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「社交性」:孤立からの解放を促すパブリックスペース|プレイス・ダイアグラム解説2

プレイスメイキングにおける「プレイス」において、その価値や評価は難しいことの一つです。中でも、「社交性」(Sociability)は少し日本には不慣れな項目かもしれません。

では、「社交性」の要素は日本にはないのか?そもそものプレイスメイキングにおける「社交性」の意味するところとは?あまりこのテーマでの深掘りはなかったように思います。

そのような中、日本でプレイスメイキングを実践していく中で、今一度、プレイスの4要素の一つの「社交性」の意味を理解する必要があります。

今回は、プレイス・ダイアグラムの一般的な説明記事(成功するパブリックスペースをつくるには?プレイスメイキングの評価ポイントを公開!)、1回目の記事(「利用と活動」:多様な目的のプレイスのつくりかた|プレイス・ダイアグラム解説1)に加えて、Project for Public Spacesの「プレイス・ダイアグラム」の4要素を解説する記事シリーズをもとに、翻訳記事として紹介します。

今回はそのシリーズの第2回目の記事として、

プレイス・ダイアグラムの4要素のうち、「社交性」(Sociability)について、解説しているので、ご覧ください。

CoverPhoto by Project for Public Spaces

(以下は、Sociability: Public Spaces as an Antidote to Isolationの翻訳記事です)


社交性:孤立からの解放を促すパブリックスペース

編集者からの注記:この記事は「何が素晴らしい場所をつくるのか?(“What Makes a Great Place?”」という問いに答えるプレイス・ダイアグラムの4つの部分を探求する4部作シリーズの2つ目です。第1記事「利用と活動」はこちらで読めます。

社交性は、パブリックスペースが素晴らしいものとなる要素の中で、最も掴みにくいものかもしれませんが、おそらく、最も誰もが感じ取りやすいものでもあります。人々であふれた空間に入った時の高揚感、愛されている公園の親しみやすさや活力、または馴染みのある通りでの近所付き合いの精神を社交性と呼びます。

そして、それ以上に、社交性はプレイスの全ての要素がうまく協力し合っている証拠でもあるのです。人々が自分自身を完全に表現することでそこに含まれ、代表し、歓迎されていると感じることができるのです。

パブリックスペースが、社会的であり魅力的であり続けることは、おそらく今までこれまで以上に重要になっています。米国公衆衛生総局長官が2023年に出した「孤独の流行」という警告は、多くの人々が日常生活で感じている、人との繋がりの欠如について多くを物語っています。

この心配な傾向を助長している多くの社会的変化に対して、社会的で包括的なパブリックスペースをつくることは確かに解決策の一部となり得るでしょう。言い換えれば、孤立と戦うために公共領域を構築することは、注目に値する公衆衛生上の課題解決なのです。

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社交性は、素晴らしいパブリックスペースとは何かを示すプレイス・ダイアグラムを定義する4つのセグメントの1つです。この記事では、社交的なパブリックスペースが私たちにとって何を意味するか、どのようにつくり出すことができるか、そして包摂性(インクルージョン)と代表性(リプリゼンテーション)がそれを正しく行うためにどのように影響するかを探ります。

社交性とは何か?

私たちは本質的に社会的な存在であり、それゆえにパブリックスペースは他の人々とつながるための最良のプラットフォームであると考えられます。

環境心理学、人類学、地理学の著名な教授であり、ニューヨーク市立大学のパブリックスペース研究グループのディレクターであるセサ・ローさん(Setha Low)は、彼女の最新の著書「なぜパブリックスペースが重要なのか」の中で、

社交性は接触と社会的な交流の結果であり、個人と集団の繁栄を生み出すパブリックスペースを創造するために必要な最も基本的な要素です。

と書いています。

ローさんは、社交性が、コミュニティのメンバー間のつながりを強化し、交流のための私たちの心理的な必要性を満たし、特に困難な時に私たちの組織化と協力の能力に非常に具体的な影響を与えると観察しています。特に困った時ほど、その傾向は強くなります。

64d526f4f31dab2314f9bbaf_img_5995_52470484776_o2022年のフートナニー秋祭りで、PPSによって変身したホーソーン・コミュニティ・センターの屋外スペースで祝う子供たちと保護者たち。出典:Jim Walker, Big Car Collaborative

