レポート

Reports

レポート

国内外のプレイスメイキングを議論するPlacemaking Week JAPAN 2021スタート! PWJ2021 #1

2021年3月12日~17日までの全18回にわたる講演やワークショップなどを国内外のゲストを招いてお送りする「Placemaking Week JAPAN 2021」。世界のプレイスメイカーがネットワーキングし、プレイスメイキングの思想や手法、コロナ期のパブリックスペースの可能性を語る、 発見に満ちた1週間!

初日3月12日の第1回目となる今回「#01 Placemaking Week JAPAN 2021全プログラムプレビュー」は、これから始まる全プログラムの紹介や見どころをお送りしましたので、その様子を紹介します!

イベントの様子は,Twitterテキスト中継(#PWJ2021)のほか,グラフィックレコーディングでも記録していますので、お楽しみに.

本イベントのTwitterテキスト中継はこちら


Contents

Placemaking Week JAPAN 2021とは?

「プレイスメイキング」とは、

「コミュニティの中心としてパブリックスペースを再考し、改革するために人々が一緒に集まって描く共通理念のこと」

です。

プレイスメイキングウィーク(Placemaking Week)は欧米を中心に世界でも広がってきており、近年はアジア圏へ、そして今年ようやく日本でも開催することとなりました。

スクリーンショット 2021-03-19 6.34.13

国内外の60名以上のプレイスメイカーが集結!

なんといっても,今回のゲストは本当に豪華です.

Special KeynoteにPlacemakingXのEthan Kent氏に,Walkable City Rulesの著者のJeff Speck氏,他にも,プレイスメイキングの生みの親でもあるProject for Public Spaces,シンガポールURA,サンフランシスコ市役所パークレット担当,ヨーロッパでプレイスメイキングを行う,CIty at Eye Levelなど海外のプレイスメイキングの議論をまとめて聞くことができます.

国内のプレイスメイカーたちも総勢40名以上.さまざまなプログラムでウォーカブル,パークマネジメント,歩行者利便増進道路を含めたストリートなどの注目のテーマのほか,ワークショップの参加やPark(ing)Dayサミット,Place Gameなど気になるテーマも盛りだくさんのプログラムに日本のプレイスメイカーが集まって議論をしました.

3

主催のPlacemaking Japanとソトノバの他に、グローバルパートナーにPlacemakingXProject for Public Spaces, Placemakers Asia, Placemaking europe, The CIty at Eye level, PlacemakingUS,エグゼクティブパートナーにUR都市機構,パートナーにオンデザイン昭和株式会社花咲爺さんズシティラボ東京を迎えています.
また,本事業は国土交通省・官民連携まちなか再生推進事業・普及啓発事業の採択のもと行っていきます。多くの方々に支えられながら開催に至りました.ここに感謝申し上げます.

20210312pwj202101オープニング.009

Placemaking Week JAPAN 2021開催の経緯

ソトノバは2019年12月に「Tactical Urbanism Japan 2019」を実施し、提唱者マイク・ライドン氏、アンソニー・ガルシア氏など、国内外の実践者と議論を行いました。

一方で、2019年にマレーシアで行われた「Placemaker Week ASEAN」ではシンポジウムやまちあるきワークショップ「Place Game」、ミニセッションなどに参加し、世界でプレイスメイキングが盛り上がっていることを実感。言語の壁などはありながら、日本でも1年かけて準備を行い、Placemaking Week実施の運びとなりました。大事なのは、話を聴くだけではなく議論することです。コロナ禍の中でのオンライン開催となりましたが、コロナについてのプレイスメイキングの議論も含めて進めていきます。 

アイレベルで都市を考え、多様なパブリックスペースを知る|DAY1ー3月12日

ここからは,各プログラムの紹介をしていきます.

#2 Global Discussion “Policy and Practice for a City at Eye Level in Japan and the World”(English Only Program)|「日本と世界におけるアイレベルの都市のための政策と実務」

いま世界の人は日本の取り組みに興味を持っているそうです。日本の取り組みを紹介しつつ、ヨーロッパを中心に世界で注目されている「The City at Eye Level」のHans KarssenbergやマレーシアのプレイスメイカーJia-PIng Leeなどとともに日本と世界のアイレベル(1階づくり)について学びます。

#3 マイベストパブリックスペース“Diversity” placemaking image shower vol.1

多様な10人のプレゼンテーターの方から、パブリックスペースのイメージをもらい、それをシャワーのように浴びよう!というもの。国内のプレイスメイカー等がどんなマイベストパブリックスペースを考えているのかを聞くことができます.

