アワード
ソトノバ・ラジオ#01|千代田彩華|ソトノバ・アワード2019大賞インタビュー
2020年5月7日,ソトノバ・ラジオが始まりました.
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるパンデミック(世界的流行)により,外出自粛やリモートワーク,オンライン教育が余儀なくされています.そんな中で,ソトノバ・ラジオを始めます.
ソトノバは,ソトノバ・コミュニティのクラブ活動として,「ソトノバ・ラジオクラブ」を始めます!
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ソトノバ・ラジオは,今,気になる人とのトークやトピックについてゆるくオンラインで聞くラジオです.
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ラジオパーソナリティの企画のもと,様々なトークやゲストを招いたラジオを配信していきます.
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パーソナリティ:
泉山塁威
西田司
田村康一郎
山崎嵩拓
ソトノバ・ラジオ#01|千代田彩華さん|ソトノバ・アワード2019大賞受賞者オンラインインタビュー
ソトノバ・アワード2019大賞受賞者のオンデザインの千代田彩華さん.吉日楽校の運営者です.ソトノバ・ラジオ#01では,大賞受賞者のインタビューをお届けします.ラジオの様子は,YouTubeの「ソトノバ・チャンネル」,Spotifyのポッドキャスト,この記事では書き起こしをお届けします.
YouTube:「ソトノバ・チャンネル」
Spotify:ポッドキャスト
以下は,書き起こしです.当日の様子をお伝えします.
泉山:
みなさんこんにちは!これからソトノバラジオ始めます!よろしくお願いします!
ソトノバ・ラジオは本日が第一回目として始めていくのですけれども、今気になる人とトークやトピックについてゆるく聞くオンラインラジオでして、ソトノバコミュニティのクラブ活動のひとつとなっております。
今日第一回目なのですが、平日夜にパーソナリティの企画によってゲストとともに今気になるトピックなどを話すラジオです。
パーソナリティーは4名おりまして、わたくし泉山と西田司さん、田村康一郎さん、山崎嵩拓さんの4名で、日によってパーソナリティー代わりながらやっていきます、よろしくお願いします。
本日のパーソナリティーはソトノバ共同代表、編集長のわたくし泉山と申します、よろしくお願いします。
本日の記念すべき第一回目のゲストは、オンデザインの千代田彩華さんです。よろしくお願いします。
千代田:
よろしくお願いします!
泉山:
はい、ではよろしくお願いします!本日の趣旨は、ソトノバ・アワード2019というのを2020年の2月に最終審査会をしまして、見事にソトノバ・アワード2019大賞と実験のデザイン部門のW受賞をしました千代田さんに、その後の活動、そもそも千代田さんってどういう人なのかなっていうのをですね、オンラインインタビューという形でさせていただければと思います。よろしくお願いします。緊張してますか?
千代田:
かなり(笑)
千代田さんってどんな人?
泉山:
はは(笑)僕も緊張してるので、楽しんでやりましょう。
はい、じゃあ千代田さん、まずは自己紹介をしていただければと思うんですけど、千代田さん、どんな方でしょうか?どうぞ。
千代田:
私はオンデザインの、今3年目になるんですけど、肩書を持っておりまして、「妖精」という肩書を貰っているのですけれども、まあ何言ってるんだこいつってところから始まりますけども、話を聞いていただければなるほどってなって帰っていただけると思います。
そんな感じで何やってるんだって感じなんですけれど、設計事務所のオンデザインにいるんですけど、私の役割は、街に出て、建物を建てる前の場所とか建物が建った後とか、街の人を巻き込みながらどういう活用ができるかというところを一緒に時間をデザインをしながら作っていく、ということをやってます。
泉山:
はい、ありがとうございます。妖精っぷりはもう、話し方からみてとれるんですけれども(笑)
そうですね、千代田さんはオンデザインという設計事務所で働かれていて、設計事務所のイメージって図面を描いたりだとか、建築の設計をするというようなイメージが一般的かなと思うんですけど、そういう設計も千代田さんってやられているんですか?
