮されたようにも感じます。

2020年はPark(ing)Dayクラスを実施!

2020年は、ソトノバ・スタジオのPark(ing)Dayクラスを開講し、パブリックスペースにおけるアクションの実践知、タクティカル・アーバニズムやプレイスメイキングに関する思想や概念などについて40人以上の方が学び実践しました。その中から6都市の実践地を決め、各開催地のホスト(自治体や地域団体)のサポートのもと、その地域近くに住むクラスの参加者がPark(ing)Dayの企画、空間の診断評価、調査などを行ったうえで準備を進めてきました。

1実践に向けたスケジュール

そして、2020年のPark(ing)Dayクラスの新しい取り組みとして、短期的・長期的アクションを見据え、対象地の課題と機会を客観的に診断・評価する「Place Game」というワークショップを各地でオンライン開催しました。プロでなくてもパブリックスペースを評価できるという面白い枠組みです。

実践者のレクチャーを受ける「INPUT」、Place Gameを実践した「RESEARCH」、アクティビティ調査や計画を練る「PLAN」、そして実際に実践して振り返る「OUTPUT」という流れでPark(ing)Day2020が行わました。

2Place Gameについて

Park(ing)Day2020の実践知を学ぼう

ここからは、各6都市の実践者の方からの活動報告です。イベントが実施されたのは2020年9月18日(金)。スピーカーの方々には場所の選定理由、コンセプト、ターゲット、実施内容、当日の様子、気づきや感想、次にどう活かしていくかを伺いました。

横浜・入船通り|安達直子さん

1人目は神奈川県横浜市の安達直子さん(横浜Bチーム/Landscape Architect)。横浜ではA,Bのふたつのチームで実践。場所は関内と桜木町の間にある入船通りを「知る人ぞ知る裏通り」と位置づけ、「みんなにフィット SeptemberFes!」をコンセプトに実施しました。

こちらのポイントは、

①ジャストフィット~いろんな椅子と座り方~

②横浜はじめて物語コースター…地ビールを飲むことを想定した、ストーリー性のあるコースター

③巨大よこはま塗り絵…誰でも塗ることができる

の3つです。

実践者の方々が実際に会えたのはPlace Gameと本番と什器づくりの計3回。そのため、打ち合わせは基本オンラインで実施し、スケッチをたくさん用意したりアイデアを共有したりながら準備を進めていきました。

当日は風が強かったものの、さまざまな高さの違う椅子を作り、どの椅子が利用者が多かったか、参加者にシールを貼ってもらうことで、アクティビティ調査も無理なくできたようです。

安達さんからは、

通行者の利用が多かったり、特に夜はフラッと来てくれる方が多く、ひとりで塗り絵をする人もいればお子さん連れで絵を描く方もいました。

とのコメントがありました。

3September Fesの構想

八千代・京成大和田駅南口ロータリー|齊藤晴紀さん

2人目は千葉県八千代市の齊藤晴紀さん(八千代/早稲田大学国際教養学部)。八千代市は人口20万人、大手町まで1時間といういわゆるベッドタウンです。今回の会場は京成大和田駅南口ロータリー。改札と逆側に位置するため滞留行動も人の流れもなく、一方で交通量が少なく安全で、風の吹き抜ける気持ちのいい場所であるという、もったいない空間になっていたことから、そのポテンシャルを発揮するため、

ロータリーを陽の当たる場所へ

というコンセプトで実施しました。

ロータリー周辺に幼稚園や保育園が多く、Park(ing)Day実施時間とお迎えの時間が被っていたことから、ターゲットは幼稚園児とその親に設定しました。道路部分を子供がシャボン玉やお絵描きができる遊べる空間、芝生は親がベンチや茣蓙でくつろげる空間にしました。

普段は人通りも少なく殺風景な風景ですが、当日は狙い通り幼稚園の子供たちが帰宅中に寄ってくれたり、道路に寝転ぶ人がいたり、遊ぶ子供たちを縁石で親が見守ったりといった風景が見られました。

4当日のようす

齊藤さんは

嬉しかったのは、幼稚園の園児たちが、準備中の私たちを労ってくれたり、メッセージカードをくれたりしました。幼稚園の子たちと交流が出来て嬉しかったです。何もなくつまらない場所だったこの空間が、何かできる空間にイメージ転換できたのが一番の成果だなと思っています。その半面、運営側が準備におわれ、来てくれた人たちとコミュニケーションが充分に取れなかったのが反省点です。

と振り返りました。

発表を受けて、

佐藤さん

日常の風景に溶け込んでいるのが凄く印象的でした。他の方が実践される場合にも参考になるのではないかと思います。齊藤さん自身は来られた方とよく会話をされていてとても良かったです。

