ソトノバ・スタジオ

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「あなたの街の路上駐車場を公園に」Park(ing)Day2020開催地公募開始!

1日限定で路上駐車場を小さな公園に変える「Park(ing) Day」。2020年、ソトノバは、より多くの地域での同時開催を目指し、Park(ing) Dayを実践してみたいと考えている地域と人を募る「Park(ing) Day2020やってみたい宣言」の募集を行ない、5/8までに12の人と地域から「やってみたい宣言」が集まっています。

2020年現在、新型コロナウイルス感染症の拡大から、都市におけるパブリックスペースのあり方、使われ方が改めて問われているなかで、ソトノバでもウィズコロナ・アフターコロナにおけるパブリックスペースについて多くの議論を行ない、発信を続けております。従来のPark(ing)Dayの主な目的は、車中心から人中心の空間への転換を可視化することにありましたが、これからのPark(ing)Dayには、ソーシャル・ディスタンスを確保しつつストリートに滞留空間をつくる手立てとして、また沿道飲食店のテラス席を設けるなど地域ビジネスを支援する方策としても期待されていると感じています。

このような背景を受け、2020年に開催するソトノバ・スタジオ|Park(ing)Dayクラスの対象地として、Park(ing)Day2020の開催地を募集することにしました!


Park(ing)Day2020を開催しませんか?

Park(ing)Day2020ではソーシャル・ディスタンスがテーマの一つに

新型コロナウイルス感染症の影響を受け、Park(ing)Dayの目指すすがたも変わると思います。駐車スペースを人のための空間へと変えるPark(ing)Dayでは、その敷地のなかでもソーシャル・ディスタンスを確保することはもちろんですが、歩道からも一定の距離を取ることができるため、ストリートに滞留空間を設ける手段として非常に有効であると考えています。

2005252330socialdistanceソーシャル・ディスタンスを確保したPark(ing)Dayのイメージ Figured by ソトノバ

実際、海外の都市では、縁石沿い(カーブサイド)に沿道飲食店のテラス席を設けることで、席数を確保しながら営業している事例も出てきています。Park(ing)Dayの恒久版といえるParkletにも、現在そうした役割が期待されてきていますね。

アメリカ・フロリダ州タンパでは、ストリートに風通しの良いテラス席を設ける飲食店の様子が伺えます。

Park(ing)Day2020開催に向け、Park(ing)Dayクラスが動き始めます

2017年の大宮、2018年の沼津では、ソトノバのメンバーが準備から実践まで行なってきましたが、2019年の渋谷宮益坂はソトノバ・スタジオを開講し、受講生を募ってPark(ing)Dayを行ないました。ソトノバとしても、プレイヤーの人材育成を目的としてスタジオ形式に挑戦したのですが、その目的を達成できたことはもちろん、Park(ing)Dayの実践そのものも受講生の創意工夫が現れるものとなり、非常に手応えを感じることができました。Park(ing)Day2019渋谷宮益坂の様子は、プロジェクト・レポートとして公開していますので、ぜひ参考にご覧ください!

parkingday2019shibuyamiyamasuzaka路上駐車スペースを小さな公園に!/Park(ing)Day2019渋谷宮益坂

そして2020年、ソトノバはPark(ing)Dayの全国各地同時開催を目指して、今夏からソトノバ・スタジオ|Park(ing)Dayクラスを開講します!

2020年のソトノバ・スタジオ|Park(ing)Dayクラスは、オフラインでのワークショップや協議を最小限に抑え、基本的にはオンライン講座形式としながら、Park(ing)Dayの知見と実践を全国に展開していきたいと思います。Park(ing)Dayの実践や報告会なども含めて全10回程度、概論から実践のためのノウハウまでを学べる、アクティブラーニング型の講座です。

Park(ing)Dayの対象地を提供するホストを募集します!

ソトノバ・スタジオ|Park(ing)Dayクラスの開講に向け、その対象地を提供してくれるホストを募集します!

このホストは、Park(ing)Day2020の開催地を提供するとともに、ソトノバ・スタジオ|Park(ing)Dayクラスの対象地として、Park(ing)Day2020の実施に向けてソトノバとともに動いていける個人、団体を対象としています。

2020年のソトノバ・スタジオ|Park(ing)Dayクラスでは、全国5都市(予定)を対象地とし、講座を通して受講生がPark(ing)Dayの具体的な計画を検討していきます。

今後のスケジュール(予定)

3月9日「Park(ing)Day2020やってみたい宣言」募集開始/一次募集
5月8日「Park(ing)Day2020やってみたい宣言」〆切
5月26日Park(ing)Day2020実施場所 正式公募(〜6月12日)
7月上旬ソトノバ・スタジオ|Park(ing)Dayクラス受講生募集(〜7月下旬)
8月上旬ソトノバ・スタジオ|Park(ing)Dayクラス開講
9月18日Park(ing)Day2020実施
10月以降Park(ing)Day2020報告会

「Park(ing)Day2020開催地正式募集」概要

対象者ソトノバ・スタジオ|Park(ing)Dayクラスの対象敷地として、Park(ing)Day2020の開催地を提供できる方、団体*
〆切2020年6月12日(金)**
URLhttps://forms.gle/sWq3aNatUDr7v14K9
問合せ先hello@parkingday.jp

*開催地数の上限として5組程度を想定しております。上限数を超える応募があった場合、本募集フォームおよび「Park(ing)Day2020やってみたい宣言」への記載内容から選定させていただく可能性がございます。あらかじめご了承ください。

**〆切日は掲載通りですが、6月中から開催に向けた事前協議を進めていく必要があるため、希望者はお早めにお申し込みください。

ホストのメリットと役割

ソトノバ・スタジオ|Park(ing)Dayクラスのホストとなるメリットとしては、以下の点があると考えています。

・タクティカル・アーバニズムやプレイスメイキングの実践が可能
・パブリックスペース活用の意識啓発
・企画者が参加しやすい:
 企画したくても難しい状況を、ソトノバ・スタジオと協働することで開催のハードルを下げられます
・パブリックスペースのプレイヤーの収集、発掘、育成
・行政の計画、空間整備などのプロジェクトの初動のきっかけづくり 
・世界的なパブリックスペースムーブメントを行うことによる宣伝効果やインパクト

ホストの役割および今後の動きについてまとめましたので、以下の資料もご覧ください!

