ソトノバTABLE
5/22:都市の自然とタクティカル・アーバニズム|ソトノバTABLE#44
ソトノバで力を入れて取り上げている「小さなアクションから都市を大きく変える」戦術的手法であるタクティカル・アーバニズム。 2021年6月に日本初のタクティカル・アーバニズム本となる、「タクティカル・アーバニズム: 小さなアクションから都市を大きく変える」が出版され、先月(2023年4月)には、提唱者による主著が「タクティカル・アーバニズム・ガイド」として待望の翻訳出版をされました。
同書でも紹介されているタクティカル・アーバニズムの代表例として、ポートランドで市民主導の道路上ペイントからストリートの変革を生んだ団体、The City Repair Projectの活動があります。今回のソトノバTABLEでは、City RepairのMatt Bibeau(マット・ビボウ)さんをゲストにお迎えして、トークを行います。
日本でもタクティカル・アーバニズムの方法論が導入されるなか、特に短期の社会実験フェーズでは“にぎわい”をつくることが意識されるケースが多いかもしれません。一方で、都市のランドスケープや環境などの視点で長期的に考えると、“ゆとり”や“みどり”を生むことが目指す方向となる場合もあるでしょう。
これからの都市の自然やランドスケープをつくるために、いかにタクティカル・アーバニズムの手法が活かせるのか?タクティカル・アーバニズムの実践のほか、都市の生態系を意識したプレイスメイキングやアーバン・パーマカルチャーの活動にも取り組むマットさんを囲んでポートランドの事例を学びながら、日本での応用について議論を深めます。
マットさんの過去登壇記事
・世界へ届け!日本国内の事例からから考える日本流プレイスメイキングとは PWJ2021 #4
・住民主体のパブリックスペースを考えよう!ポートランドのCity Repairなど海外事例を一挙紹介~北沢PR戦略会議レポート~
開催概要
日付: | 2023年5月22日(月) 19:00-20:30 (18:45開場) |
開催形式: | 対面・オンライン ハイブリッド形式 |
対面会場: | ソトノバオフィス「axle」 (東京都千代⽥区神⽥⼩川町3丁⽬28−5) ※5/18(木)より、会場が変更されております。 |
オンライン: | Zoom ※Peatix申込者の方は,Peatix視聴ページにてZoomにアクセスできます。 |
対象: | どなたでも参加可 |
定員: | 対面30名、オンライン100名 |
言語: | 英語・日本語訳※逐次通訳あり |
参加チケット: | 対面1000円 オンライン1500円 対面+書籍(タクティカル・アーバニズム・ガイド)3700円 対面+書籍(タクティカル・アーバニズム: 小さなアクションから都市を大きく変える)3970円 対面+書籍2冊セット購入 6670円 ※書籍受取は対面会場のみとなります。 |
申込締切: | 2023年5月22日(月)17時 ※書籍「タクティカル・アーバニズム: 小さなアクションから都市を大きく変える」付きチケットおよび書籍2冊セット購入チケットは、5月19日(金)まで |
申込: | Peatixによる事前申込をお願いします。 |
※アーカイブ動画はソトノバ・コミュニティ会員のみ限定公開になります。
※ソトノバ・コミュニティ会員は参加費1,000円割引になります。
スペシャルゲスト
Matt Bibeau(The City Repair Project, パーマカルチャー・コーディネーター/パーマカルチャー・デザイン・インストラクター)
オレゴン州ポートランドを拠点にする教育者であり、パーマカルチャーデザイナー、コミュニティオーガナイザーとして活動。
ポートランド
のアーバンファーム「Jean’s Farm」でパートナーと共に、卵やミルクの生産、有機野菜や果物の栽培、子供向けのファームスクールの運営や、大人向けのワークショップや講義などを行っている。
環境科学の学士課程と、サステナビリティ教育の修士課程を修了後、ポートランドのクリエイティブなパーマカルチャー、プレイスメイキング、自然教育などの活動を15年間続けている。
2006年から2021年までThe City Repair ProjectのVillage Building Convergenceのコアオーガナイザー、2014年から2021年までUrban Permaculture Design Courseの講師を務めた。
2022年に教育ディレクターのポジションを離れ、ランドスケープデザイン、インスタレーション、コンサルタントなどを行う「PDX Permaculture」を設立。
2015年に初来日し、今回は10回目の来日。日本では大学、NGO、自然学校、地域団体と共に、プレゼンテーション、ワークショップ、ネイチャーキャンプ、講師研修を行ってきた。今回は3年間待ち続けた来日となる。
パネリスト
・山崎嵩拓(東京大学/ソトノバ・パートナー)
・秋元友里(ソトノバ・ディレクター/庭師)
通訳
・田村康一郎(ソトノバ理事/株式会社クオル)
プログラム
19:00-19:10 | オープニング・ソトノバイン |
19:10-19:20 | イントロ 田村康一郎/山崎嵩拓 |
19:20-19:50 | ゲストプレゼンテーション Matt Bibeau氏 ※逐次通訳: 田村康一郎 |
19:50-20:20 | オープントーク Matt Bibeau/山崎嵩拓/秋元友里 |
20:20-20:30 | クロージング・グループフォト |
20:30‐ | 終了後、懇親会(任意) |
タクティカル・アーバニズム邦訳本発売!
タクティカル・アーバニズム(Tactical Urbanism)の日本語翻訳本がついに登場。今回のイベントのタイミングが翻訳本の発売時期に。当日、対面参加者のみ、チケットと共に書籍を購入できます(ちょっとお安め)。
『タクティカル・アーバニズム・ガイド―市民が考える都市デザインの戦術』大野千鶴訳、泉山塁威+ソトノバ監修、マイク・ライドン、アンソニー・ガルシア著、晶文社、2023年4月25日
また、先行して出版されている「タクティカル・アーバニズム: 小さなアクションから都市を大きく変える」つきのチケットも用意しています。
こちらは日本での事例や論考も豊富に盛り込まれた書籍なので、ぜひあわせてご覧ください。
『タクティカル・アーバニズム: 小さなアクションから都市を大きく変える』泉山塁威、田村康一郎、矢野拓洋、西田 司、山崎嵩拓、ソトノバ編著、学芸出版社、2021年6月15日
ソトノバとは
ソトノバは、ソトやパブリックスペースを豊かにすることを目指したコミュニティメディアです。
「ソトを居場所に 、イイバショに!」をコンセプトに、2015 年11月にパブリックスペース特化型WEB マガジンとして活動を開始しました。現在(2023年時点)で、800を超えるソトやパブリックスペースに関する記事を配信しています。
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