石田さん

ロータリーの使い方が非常に面白い事例でした。いまでも、齊藤さんが八千代のまちづくり団体の方とよく話されていると噂を耳にしております。

と振り返りました。

四日市・諏訪新道通り|山崎基子さん

3人目は三重県四日市市の山崎基子さん(四日市・ホスト/地域資源活用プロデューサー)。実施場所の四日市諏訪新道は、四日市の中でも屈指の大商店街でしたが、今は人口のわりに出歩く人も少ないという状況。一方で、さくら祭りなど、道路を封鎖して何かイベントを行うのは慣れているという場所です。

Place Gameで実際にまち歩きを地元の人と行ったことで、「そういえばまちにこんな場所があったね」「椅子が足らないね」「椅子はあるけど、滞在したり立ち話をするにはいずらいよね」といった気づきや発見が多くあったといいます。

Park(ing)Dayでは、ターゲットを子供たちに設定し、古地図と今のまちを見比べながら、宝探しゲームでスタンプラリーやまち歩きを実施しました。

5子供たちとの設営撤収が印象的

道路を通行止めにし、チョークで道路やマンホールにペインティングをしたり、椅子に座って笑う人々がいたりと、ほほえましい空間が生まれました。空き地では、コロナで発表の機会を奪われた地元の太鼓チームの演奏などを行いました。地元の中日新聞やテレビにも取り上げられ、好評だったようです。

石田さんからは

終わった後には子供たちが掃除をしたり芝を片づけたりと、子供たちとの設営撤収が印象的。子供たちを取り込めるのが特徴的でした。

とのコメントがありました。

長浜・田村駅西側|西脇知里さん

4人目は滋賀県長浜市の西脇知里さん(長浜/大阪大学4年生)。実施場所は長浜市の南に位置する田村駅前の長浜市サイエンスパークという工業団地の約140mほどの道路。長浜バイオ大学やマリンフード、イオンデライトなどの企業の間にある、少し広めの空間です。

利用者が限られ、風通しが良いことを活かしきれていないという課題を受け、コンセプトは「ひとつなぎの風」に設定しました。

・世代や組織を超えて交流を促したい

・風通しの良さや緑豊かな自然を生かす

という意味が込められています。

エリアを駅名に見立て、「おあそび駅」「さざなみトンネル」「ねすごし駅」「くつろぎ」駅という名前で空間づくりをしています。

「おあそび駅」では、読み聞かせや、子供の場所を中心に設計。積み上げた木箱の家具を置くことで、Park(ing)Dayの始点であるという目印にもなっています。

6Park(ing)Dayの始点となる木箱

「さざなみトンネル」では、魅力である「風」を可視化させる風鈴を設置。揺れたときに綺麗に見えるようにグラデーションをつけた風鈴の舌(ぜつ:風鈴の中のおもりや短冊)は、当日の雨で補強の必要があったものの、美しい光景が生まれたようです。

7グラデーションの美しい風鈴が素敵な光景

「ねすごし駅」は、寝過ごしてしまうほどゆったりできるという意味が込められ、芝生や植栽を設置。そして、自分の空間を確保でき、意識的に外を見上げてもらえるようにハンモックを設置しました。ハンモックは雨で少し湿ったものの、雨の対策は今後考えたいとのこと。長浜市にかつて走っていたSLをモチーフにした「SLベンチ」も可愛いですね。

8ハンモックやSLベンチが印象的な空間

「くつろぎ駅」は、木箱やベンチが置かれ、くつろぎながら周囲の方と交流できるような空間になっているのが、ねすごし駅との違いです。

西脇さんは

最初は地元のお母さんが子供を見守る光景が見られ、徐々に地元の方や周囲の施設や大学、企業の方とお母さんたちが交流する姿が見られました。本来の目標である「さまざまな人との交流を増やす」が達成できたように思います。

と振り返りました。

9狙い通りの交流がうまれたくつろぎ駅

課題としては、場所が広すぎたことで、場を埋めることが最優先になってしまったこと。範囲を設定し、あえて場所をあけておくことで、子供たちがチョークで絵を描いたり、新たな交流の場所になるということが分かったそうです。

発表を終えて、

石田さん

一長一短もありながら、要点を絞りながらうまくまとめたなと思います!

猪飼さん

ネーミングセンスが面白い。楽しそうな感じが伝わってきました。

とのコメントを頂きました。

倉敷・ニシナ百貨店跡地|田辺綾子さん

5人目は岡山県倉敷市の田辺綾子さん(倉敷、ホスト/ミズシマ・パークマネジメント Lab. 常務理事)。今回は倉敷市の中でも工業地帯である水島の、誰もいない大きな商店街に再び賑わい・交流を取り戻すべく、地元スーパー「ニシナ」の駐車場で行いました。ニシナ側からも

このもったいない空間を、地域の人の役に立つようないい場所にならないか

という提案があったようです。

10なにもない駐車場が、ずっといられる場所に!