4-1

日本のプレイスメイキングを世界へ!そしてワークショップの議論と実践| DAY2ー3月13日

#4 Global Discussion “A Japanese Placemaking Primer for US and Global Practitioners” (English Only Program)| 「アメリカと世界の実践者向け、日本のプレイスメイキング入門」

アメリカと世界の実践者に向けて、日本の取り組みをお伝えします。国によって異なる文脈からの視野を学ぶ1時間半です。

#5-1 『プレイスメイキングとワークショップ』 参加とプレイスを育てるワークショップのつくりかた

#5-2 リモートワークショップ『グローカル・プレイスターゲティング』

シークエンシャルトークという変わった議論の仕方でプレイスメイキングについてのワークショップのつくりかたの話。そして実際に、全国の参加者とPlace Gameを体験するオンラインワークショップを行います。

6-1

マイベストパブリックスペースを語り合う|DAY3ー3月14日 

#6 マイベストパブリックスペース“New Local “ placemaking image shower vol.2 ー公募プレゼンターと一緒に語ろう!ー

ニューローカルについて考えながら、公募プレゼンターの方によるイメージシャワーを行います。 横浜、沖縄、石巻での取り組みなどが聞けるかも。

7-1

Project for Public Spacesのプレイスメイキングレクチャーからウィズコロナ時代のプレイスメイキング、パークマネジメント、Park(ing)Dayまで|DAY4ー3月15日

#7 Global Leader’s Talk「実例で解説!プレイスメイキングへの関わり方と進め方」by Project for Public Spaces

プレイスメイキングの旗振りをやってきたアメリカの組織「Project for Public Spaces」から学びます。アメリカの実践の話を聞けますので、プレイスメイキングをこれからやろう!という方は大注目です。

#8 Global Leaders’ Talk「コロナ時代のプレイスメイキングの可能性」 (Potential of Placemaking in/after the Pandemic)

やはりこれからのプレイスメイキングについて語るには外せないコロナ。コロナ時代のプレイスメイキング のあり方をディスカッションします。サンフランシスコ市Robin Abad Ocubillo氏は,コロナの中パークレットがどう変わったのか,メルボルンのLucinda Hartley氏からはデータリサーチからメルボルンのパブリックスペース変化について紹介があります.

8-1

#9 パーク×プレイスメイキング 公園の指定管理やPark-PFIを支えるプレイスメイキングの可能性

日本の公園の指定管理や、Park-PFIなどの制度がある中で、行政、企業、NPOの方と一緒に公園とプレイスメイキングの可能性についてを議論します。三井不動産からは久屋大通公園、町田市、NPO法人Birthのパークマネジメントの実践からパーク×プレイスメイキングの可能性について議論します.

#10 Park(ing)Dayサミット Park(ing)Dayの実践知を学ぼう 

Park(ing)Day2020での実践知を、参加した全国6都市の実践者の方から振り返りや反省、まちの変化などをお聞きします。最後は皆様から提示していただいた「プレイスメイキングできそうな場所」の写真を見ながら、皆で妄想を膨らませるオンラインワークショップ「妄想Park(ing)Day」を行います!

9-1

プレイスメイキングの本質から気候・風土やPlace Gameツールを学ぶ|DAY5ー3月16日

#11 Special Keynote 「プレイスメイキングの本質とフロンティア」by Ethan Kent

世界でプレイスメイキングを展開するグループ「Placemaking X」代表のEthan Kent氏による、世界中のプレイスメイキングの実態を伺います。こちら、要チェックです。

#12 プレイスメイキングと気候・風土との関係性 UR Presents

外で活動するには天気がつきもの。気候と風土について考える、URとの共同セッションです。日本では2日に1回雨が降ると言いますが、高温多湿のシンガポールを例に話を伺います。