千代田:
私はまだ線を引いてません(笑)
泉山:
あ、そうですか(笑)それはポジティブな意味での役割ですよね.
最近の千代田さんについてちょっとお伺いしたいと思うのですが…どうですか最近?生活とか仕事とか。
千代田:
自粛の生活前までは週に5日間ぐらいは拠点に飛び出して、街の人巻き込みながら一緒にやってたんですけど、できなくなってしまったので今は…家にずーっといながら、人との関わり方ってどうやって作れるんだろうーっていうのを模索しています。
絵を描くことが好きなので、絵っていうのをコミュニケーションのツールに人と関われないかなっていうので発信をし始めたりはしてます。
泉山:
よくインスタで色々な絵を発信していますよね、妄想の絵とか可愛いキャラクターが…
その絵は何かモチーフとかがあるんですか?
千代田:
モチーフはなくて、頭の中とか日常の中であったら面白いなっていうのを写真に添えて描いたりしてるんですけど、最近は、似顔絵描いてくれませんかっていうそういうご依頼をくれる方もいて、送ってくれる写真とかがすごく素敵な写真で…描いてて幸せな気持ちになるんですけど、こういうコミュニケーションの取り方も会ってはないんですけどあるんだなとしみじみしてます。
ソトノバ・コミュニティに参加して
泉山:
ソトノバ・コミュニティのメンバーでもある千代田さんですけども、ソトノバコミュニティってどうですか参加していて感想というか、どんなことを思ってますか?
千代田:
まだ定例とかには参加するする詐欺して参加できてないんですけど、集まりにはちょこちょこ参加させてもらっていて、やっぱり自分の会社だけじゃないコミュニティに入って外の活動について議論する場っていうのは知らない知識とかも貰ったりとか、外でこんなことできるんだ!っていう発見もあるので面白いです。
泉山:
ありがとうございます。皆さんのサードプレイスであればと思っております。
じゃあ、本題というか、ソトノバ・アワードの方に行きたいなと思うんですけども、まず、2019年に応募されて2月に発表されて賞を取られてですね…ソトノバ・アワード2019の感想とか頂けますでしょうか?
ソトノバ・アワード2019に参加して
千代田:
はい、ソトノバ・アワードほんとにギリギリまで出すか出さないか、って思ってたんですけど、じゃあ出そうってことになって勢いで色々制作してったんですけど、ほんとに出して良かったなと思っていて、今まで実際に街に入って運営とかやってると、他の拠点に足を運ぶ時間が全然作れなくて…っていうのは、自分も土曜日とかにイベントとかやってるので、被っちゃって外の活動に全然足を運べてないなっていうのがあって。でも、他の活動されてる方たちが何を考えてどういいうことをやってるのだろうってことにすごく興味があったので、それを全国の方々とフラットに話し合って、大変な思いとかキラキラした話とかを話すことができたなっていうのがすごく楽しかったです。
泉山:
他の応募者の人とのってことですね。
ぶっちゃけ大賞は取れると思って応募されてたのでしょうか?(笑)
千代田:
ふふふ(笑)
出すからには取るぞって思いと…あとは吉日楽校を代表して出させて貰ったんですけど、作ってたら楽しくなっちゃって、発表が4分だったのに謎にスライド70枚持ち込むっていう(笑)
泉山:
今年のソトノバ・アワード2019は結構激戦というか、審査員もみんな悩みまして…
それだけこういったパブリックスペース活用のレベルが各地上がってきてるのかなっていう風に思いますし、今回3回目のソトノバ・アワード…年々レベルが上がってるなっていう風に思います。
じゃあ、その吉日楽校の取り組みについて教えていただけますでしょうか?