私たちがこうした社交性の恩恵を受けられるかどうかは、シェアードスペース(Shared Space)に大きく依存しています。彼女の本の中で、

パブリックスペースは、通常は出会わない人々との出会いを可能にし、「他者」を、認識され関与される個人に変えるのです。

と述べています。ローさんによると、この「他者」から「個人」への変容は、コミュニティ内の癒しの力として、意味のある社会的つながりの第一歩になります。社会が、他者との出会いをより確実にするプレイスを持つことで、私たちは改善された社会的結束、向上した幸福感、プレイスの感覚を感じることができます。

それではさらに、パブリックスペースにおける社交性をサポートするための4つのアプローチを読み解いていきましょう。

1.「違いを越えたつながり」をつくるための代表性について考える

素晴らしいパブリックスペースのユニークな役割の一つは、異なる経験やアイデンティティを持つ人々の間での交流を促進することです。

この役割は特に重要です。なぜなら、このタイプの相互作用が起こるプレイスはほとんどないため、地域に真の社交性が根付かせるためには、パブリックスペースは多様なコミュニティと様々な属性を持つグループに歓迎され、彼らが互いに交流する機会を与える必要があります。

カルチャー・ハウスの執行役員アーロン・グライナーさん(Aaron Greiner)は、この役割を社交性の中心的な柱と見なしています。

富、人種、ジェンダー・アイデンティティ、性的指向に関する違いを越えたつながりをつくり出せるプレイスはほとんどなく、パブリックスペースはしばしばそのプレイスとして機能します。

しかし、空間が存在していても、異なるグループの人々の間の社交性は保証されません。

64d525fbdd5483003620922b_Win Kids in PPS Playgroundプロジェクト・フォー・パブリック・スペースによってプレイスメイキングが施されたウィンの中庭で、新しい遊び場を楽しむ子供たち。出典:Win

グライナーさんは、マイノリティやさまざまなアイデンティティを持つ人々に、特に歓迎される空間の必要性を強調しています。

全員のためのプレイスをつくるだけでは十分ではありません。プレイスメイキングプロセスに広い代表性をもたらすためには、過去に招待されなかったかもしれない人々もそのプロセスに巻き込むことが重要なのです。

これは、人々が空間に入るときに最もリラックスするものは何かを尋ねるだけでなく、一般向けではないかもしれない、体系的には疎外されたアイデンティティにより、そして、そのために特別に設計された空間を持つことを意味します。

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グライナーさんにとって、これは直接、代表性とつながります。ステークホルダーを空間の構築に関与させることにより、そこでおなわれるプログラムがコミュニティのメンバーの価値観を反映する可能性が高くなります。

これは、人々が、自分たちと同じような活動や人々を見る機会がないと、あまり歓迎されていないと感じるということを意味します。そのため、イベントを見るときには、「これらのイベントは、以前はその空間で歓迎されていなかったコミュニティのためのものですか?」という重要な質問をすることができます。

空間の設計、管理、プログラムする際にそのような重要な質問をすることで、その空間が、そうでなければ居心地が悪いかもしれない人々にとっても、居心地の良い場所になることを保証することができるのです。

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セーラムにあるカルチャー・ハウスのスタッフは、アートに焦点を当てたポップアップ・コミュニティ・スペースを組織しながら、この効果を直接目の当たりにしました。2022年、カルチャー・ハウスは歴史的なオールド・タウン・ホールを再活性化する機会を得て、その建物と周辺地域をより包括的にすることを目指しました。そのため、活性化チームのメンバーは、以前はダウンタウン・セーラムで歓迎されなかったと感じていた地域のBIPOC(ソトノバ編集部注:アメリカにおける黒人、先住民、有色人種の意。侮蔑的な意味はなく、多様な文化を認め、尊重するための言葉)アーティストに、過去の経験について話を聞きました。

その結果、このクリエイティブな活動は、黒人の歴史に関する注目のインスタレーションを含む、地元のBIPOCアート・アンド・カルチャー団体によって主導された展示会とレセプションを中心に設定しました。

この3ヶ月間のポップアップ期間中、1万人以上の来訪者がこの空間に訪れ、BIPOCが主導する展示会やイベントは確実に最も多くのBIPOC来訪者を引き付けました。グライナーさんは、この代表性への配慮が、地元のつながりを強化したと考えています。以前は歓迎されないと見なされていた空間を活用することで、人々はより快適に感じ、社交性の恩恵を受けることができました。