Place Gameで設定した、この空間の目標は

・再びはじまる場所

・みんなのまちのリビングルームのような空間

・何もしなくても、ただそこにいるだけで居心地がいい場所

です。

アスファルトに覆われた何もない空間を、上記のような空間にするためにみんなで設定したキーワードは、

緑/くつろぎ/落ち着き/日陰/音楽/珈琲/語らい/ささやかなアクティビティ

です。そのために、テント、グリーン、パレットを使ったストリートファニチャーを用意し、全部の要素がちぐはぐにならないように緑・白・黒のカラースキームを設定しました。

当日は岡山大学の学生も参加して実施。地元の人もたくさん集まってきて、商店街を支えるおかみさん会の方々からは、昔の賑わっていた様子を聞くこともできたようです。コロナで大々的な告知はしなかったものの、気になったまちの人たちが「何してるの?」とやってきて、工務店さんが「うちに人工芝あるぞ」と持ってきてくれたり、大工さんが手伝ってくれたりといった光景が生まれました。

日が暮れてくると、放課後の高校生が来たり、おかみさんたちと喋ったり、おばあちゃんと子供が散歩に来たり、お母さん同士の井戸端会議が始まったりと、各々がお気に入りの場所を見つけて楽しんでいた光景が。

11夕方も色んな人で賑わった

田辺さんは

誰も人のいなかったまちに、これだけたくさんの人がいたのか、という新たな発見が。居心地のいい空間を作るだけで、人って誘われて外に出てくるんだな、と分かりました。

と振り返りました。

終わってからも地元の人に「次はいつあるの?」「次にやる時は事前に教えてね」と言われたというのも素敵な話ですね。

佐藤さんからは

ずっとそこにいたくなる場所にしよう、という、Park(ing)Dayで目指すものを自分たちのものにされているなと感じました。

とのコメントを頂きました。

竹原・竹原駅前あいふる通り|福本博之さん

6人目は広島県竹原市の福本博之さん(竹原/まちづくり会社いいね竹原 取締役、フロービス株式会社 代表取締役など)。人口減少、高齢化率40%越えというまちですが、うさぎのいる大野島、江戸時代からのまちなみ保存地区など、魅力的な資源が多くあります。

対象の竹原駅前商店街は飲食店や高齢女性向けブティック店が多い地域。Place Gameを行ったところ、商店街は40年前の時点で「一方通行で蛇行している道」つまり「車にスピードを出させない・歩行者中心の道」として設計されていた、ということが発覚しました。

1240年前に既に歩行者中心のまちなみに設計されていた

竹原のみ9月18~20日の3日間実施されました。自治体、商店街、地域住民、民間業者、観光協会、まちづくり会社など多くの参加者がいたのも特徴的です。

Aチームは、シャッターに昔の写真を展示したり、停車帯を利用したくつろぎ空間の創出を行いました。Bチームは「駅前公園」として飲食スペースを設けています。

13Aチームのようす

しかも、Park(ing)Dayの期間のみで活動や勉強会が終わるのではなく、その後も少しづつイベントや実験が続いているのが本当にすごいことです。

141日で終わることなく続いている

福本さんからは、

小さなまちなので、義務感は無く、いいものを作っているという気持ちでみんなで楽しく活動しています。

とのコメント。民官が共に楽しんで活動することで、ウォーカブルビジョンにつながっているのが感動的です。

改めて、参加した皆様は当日の様子を振り返る時、笑顔で楽しそうに発表されていて、このPark(ing)Dayがどの都市にとっても実りあるものだったんだなと思いました。今回限りではなく、次回のPark(ing)Dayを見据えて課題や展望を話されているのも印象的でした。

Park(ing)Dayの日本版ガイド、2020の実践の記録が掲載されたレポートを公開!

続いて、Park(ing)Dayの実践の歴史や心得、そして2020の実践の記録が掲載されたレポートのお話です。海外版とはまた違った、日本でのノウハウなどをまとめ、次に活かせるようにと設計されたガイドになっています。

15Park(ing)Day日本語版ガイド

前半は日本でのPark(ing)Dayの歴史や心得、ノウハウについて。

Park(ing)Dayの実践の心得として、

敷地選び→構想を練る→実践→振り返り→次のステップ

があり、そしてそれを繰り返すことが重要であるといいます。

16実践の心得

プレイヤーとしての心構えや、実際にまちを歩いてみること、注目されやすい場所選び、実践例をちゃんと学ぶこと、仲間(地元の人)を巻き込んで行っていくこと、迅速な許可取りを行うこと、天候や変更にも対応できるBプランの用意、時間をあけずに振り返ること、SNSでの積極的な情報発信など、重要なポイントが詳しく記載されています。

後半の実践レポートに関しては、当日の写真に重要なポイントを書いたり、当日のタイムラインを載せていたり、使用した重機の予算を明記したりと、リアルな内容になっています。実践知の集結ですね。

レポートはhttps://parkingday.jp/にて公開予定です。続報をお待ちください!