仮囲いをひらく吉日楽校
Photo by Ondesign千代田:
はい、野村不動産さんと一緒にやらせていただいてるお仕事なんですけれど、デベロッパーさんが大規模開発するときに絶対出てきてしまう仮囲いに囲まれた遊休地っていう場所が、3年間くらい何ができるんだろっていうのがよくわからない状態で続いてしまって…
ってなると建物ができた後からじゃあコミュニティを新しく住んだ住人たちと、元々住んでた人たちとで作っていきましょうよ!って流れを作ってもなかなか馴染んでいくのに時間がかかってしまうっていうのが悩みで…
そうではなくて、更地の開発が始まる前から街の人たちとつながりを作る、そういう場所に遊休地を活用できないかっていうところが最初のスタートで。
千代田:
でも吉日楽校は日吉っていう神奈川県の場所にあるんですれけど、遊休地の仮囲いの一部を取って、大規模開発の一番最後の所を広場としてまちに開いて、もともと住んでる地域の人たちが何か始めたいことを始められる場所で。
キャッチコピーが「なにか始める、なにか始まる」なんですけれど、自分のまちが自分の庭のように使える、そんな場所になる活動を作っていくことで、新しく住んでくる新規住民の方たちを住民の方々が受け入れて、どんどんコミュニティをつないでいく場を作っていけるような取り組みを育てていくっていうのが吉日楽校の大きな枠です。
泉山:
これはどういう時の風景なんでしょうか?
Photo by 熊谷 義朋 (Yoshitomo Kumagai)千代田:
これが、活用始めてから一年弱ぐらいの吉日楽校で、「吉日祭り」っていうのをやったのですけれど、地域住民の方々が16人ぐらいが自主的に…
「吉日祭りに出たい人~!」っていうのだけ投げかけて「なんかやります!」って言ってくれた人たちが集まってくれて、みんなで祭りを作りましょうっていうのでこの広場にみなさんで祭りを作っていって、住民が住民を受け入れるみたいな祭りの様子です。
泉山:
これは元々工事現場なんですよね?
千代田:
そうなんです、ちょっとこの写真だけ仮囲い映ってないんですけれど、左側はどんどん工事が進んでいる状況で、右側が仮囲いが囲われてってる状況なんですけど、敷地がすごく特殊で森のような…一歩入ると森のように生い茂ってて。
芝生はちょっと私たちの方で敷いたりとかはしたんですけれど…
泉山:
芝生は新しく敷いたんですね、この森のような木々は元々あって…
これもうどれくらいやられてるんでしたっけ活動は?
千代田:
吉日楽校は、2018年からなので…2年ですね。2年続けてきて今ちょっとお休み中っていう形です。
泉山:
うんうん…確かアワードの発表の時には活動の場所とか大きさも変わったりとかありましたよね。
千代田:
さっきの大きかった場所から5分の1ぐらいに小さくなっている吉日楽校で焚き火バーやってるんですけれど、左のスタッフさんは焚き火を盛り上げている地域のパパさんで…すごい色々な様子です。
泉山:
これ後ろの白いのが工事現場の仮囲いですかね?
千代田:
そうです。
吉日楽校の運営に迫る
泉山:
これは何人で回してるんですか?このイベントというか…
千代田:
イベントは最初の方は私と先輩の2人で作ってて、あと設計のチームで元々什器をデザインしたりするチーム、あと西田さんとで、5人でイベントを作りながら皆で回していくという形で進めてきてて。
最近は後輩の小沢ちゃんと2人でイベントを切り盛りしてます。
泉山:
この日は2人でやってたんですか?
千代田:
この日はほとんど勢ぞろいしてます。
イベント作るところまでは私と後輩ちゃんでやりますけれど、全体の準備とかほとんど委託するっていうので、オンデザインのスタッフを呼んでるんですけれど、スタッフもみんな楽しんでるって感じです。
泉山:
ソトノバ・アワード2019のプレゼンの時とか、地元の方々がお客さんからイベントの企画者にもあるみたいな話が非常に面白かったなーと思ってるんですけど、これで言うとそのサンタの方が企画者?
