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パブリックスペースの1カ月を振り返る | ソトノバ8月記事まとめ

ようやく暑さも一段落して、秋らしくなってきましたね。猛暑の8月を振り返って参りましょう。

8月は、まとめ記事を除くと6本の記事をお届けしました。そのうち3本は、ソトノバTABLEやオープンゼミといったソトノバ主催企画のレポート。2本は告知記事で、残りの1本が岩手県大船渡市の広場を題材にした、骨太の記事でした。

それではソトノバ ・メディアメンバーによるレビューから見ていきましょう。

それではメンバーのコメントを交えながら、8月の記事を振り返っていきましょう。

広場のコストをどう回収する? 「第2のフロー効果」と経済波及効果算出のススメ(8/24公開)

都市再生推進法人「株式会社キャッセン大船渡」のタウンマネージャーとして、岩手県大船渡市でエリアマネジメントを手掛ける臂徹さんの記事です。

津波復興拠点事業で整備した広場を舞台に、実際に関わっている専門家の視点から、計算式なども交えた説得力のある内容となっています。8月1カ月間のビュー数では、それまでの上位記事を押さえトップに踊り出ました。

メディアチームからも、以下のようにその専門性の高さを評価するのコメントが相次ぎました。

ちょうど自分が担当するまちなか広場の経済効果を考えていたので、非常に参考になりました。

地方都市のパブリックスペースの現状をつぶさに示している点など、冷静な分析がとても印象的。

地方都市の公共空間整備に関して「お金」に着目し、さらに従来のフロー・ストックに加えて、第2のフロー効果と名付けた視点から具体的に経済的な効果を試算している点が内容に説得力を持たせていました。

場所づくりの効果やコストの話は大切なことだと思います。今回拝見した記事は説明がかなり詳しく、勉強になりました。

タイトルにインパクトあり。地方都市の社会経済性に注目した視点が興味深かったです。

まちを面白くする「マーケット」という小さな要素の集合体|ソトノバTABLE#28レポート(8/17公開)

続いては、ソトノバコラムニストでもある鈴木美央さんの博士論文をベースにした著作『マーケットでまちを変える 人が集まる公共空間のつくり方』の出版を記念した、ソトノバTABLEの開催レポートです。

研究者であり、自身も地縁がある埼玉県志木市でマーケットの運営にチャレンジする実践者でもある鈴木さんに、共感する声が多く上がりました。

まちづくりにおけるマーケットの役割と可能性について、知ることができました。

「パブリックスペースで稼ぐ」を一から考える|ソトノバ・オープンゼミ#02レポート(8/15公開)

ソトノバ学生ライターの発案で立ち上がった、ソトノバ・オープンゼミ。その第2回のレポート記事です。第1回のゼミで今後議論したいテーマとして提案された中から取り上げたのは、「経済・収益性・稼げる公共」。

パブリックシーンへの「お金のまわり方」など、6つの視点から議論を深めました。この記事をイチオシした海外で勉強中のライターから、以下のコメントがありました。

個人的に興味のある分野であり、あまり授業などでは扱われない内容であったのでとても勉強になりました。

道路活用はどこまできたか?|「道路空間の現在地」ソトノバTABLE#27レポート(8/6公開)

最後に振り返るのは、27回目のソトノバTABLEのレポート。ソトノバのストリート・ラボが企画し、道路空間の活用をテーマに、現状の最新課題について、実践者のゲストを交えて濃密なトークを繰り広げました。

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いかがでしたでしょうか? 改めて気になる記事はありましたか?

これからもソトノバをよろしくお願いいたします!

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