17レポートは3月中に公開予定

実践した皆さんからは、

安達さん

小さな面積で短時間で、こんなに楽しいことができて、まちの見方が変わったのがいちばんの成果でした。自分でもここでできそう、という場所を探せるのがすごく楽しいです。

齊藤さん

散歩するだけでもアイデアが出てきて楽しかったです。実際に子供たちが遊んでいるような光景を見ると嬉しいので、やりがいがあります。

山崎さん

コロナで地元でも心配の声があったもののしっかり対策をしてできたのが良かったです。こんな状況でもできるまちの楽しみ方というのを見つけられたと思います

西脇さん

散歩をしながら、まちを新たな見方ができるようになりました

田辺さん

仕事をしながらの設営で、もう二度としたくない!というぐらい大変でしたが、終わってみたらまたやりたい!という…やみつきになっちゃますね。

福本さん

次回は竹原のように、衰退していっているまちの参加者の人もいるかもしれませんが、この地域を見直しました。シャッター街で、このまちはもう終わっている…と悲観していたものの、実は終わってなかった!先人がたくさん考えて設計されたまちだったんだ!と気づけました。身近だからこそ見えていなかった価値を見出せました。

とのコメントをいただきました。

とても大変で、実践してみないと分からないことだらけですが、まちへの視点が変わったり、大変だったけど「とにかく楽しかった!」という声があるのも事実。まちだけでなく、参加者の皆さんの気持ちにも良い変化があったようです。

オンラインワークショップ「妄想Park(ing)day2021」

プログラムの後半では、オンラインホワイトボード「Miro」を使用して、「妄想Park(ing)Day2021」と題したオンラインワークショップを実施しました。参加者から提示していただいた「プレイスメイキングできそうな場所」の写真を見ながら、皆で何ができるか妄想を膨らませます。

提示された場所は埼玉県大宮市の道路拡幅予定地になっている空間、東京都町田市の鶴山駅前ターミナル、神奈川県横浜市の日本大通り、広島県竹原市の竹原駅前の商店街、新潟県長岡市の駅前商店街の角地の5つ。今年のPark(ing)Day2021でも候補地になりそうな、余白のある都市がたくさん!

各地での課題やこの場所を選んだ理由などを聞き、皆で自由に妄想して付箋に書いて貼っていきます。

18各地の写真を見ながら妄想を膨らませていく

最終的に今回の妄想で上がった案は、

鶴川駅前に皆で寝転ぶ「ごろごろーたりー」

大宮駅前の道路拡幅予定地での「野外ダイニング」

日本大通りでストリートピアノやライブペインティングなど

竹原駅前の商店街の道路は、「道路を川に見立てる」という視点の変化を行う

長岡駅前の商店街道路は、地元の複数の大学の若者を巻き込みながら何か行いたい

などでした。

19付箋には可能性を秘めた提案がたくさん

ワークショップでは、Park(ing)Dayに参加されたことがある方は、実践知も相まって場の使い方により具体性や説得力を感じました。そして何より、「場の強み・魅力」と「参加者の自分のやりたいこと」を掛け合わせて妄想していく様子が見られ、楽しそうに話し合っている様子が印象的でした。

小さな実践を積み重ねた先に生まれていく風景

いかがでしたでしょうか。路上駐車スペースや駐車場などを、まずは1日だけ小さな公園として居心地のいい場所に変えていく。その積み重ねで、まちの風景はもちろん、人と人のコミュニケーションまで変わっていくことでしょう。コロナウィルスの流行もあり、これからのイベントのあり方やまちのあり方などの意識・実践ノウハウなども柔軟に考えて実践され、実践知として次につながっていくのがとても良いなと思いました。そして何より、どの都市もまちの人々が笑顔に、元気になっているのが印象的な2020年のPark(ing)Dayでした。

今年のPark(ing)Day2021は9月17日(金)に実施予定。今年も複数都市同時開催を目指しています。全国各地にじわじわとPark(ing)Dayを行い、ウォーカブルなまちが増えていくと素敵ですね。

グラフィックレコーディング:古谷栞

テキスト by 冨岡久美子

Twitter

Facebook

note

9+