利用者が企画者に変わる魔法
千代田:
焚火バーは毎月吉日楽校でやっている企画でむしろ主催者が入ってっていうよりかは、吉日楽校が焚火バーやるよっていうのが、焚火を盛り上げたい人が来てくれるってのと、あと自分が食べたい食べ物か盛り上げそうな面白いものとか。
これはクリスマスの時期だったのでクリスマスのサンタ必須っていうのを書いて募集したら、頭映ってないんですけど音楽をかけるよっていうDJパパさんが来てくれたり、事前準備から手伝ってくれたり…
ドリンクは最初スタッフがやるんですけど最初の盛り上げだけやって、あとは住民たちが自分で入れたりするんでバトンタッチしていたりとか。
皆さんそれぞれのスキルとか持ち寄れるものを持ち寄って、それをシェアしながら楽しめば、いかなものをものをいかに作るかってのを目指してるバーです。
泉山:
ピクニックスタイルみたいな持ち寄るみたいな形なんですけど、ソトノバとかでも色々外でやったりしてても、言うほど簡単じゃないですよね。そうやってやってもらうようになったりとか、みんなで持ち寄るようになるっていう…
ピクニックは持ち寄るのは定着してるけど。それが外のイベントとか場づくりとかで毎回そうなるっていうことでもないかなとか思うんですけど、何か工夫とか千代田さんの中であるんですか?
千代田:
吉日楽校も始まってすぐにこの形になったかっていうと全然そうではなくて、最初半年ぐらいはやっぱりどういう風に運営してっていいかも行き当たりばったり見たいな(笑)
最初はプロの方と教室スタイルで住民の方がちゃんとお客さんみたいな感じでオンデザインが運営側みたいな感じでやってたんですけど、目指してるのって住民がなにか始めたいっていうのができる場所っていう、目指しているところに全然登って行けてなくて。
ある日「星空教室」っていう天体観測ができるのを、オンデザインにいる先輩と私で「天体観測やるよー!」って言ったら、30人くらい来るかなって思ってたらなんと80人ぐらい来てしまって(笑)イベントとして不成立みたいな(笑)
千代田:
そうなっちゃったときに、私たちそもそもイベント屋さんじゃないし不満足な状況を作ってやり続けるのは全然まっとうじゃないっていうので、むしろ準備するこちら側が全部用意したところに来てもらうんじゃなくて、楽しむ側から来てる人たちが楽しませれる側、主体として巻き込める側になるような仕組みを作ってこうっていうので、「○○やるよ来てねー」っていうよりかは「こういうイベントやるから一緒にやろうよ」っていうか、「一緒に遊ぼうよ」くらいの間隔で呼びかけるように変わってから、集まる人たちも一緒に何かしようとしてくれる人たちもどんどん一緒に成長して変わっていったって感じです。
泉山:
なるほどなるほど…
なんかそれはイベントとして結果的にかもしれないけど完成してないというか、だからこそみんながちょっと助けなきゃとか、みんなでイベントを作ろうみたいなそういうような雰囲気があったんですよね。
完成したイベントではなく,余白のある関わりしろ
千代田:
そうですね、完成したイベントというものを目指してなくてどんどん来る人も時間帯によって入れ替わってきますし、それが来る人によって時間がどんどん変わっていくっていう場がやっぱりこの場所に合っていて、無理のないつながりを作るっていうのが吉日楽校に合っているなという形で今やってきてます。
泉山:
なんかやっぱその中で企画者の人とか参加者の人とかがつながったりとか交流したりとか、つながりみたいなことも意識してたりするんですか?
