ストリート|道路空間
路上駐車場ハックの世界ムーブメントを実践!Park(ing)day2018沼津
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皆さんは、世界中で、Park(ing)day:パーキングデーという路上駐車場を活用する世界ムーブメントがあるのはご存知でしょうか?
日本ではまだあまり馴染みがないかもしれません。しかし、今では、世界中のムーブメントになっています。
ソトノバでは、2018年9月に、静岡県沼津市で、実践して見たので、その様子とともに、お伝えします!
Park(ing)dayとは
そもそも、Park(ing)dayとは、路上駐車場(パーキング)を小さな公園に変えるムーブメントです。路上駐車場:Parkingと、公園:Parkをかけたシャレも効いています。
元々、米国・サンフランシスコ市で、2005年、REBAR Groupという学生チームがゲリラ的に(法律を調べて問題がないと裏を取った上で)行ったのが、Park(ing)です。
その後、世界中からPark(ing)をしたい要望があったことから、毎年9月第3金曜日にPark(ing)dayとして、世界各都市で有志で各々が勝手に開催しています。近年は、twitterやInstagramのハッシュタグがあることで、より世界中の活動が視覚化されています。
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REBAR Groupは、以前にあった、Park(ing)dayサイトの中で、オープンソースのマニュアルを発行していました。英語で書かれたこのマニュアルを読んで、世界の各都市が実践していました。ソトノバでも、Park(ing)dayを実施するにあたり、日本語版を翻訳しました。
2017年は、米国のプレイスメイキング推進のNPOである、PPS:Project for Public SpacesがFACEBOOKで、世界中のPark(ing)dayの事例をまとめています。ソトノバでは、2017年に、埼玉県さいたま市大宮で、Park(ing)day2017omiyaを行いましたが、PPSのFACEBOOKにも掲載されていました。
しかし、道路の中でも、路上駐車場でやりたいという想いがあり、縁もあって、2018年は、静岡県沼津市で、実施しました。その様子をお伝えします!
舞台は沼津市:沼津アーケード名店街
2018年9月21日(金):9月第3金曜日に、沼津駅南口から徒歩10分に位置する沼津アーケード名店街。この路上駐車場跡地が「Park(ing)day2018沼津」の舞台です。
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Parkingdayの準備
事前に、行政や警察との協議で、道路占用許可、道路使用許可の許可を得ました。
当日は、まずは位置を決めて四隅にミニカラーコーンを置きます。許可範囲を明確にし、自動車運転者にここは使用できないことを明示する意味があります。
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次に、軽トラックを停車させて、その上にかかるように人工芝を敷いていきます。軽トラックは、運搬に使用したのと、路上駐車場ということがわかるシンボルのような意味合いで設置しました。
一巻きになっている人工芝は見た目以上に重いので、複数人で協力して作業を進めます。
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アクティビティグッズを配置していきます。人がくつろぐために、ゲームや遊びなども安全性を考慮しながら検討しました。
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ビッグオセロ、テーブル、アウトドアチェア、屋台など、くつろぎアイテムを配置して準備完了です!
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Park(ing)dayを楽しむ!
Park(ing)dayの準備ができたら、まずは自分たちが楽しみます。通行する人もいますが、見慣れないため、まずは自分たちがサクラとして、使って楽しみ、使い方を示す意味もあります。また、これは社会実験ではないので、場を活用して楽しむ醍醐味を自ら実践していきます。
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道路で仕事!?なかなかできないですよね。
芝生の上で仕事をしたり、読書をしたり――思い思いのスタイルでPark(ing)dayを楽しみます。
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ビッグオセロを楽しむ中学生、興味深く写真を撮る通行人、ベンチに座って座談会のように話し込む地元の方の姿がたくさんありました。
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自動車運転者が混乱しないように、交代で、交通誘導員も行います。
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最後にみなさんと一緒に記念写真撮影!
後片付け
後片付けも大事なプロセスです。その場にいたみなさんと協力して後片付けをします。人工芝をうまく巻けず悪戦苦闘しましたが、巻きやすい向きがあるようでコツをつかむと一気に片付けスピードが加速!あっという間に片付け終わりました。
マニュアルには、片付けた後に、その日に出会った人とパーティに出かけよう!とあります。私たちも沼津の飲み屋さんに繰り出しました。
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Park(ing)dayを終えて
Park(ing)dayは、道路を小さな公園に変え、道路と暮らしのバランスを見直す機会になります。この活動が広まり、自治体、地域のみなさんが一丸となって地域活性のための道路の在り方を考える機会が増えることを願います。
今回は静岡県沼津市・地元のみなさんにご協力いただき、実施することができました。ご協力いただいたみなさま、一緒に楽しんでくださったみなさま、ありがとうございました。
普段、いろんなソトノバを考えますが、まずやってみること、そしてやってみて楽しさを体感することの重要性を感じます。
そして、SNSで「#parkingday2018」を検索してみましょう!世界各地のPark(ing)dayを見られます。世界のPark(ing)dayは写真を見る限り、非常にレベルが高く、力の入れ具合も全然違います。
2019年のPark(ing)dayに向けて、あなたの街でもアイディアを練ってみてはいかがでしょうか。
Photo by Ayana KAWAKAMI
Writing Support:泉山塁威