ホスト向け資料はこちらからダウンロードできます。

sotonobastudio_PDclass_roles_3ソトノバ・スタジオ|Park(ing)Dayクラス それぞれの役割について sotonobastudio_PDclass_schedule_for_host_3ソトノバ・スタジオ|Park(ing)Dayクラス ホストのスケジュール(状況により変更となる可能性があります)

プログラム紹介

第1回、第2回でPark(ing)Dayやタクティカル・アーバニズムに関する概論を学んだのちに、第3回ではゲストを招いて実践者の事例についてインプットします。

第4回、第5回では、実際にまち歩きをしながら街やパブリックスペースを評価する、プレイス・ゲーム(Place Game)というワークショップを行ないます。プレイス・ゲームで対象地の可能性と課題を抽出したあと、第6回を集中作業日としてPark(ing)Day実施プランをつくりあげます。

さらに、第7回で人の活動を記述するアクティビティ調査の計画を立て、第8回のPark(ing)Day実施に向け準備を進めていきます。

そして、第9回、第10回でPark(ing)Day2020報告会を行ないます。

sotonobastudio_PDclass_schedule_3ソトノバ・スタジオ|Park(ing)Dayクラス スケジュール(状況により変更となる可能性があります)

Place Gameを通して、対象地の可能性と課題を見つけよう

第4回、第5回に行なうプレイス・ゲーム(Place Game)は、あらかじめ用意された評価項目に沿って、街やパブリックスペースを評価するプレイスメイキングノ手法の一つです。専門家のみならず、住民、ステークホルダーなど誰もが利用できるツールで、現状の把握やビジョンの作成などステークホルダーとの合意形成にも役立ちます。

今回、ソトノバ・スタジオ|Park(ing)Dayクラスでは、このプレイス・ゲームを通して、ソトノバ・スタジオ受講生がPark(ing)Day2020のホストおよび地域の方々とともに、対象地の可能性と課題を抽出し、それを反映させて具体的なPark(ing)Dayの企画を考案していきます。

placegameプレイス・ゲームの概要とメリット

ソトノバと共にPark(ing) Day2020を実践しましょう!

ソトノバは、日本全国にパブリックスペースの実践者がたくさん存在する未来をつくっていきたいと考えています。ソトノバとしては、ソトノバ・スタジオ|Park(ing)Dayクラスを通して、その一助を担えればと思います。

2020年、Park(ing)Dayを通して道路空間の新しい使い方にチャレンジしてみたい、道路空間再編のきっかけをつくりたい、国内外に地域のアクションを発信したいなど考えている方は、ぜひ以下の応募フォームからお申し込みください!

https://forms.gle/sWq3aNatUDr7v14K9

「Park(ing)Day2020やってみたい宣言」の募集結果!

ソトノバでは、2020年にPark(ing) Dayを実践してみたいと考えている地域と人を募る「Park(ing) Day2020やってみたい宣言」を募集したところ、2020年5月8日までに12の人と地域から「やってみたい宣言」が集まりました!宣言いただいた方々、ありがとうございました!

うち5組の方が具体的な開催候補地をあげてくれています。そのほかの方もまだ具体的な開催場所は想定していなかったり持っていなかったりするけれど、どこかで実践したいという熱い想いを持った方々でした。

全国各地に同じような想いを持った同志がいることを感じられて嬉しく思いましたし、勇気付けられました。

「Park(ing)Day2020やってみたい宣言」マップ

Park(ing) Dayとは?

Park(ing) Day(パーキングデー)とは、毎年9月第3金曜日に路上駐車場を小さな公園に変えるという世界的ムーブメントです。その始まりは2005年に米国のサンフランシスコでREBAR Groupという学生チームがゲリラ的に行ったPark(ing)という取り組みでした。以降、世界中に展開され、パブリックスペース活用のムーブメントになっています。サンフランシスコでは、その恒久版と言えるParkletが2010年から始められていて、タクティカル・アーバニズムの代表的な例として位置付けられています。

各地でのPark(ing)  Dayの様子はtwitterやInstagramのハッシュタグを検索することで見ることができます。

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ソトノバでは、これまで2017年に大宮で、2018年には沼津で、そして2019年にはPark(ing) Dayのノウハウを学びながら実践する「ソトノバ・スタジオ|タクティカル・アーバニズム・クラス」を通して渋谷宮益坂でと、全国各地で実践してきました。

また、ソトノバがPark(ing)dayを開催する際にREBAR Groupが出したオープンソースマニュアルを邦訳し、これに基づいて実践しています。

Tactical Urbanism & Placemaking japan Networkへようこそ

ソトノバでは、パブリックスペース、タクティカル・アーバニズム、プレイスメイキングの日本の普及のため、継続的なネットワークをFACEBOOKグループで築いています。Park(ing)dayについての情報交換もしていく予定です。興味のある方は、ぜひ参加リクエストをしましょう。FACEBOOKアカウントがあればどなたでも参加できます。

 
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