参加者のつながりづくりの工夫
Photo by Ondesign千代田:
はい、必ずこの企画が始まる挨拶と最後に「全員集合!」って集まって貰って
あの場所はただのイベントの場所とか、そういうのじゃなくて皆さんと何かを一緒にできること探しながら一緒にどんどん変えていきたい成長させていきたいので何か一緒にやりましょうとか、この場所を作っている意味とかをご説明して、まぁクサいんですけど、最後にどうでしたどうでしたみたいなのを聞いたり(笑)
毎回進めていったりする中で、ある企画での顔見知りさんができてきたりとか、イベントだけじゃなくて「OPEN DAY」って日常的にも開放をしてるんですが、その中でお散歩してたら会ったおじいちゃんおばあちゃん夫婦とママさんグループが一緒に焚火を囲んでご飯を食べてたりだとか、そういう広いつながりの場に育ってきているなって思います。
泉山:
やっぱ毎日ある場所だから通りがけとかあるいはよくやってるイベントに行こうっていう、だんだんお互いが知り合ったりとか、みたいなことが起きているということですよね。
FacebookグループとかLINEとかオンライン上のつながりも作ってたりするんですか?
千代田:
Facebookグループは無くて、LINEでママさんグループとか、お祭りとかフリーマーケットとか企画ごとでのグループは作ったりするんですけど、最近はグループを作るとグループ内で話が盛り上がって、DJさんたちとか皆さんで話し合ってて「これ持ってくからあとはちよさんよろしく!」みたいな、逆に(笑)
泉山:
じゃあ割と企画しようとかそういうようなとこはLINEとかでチームが作られてるみたいな感じですかね。
今のお話を伺っていてやっぱ単発的なイベントみたいなものと、日常的な場所を作っていくってなるとやっぱ時間のかけ方って多分違うと思いますね。
ほっこりするような温かい場所のような、あるいは熱量の高い場所ってかっこいいとかお洒落な什器も大事なんだけど、やっぱり様々な人たちがこの場所好きだなとか居心地いいな、みたいな数値化できないような空気感がきっとあって、それをつくり出すのっていうのは地道な人付き合いとかどれだけその人たちがこの場所に何かしたかとかコミットしたか、みたいな積みかさねなのかなっていう風にちょっと感じてたりしました。
あとやっぱ千代田さんみたいな場所の主あるいは運営者、そんな人が誰かいないと多分そんな風なこともね、合う人をつなぐとかってできないんだろうなと思って、千代田さんがいつも写真をあげているような様子がなんかちょっと実感した気持ちです。
千代田さんと吉日楽校のこれから
泉山:
はい、じゃあ千代田さんのこれからやりたいこととか、あるいは吉日楽校のこれからということを含めてですけど、コメントをお願いします。
千代田:
はい、吉日楽校からいくと、吉日楽校は建物ができた後に引き継いでいくための遊休地を活用した実験だったんですけど、実際にこの4月から入居者さんも移り住んでて使える場所できてきているので、次を担っていく人たちに引き継いでいくって段階に入ってきているんですけど、活動ができないんですけれどもオンラインでできる場づくりを模索しながらこの輪の継承はしていけるように皆さん一緒にこれからも検討を続けて育てていきたいなと思っているところです。
しばらくはオンラインの場づくりになると思うんですけれど、私にできる人の巻き込み方、今まではリアルの場所で声をかけながらFace to Faceでコミュニケーションを取ってきててそれに一番の幸せを感じてたんですけど、オンラインでできることってなんだろうって自分なりのコミュニケーションをアップデートしていきたいと今すごくもがいてます(笑)
泉山:
そうですよね、このラジオもそうですけどオンラインでやり取りってまたなんかリアルの場とファシリテーションとかその振る舞いがなんかやっぱ違いますよね。オンラインってリアクションとか通じ合うのがちょっと難しいところが特徴かなと思うので、そこをどう温めていくか、みたいなのは僕もちょっと教えてもらいたいなっていうかんじです(笑)ぜひ頑張って色々な発見があったらまた教えてください。
質問タイム:
泉山:
「今までどんな空間を作ってきましたか?」というような質問が来ておりますけども、千代田さんいかがでしょうか?