代表性はプレイスに信頼を築くのに非常に効果的ですが、時間もかかります。

グライナーさんは、セーラムでのポップアップのように、多くの人々が空間に関わろうとするする前には2、3回の出会いが必要だと指摘しています。しかし、結局のところ、人とつながり、自分がその代表であると感じる機会を得ることで、パブリックスペースを誰もが活気に満ちたプレイスにすることができます。そして、グライナーさんはこう言います。

それをパブリックスペースの開発の核としてつくることが、実際につながりと公平性を感じる空間につながるでしょう。

2.クィア・アーバニズムの視点を通して見る

パブリックスペースにおけるよりインクルーシブな社会活動は、クィア・アーバニズム(Queer Urbanism)と呼ばれるコンセプトを適用することによってもサポートされる可能性があります。

これは、グライナーさんによれば、クィア(ソトノバ編集部注:性的指向や性自認が明確でない人)のアイデンティティと視点から、アーバニズムのアイデアに取り組むことを意味します。

グライナーさんにとって、これは、パブリックスペースが通常受け入れるアイデンティティを超えて空間を設計することを意味し、人種、富、家族構造、性の表現などに関する前提を取り除き、自分自身を表現することに対する快適さを人々に感じさせます。

この自己表現は、安全性、代表性、そしてすでに通常とは異なる空間であることの健全な組み合わせによって可能になります。

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実際には、マサチューセッツ州プロヴィンスタウンの商業系ストリートのようなプレイスは、クィア・アーバニズムの基準に合っています。ここでは「公然のクィア性」が、快適さと所属感の健全なレベルを示しています。

この街は、訪問者たちに対して、他の街の標準に従わないという感覚を与え、そのことによって、人々の間に誠実さと開放性を促進させます。異性愛の感覚を公共領域から取り除くことによって、プロヴィンスタウンは新たな自己表現を奨励し、クィア性を歓迎するプレイスとして自身を確立しています。

アーロン・グライナー:
クィア・アーバニズムは、富、伝統的な家族構造、アイデンティティを前提としません。そして、自分たちのために世界が作られていなかったと感じる人々のアイデンティティを歓迎し、祝福します。

パブリックスペースをクィア化する素晴らしさの一部は、その恩恵が、特にクィアを自認する人々に限定されないことです。

いわゆる「カーブカット効果」によって、私たちがシェアードスペースをそこで可能なことよりももっとオープンで真の交流を促進する空間だと感じるように、マイノリティのアイデンティティに対して、訪れる人にとってより良く、より魅力的な空間になりうるのです。

3.だれもに滞在する理由を与える

プレイスで社交的で快適に感じるための一部は、そこにいる理由を持つことです。

残念ながら、住宅状況や精神健康などの要因により、多くの人々はパブリックスペースに属していないと感じさせられています。意味のある社会的結束を構築するためには、これらの弱者グループを含め、多くの人を支持する社会環境を育むことが重要です。

だれもが何かをすることができる空間を確保することによって、だれにとっても開かれ、歓迎される空間になります。そのことでマイノリティのグループが排除される可能性が減少します。

Project for Public Space(PPS)のプロジェクトディレクターであるエレナ・マディソンさん(Elena Madison)によると、これはアリバイづくりから始まります。

社会的弱者や、パートナーや権力者に嫌な思いをさせられた人々にとって、その社会環境が差別的でないこと、そして私たちが「アリバイ」と呼んでいるもの、つまりパブリックスペースにおいて、誰にとっても正常で適切な活動を提供することが非常に重要です。これは、体験を正常化する方法なのです。

人々に滞在する理由を与えることによって、彼らが嫌がらせを受けたり、偏見や差別にさらされたりする可能性が低くなり、他の訪問者と接触し、コミュニティを構築するための交流に参加する貴重な時間を持つことができます。

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タイムズスクエアにあるキオスク、リチャージステーションは、携帯電話の充電やコーヒーを手に入れるというアリバイを提供し、住宅状況や精神健康にかかわらず、ニューヨーカー間の交流を促進し、同時に社会サービスとのつながりを提供しています。

リチャージステーションは、社会的に弱い立場の個人に対する信頼を築くことを目的としているため、精神疾患の影響を受ける人々を支援する非営利団体であるファウンテンハウスのメンバーやソーシャルワーカーによって運営されています。

