ソトノバでは「プレイスメイキング・ガイド」（プレイス・ゲームおよびPark(ing)Day）をリリースするなど、プレイスメイキング（※）の手法体系をひもとき、日本での実践に活かせるような取り組みを進めています。
既にガイドで公開した内容から一歩進んで、今年度はプレイスメイキングの方向性を取りまとめる「プレイス・ビジョン」が掘り下げていくテーマです。
これは、最近国内でもホットなトピックとなっているエリアビジョンなどにもヒントとなる話題といえます。

そのプレイス・ビジョンについて、世界のプレイスメイキングをリードするアメリカの団体Project for Public Spaces (PPS)の専門家によるオンライン特別レクチャー（テキスト通訳あり）を開催します。
レクチャー見学者を募っていますので、ぜひ海外の第一人者から学びを得てください！

（※ソトノバでは「コミュニティの中心としてパブリックスペースを再考し、改革するために人々が一緒に集まって描く共通の理念」と定義しています。）

調査と実践をつなぐ要「プレイス・ビジョン」とは？

プレイスメイキングの基本的な進め方は5つのステップで表されます。
対象地の評価および関係者の巻き込みツールであるプレイス・ゲームを行ったあと、第3のステップとして出てくるのが「プレイス・ビジョン」です。
実際のアクション（ステップ4以降）に移る前の方向性を集約した重要なものとなります。

プレイスメイキングは目に見えるアクションの部分が注目されがちですが、ビジョンをつくるまでの部分はあまりその方法が日本の中で知られていませんでした。
いかに、どのようなビジョンをつくるかを知ることで、プレイスメイキングの再現性を高め、様々な場所で適用しやすくなるはずです。

ひるがえって、日本でも「居心地が良く歩きたくなるまちなか」推進のため、2020年より官民連携まちなか再生推進事業（エリアプラットフォーム活動支援事業）が始まり、全国数多くの地域でエリアビジョン（未来ビジョン）の策定が求められています。
ビジョンづくりの内容や方法論に試行錯誤がなされている中、プレイス・ビジョンをひとつの参考例として吸収してみてはいかがでしょうか。

ゲスト

Priti Patel | Project for Public Spaces, Senior Project Manager

10年以上にわたり、世界のプレイスメイキングをリードする組織PPSで、様々なタイプのプレイスメイキングプロジェクトに携わる。コミュニティ主導での場のビジョンづくりと、デザインやアクションへの反映を行ってきた。
ランドスケープのバックグラウンドを持ち、PPS所属以前はニューヨーク市公園局にも勤務していた。

聞き手

田村康一郎｜ソトノバ共同代表理事／株式会社クオル　チーフディレクター

概要

※レクチャーの録画および記事の配信は予定していません。

タイムライン

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