千代田:
どんな空間、そうですね…
最初はアウトドア教室とか焚火とか。スポーツを慶應大学の先生と一緒にやらせてもらってたので、その後スポーツ教室っていう広場で運動するものだったりとかやってたんですけれども、どんどん住民の方が主体になっていくにつれて美のプロフェッショナルのともみさんと、美教室、美しい教室っていうので2人で真冬にテント張ってってそこの中でストレッチ教室とか足湯をやるっていうのだったり…
吉日楽校の隣のマンションに住んでいる方が「魔法の杖作れるわ!」って言ってくれて、「なんですかそれ!やってください!」って(笑)
魔法の杖作るよーって告知したら、時間になった瞬間2,30人の奥様と子供たちが流れ込んできて、みんなで必死に切って作ってみたりとか。
かなり盛り上がるのはハロウィン焚火みたいな、焚火にハロウィンつけただけなんですけどみんな仮装してきて、ディズニーランドかみたいな。親も気合入っててキラキラのつけてくるけど(笑)
やっとこの前扱ったのは、吉日楽校で空き地ディスコやろうみたいな、盛り上がってて。RF+600っていうミラーボールを、CDを貼って作っているチームがいて、その方たちと連携してやったんですけど、「ディスコやるよ!」って叫んだ瞬間にDJさんたちが「やります!」って挙手してくださって(笑)ここで何かやってみたいっていう皆さんで空き地ディスコっていうので。
2年間吉日楽校やってきてたんで、爆音流したら苦情来るかなって思ってたんですけど、結構吉日楽校のことを見守ってくれてるみたいで、ものすごく爆音でかけたんですけど一件も苦情来ませんでした。
泉山:
「別の企画で、柔らかいグラフィック(ライブドローイング)に、すごく人を巻き込む魅力を感じました!どのようなことを考えて描いていますか?」
千代田:
これやったら絶対楽しいでしょーって皆さんが思って発言してくれていることを3倍増しぐらいにして描いてます(笑)
楽しいことを妄想に詰め込んで、これやりましょうっていう…
泉山:
それは自分が楽しいなと思っているのか、それともあの人楽しそうだなって思ってるのかどっちなんですか?
千代田:
あの人が楽しいって言ったことは、あの人が盛り上がったらめちゃ面白いことになるだろうっていうことを、載せてます。
泉山:
じゃあ想像というか妄想して、それを3倍に盛るということですね。
次の質問は、「コロナの時期の動き方は何か考えていますか?
千代田:
そうですね、本当に今リアルの現場で活動をお休みしますって言ってから、Instagramとかの登録者数が増えてたりとか、じわじわ吉日楽校何するんだみたいな感じでおりまして、このままほっとくわけにはいかないぞ、吉日大会議みたいなのをリアルの場で運営してた時にやりたいなって思っていて、まさに吉日楽校で「何する何する?これが楽しいんだよね!」みたいな会議をやりたかったんですけど、これオンラインでもできるかもしれないって思っててまずは小さな発言から、じゃあみんなが集まって話してみるところからできるかっていうのを、皆さんのスキルを頂きながら何かできないかなっていうのを考えていきたいなと思ってます。
泉山:
それは今まで関係してたりとか参加してた人たちを集めての会議?
千代田:
そうですね。
あとFacebookに呼びかけたらどんな人が集まるんだろうみたいな。
泉山:
いつ頃やろうと思ってるんですか?
千代田:
それ言ったらすぐやんなきゃですね(笑)
泉山:
じゃあ、近々そういうのが行われるんですね。
是非皆さん吉日楽校のSNSを楽しみにしていただければなと思います。
はい、じゃあ千代田さんどうもありがとうございました。
テープライター:能浦美帆(東京電機大学)