訪問者は住宅や精神健康の相談所につながることができますし、単に飲み物を取るためや充電器を使うために立ち寄ることもできます。この選択の自由は偏見や差別を減らし、あらゆる人々を同じ空間につなぎとめています。

誰もがパブリックスペースにいる理由を持つことにより、かつてそこにいることが不快だったと感じた人にも快適さの感覚を与えることができます。

プレイスに様々な「利用と活動」をつくり出すことにより、特に受動的または能動的なプログラムのミックスを通じて、人々はより長く滞在し、他の訪問者と出会い、コミュニティを形成する様々な交流に参加する可能性が高まります。

4.ポジティブな感情的雰囲気をつくり出す

高い社交性を持つプレイスの要素として、セサ・ローさんは、他の人々との接触の機会と強い包含感とともに、

ポジティブな感情的雰囲気が必要である。

と指摘しています。このポジティブな感情的雰囲気は、多様な形を取ることができますが、一般的には人の気分や心の状態を指すため、幅広い人々に快適で歓迎される空間をつくり出すことは、交流促進する最初の要素として非常に重要です。

なぜパブリックスペースが重要か」という書籍の中で、ローさんはこの雰囲気を、人々が開かれた状態で接触し合うことを促進するプレイスの属性として定義しています。

これは、空間のデザインの一部として、自然環境、またはそこで起こっている何か、例えばイベントやパフォーマンスとして形を取ることができます。理論的には、人々が互いに関わることに貢献するものは何でも、音楽から食べ物、座席まで、雰囲気の一部になり得ます。

ここでは、パブリックスペースが魅力的で、安全で、活性化され、管理されていることが重要です。

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ポジティブな感情的雰囲気が人々をつながり合うように誘うからこそ、その意味を持つためにはインクルーシブが不可欠です。

セサ・ローさん:
ポジティブな感情的雰囲気は親しみやすさと社会的相互作用に寄与しますが、支援的で平等な公共文化がなければ、社会的に公正なパブリックスペースをつくり出すことは、おそらく無理でしょう

もし、プレイスが、社会的に活動的だが、特定の人々だけを受け入れる場合、そのポジティブな雰囲気は不完全であり、同様にその社交性も不完全です。

社交性の維持

パブリックスペースで社交性を維持するということは、持続的な意識をもつということです。

素晴らしいプレイスの要素の1つである社交性は、実際には、成功するために特別で継続的なケアと注意が必要なのです

とマディソンさんはいいます。

物理的な環境に組み込んで常にそこにあるものもありますが、社会的な要素や環境は毎回作り直す必要があります。なぜならそれは人々と密接に繋がっているからです。

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社交性は常に変化するものであり、プレイスが、私たちに取って居心地がよく、歓迎されていると感じさせ、そして一日の終りには、私たちがコミュニティの他のメンバーとのつながりを感じることができるような機能を持っています。

翻訳を終えて

いかがでしたでしょうか。

パブリックスペース活用やプレイスメイキングにおいて、「社交性」(Sociability)というと馴染みが薄いですが、これは普段日本で使っている言葉では、「コミュニティ」の言葉に近いように感じました。

パブリックスペース活用やプレイスメイキングの実践の中で、地域コミュニティとの関係性やビジョン、運営・マネジメントへのコミットなどは重要な話です。

アメリカの話は、つい日本とは文化が違うと遠ざけてしまいがちですが、海外からの外国人観光客や労働者、住民は日本でも増えてきています。そして、LGBTなどの多様性への関心の高まりがあります。さらに、日本では、高齢化社会への対応が求められています。こういった中で、言語の課題やコミュニティの課題で、「孤立の流行」は、じわじわと日本でも起こり始めているように思います。

そのような状況だからこそ、プレイスメイキングの考え方や方法、プロセスで、地域の社交性を高め、地域コミュニティ力を強め、コミュニティや市民の結束を高め、関係を深め、地域に楽しい、過ごしやすいプレイスを増やしていくキーとなるかもしれません。

これらは、特に、教育や福祉などまちづくり、プレイスメイキングとは異なる分野や政策とのタッチポイントや連携がさらに日本でも求められてきそうです。きっとそんなに遠い未来ではなく、すぐそこに。

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