#13 「PLACE GAMEガイド」公開! パブリックスペース診断ツールの使い方解説 

プレイスメイキングのための場所の診断・評価ツール「PLACE GAME」の日本語版ガイドを解説します。ツールで診断しながら場所を考えるきっかけになりそうです。

10-1

ウォーカブルやストリートについて考え、6日間を振り返る最終日|DAY6ー3月17日

#14 Special Keynote 「ウォーカブルな都市に生まれる居心地のよい場所」by Jeff Speck

「Walkable City」著者Jeff Speck氏による「ウォーカブル、居心地の良い都市」についての話を伺います。これから日本語でも翻訳され、こちらも要チェックです。

#15 ウォーカブル×プレイスメイキング ウォーカブルとプレイスメイキング手法の可能性

国土交通省都市局官民連携まちづくり推進課の塚田友美さんや、スペインバルセロナでスーパーブロックを実践されていた東京大学の吉村有司先生、柏の葉でウォーカブルデザインを実践されている千葉大学の花里真道先生をお迎えし、国内のウォーカブル政策とプレイスメイキングを掛け合わせることで生まれる、今後の可能性をさぐります。

11-1

#16 ストリート×プレイスメイキング 歩行者利便増進道路とストリートプレイスの可能性

道路空間は人々の滞留やコミュニティを生む空間として国内で注目されています。この回では歩行者利便増進道路とストリートプレイスについてこれからの取り組みについて議論します。プレイスメイキングとの掛け合わせに注目です。

#17 Placemaking Week JAPAN 2021総まとめ! 「プレイスメイカーの心得」を考える

プレイスメイカーの心得

17日の最後のプログラムでは、今回のプログラムを受けてどう活かしていくか、最後の総まとめを行います。 グラレコでまとめたり、登壇者や参加者の心に刺さった取り組みや話などの共有を行います。 どんな最終日になるのか今からワクワクです!

12-1

◉Placemaking Japanの構想

Placemaking Japanの構想についての発表がありました.日本におけるプレイスメイキングの情報発信、研究、プレイスメーカーの育成、コミュニティ化、ローカルでの開催などを行うことを目指します。

ここで重要なのは、単発イベントではなく、日本でのプレイスメイキングの普及のための活動にしていきたいということ。Placemaking Weekが始まりとなり,今後共感し、共に議論のできるメンバーも募集していきます。

13

◉Placemaking Japanメンバーからのコメント

最後は、今回の登壇者の皆様からの意気込みです。

日本でPlacemaking Weekを行うにあたり… 世界でプレイスメイキングを学んだときに、文脈は違うものの、驚きや発見が多くあったので、自分が刺激を受けたことなどを伝えられたらなと思います。一方で、海外の方も日本に注目しているので、日本のこともたくさん伝えられたらな、相互に学べたらなと思います。様々な視点からプレイスメイキングを考えられるプログラムがあったり、通訳があったりと、なかなかない面白い機会なので、ぜひ参加お待ちしております。国際プログラムもオンラインで可能性が広がったので、チャットでも議論をしたり、できる限りで盛り上げていけたらなと思います。(田村康一郎さん) 

15田村康一郎さん

プレイスメイキングについて、世界の土台で、皆で一緒に議論したりお互いに学び合えるのが楽しみです!日本の人も知らないような日本の取り組みも紹介出来たらなと思います。(矢野拓洋さん) 

16矢野拓洋さん

ぎゅっと内容を詰め込んでいますが、その分内容も濃いものになっています。興味あるものだけ見ていただくも、全部見ていただくも良し。アーカイブであとからも見れますので、チャットや感想もぜひお待ちしております!対話が出来ない分、色んな方の声を拾って議論も出来たらなと思います。(泉山塁威さん) 

17泉山塁威さん

いかがでしたでしょうか。

国内外のゲストをお呼びしてプログラムを組むにあたり、時差や距離はあるものの、むしろこのコロナ禍だからこそオンラインで多様な方をお呼びできる、という強みもありました。チャット欄での英訳和訳、逐次通訳などもあるので、言語の壁もあまり感じることなく楽しめるようになっています。

全プログラム通しチケットもあり、アーカイブもご覧頂けますので、ぜひこれからよろしくお願いいたします

テキスト:冨岡久美子

Twitter

Facebook

note

6+