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2018年の広場を振り返る!【カテゴリ別記事トップ3】
2018年(2018/1/1~2018/12/31)にソトノバがお届けした記事を道路、公園、広場、水辺、空地、海外の6つのカテゴリに分け、トップ3にして振り返ります!
3日目の今日は、広場(プラザ)!2018年は、松山市で、全国まちなか広場研究会と全国UDC会議の合同会議が開催され、第4回全国まちなか広場賞も開かれました。広場をつくる、育てるという機運は高まっているものの、具体的に実践していく際に現場が模索しているという状況が各地であります。それでは早速トップ3を見ていきましょう!
【第3位】週末は駅前広場へ! 多治見駅前の水と広場の深い関係 by小仲 久仁香
岐阜県多治見市の「虎渓(こけい)用水広場」は、第4回全国まちなか広場賞の大賞を受賞した広場です。この広場は、居心地の良い広場をつくるだけではなく、歴史的にも重要な用水路を歴史遺産と位置づけ、次世代に継承することも意図されており、広場が人々に使われることで、その歴史を知る機会、タッチポイントも増えるというものです。まちづくり会社が指定管理で運営していますが、駅前広場でここまでできている例も珍しいかもしれません。
週末は駅前広場へ! 多治見駅前の水と広場の深い関係
【第2位】子供からおばあちゃんまで雲の下に座ればわくわく! 市民がつくって運営する仮設広場が松山・道後温泉に誕生 by 土屋 有里恵
愛媛県松山市の道後温泉にある別館「飛鳥乃湯泉」中庭に、仮設の雲を設置した事例です。アーバンデザインセンター松山(UDCM)の移動する建築コンペのプロジェクトでもあり、その担当者のインタビューから、プロジェクトの狙いや想いなども記事で紹介していますので、是非ご覧ください。
子供からおばあちゃんまで雲の下に座ればわくわく! 市民がつくって運営する広場が松山・道後温泉に誕生
【第1位】広場のコストをどう回収する? 「第2のフロー効果」と経済波及効果算出のススメ by 臂 徹
岩手県大船渡市にある、キャッセン大船渡で筆者が実践する広場運営の実践の試行錯誤の中から、広場の経済波及効果算出をしてみたという記事です。「第2のフロー効果」という社会資本の活用による直接的に生み出す効果に着目し、地域の経済波及効果を試算する意欲的な記事です。広場やパブリックスペース活用の効果が見えにくい中で、試行錯誤を通じて、効果をまずは算出してみるという実践フィールドを持っている筆者だからこそできるものでもあります。ぜひご覧ください。
広場のコストをどう回収する? 「第2のフロー効果」と経済波及効果算出のススメ
いかがでしたでしょうか?
広場は、他のパブリックスペースに比べ、流行などへの影響も少なく、また一方で、着実に利用者・歩行者中心の広場が整備され、また計画に盛り込まれるケースも多く見られるようになってきました。
しかし、日常的な広場運営を行っていく上で、運営体制や人材、資金・財源の課題はまだまだ多く、広場運営疲れも懸念として出てきています。それを超えて、愛される広場を目指していくモチベーションと、実現化していくための仕組みやリソースの確保について、実践の模索の中で、ヒントをもっと発信していきたいと思います。
2019年は、どんな広場の事例や、記事が生まれるか、楽しみです。