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10/24:Social Green Design – Lecture #02 – 小石川植物祭から考える、植物園の「ひらきかた」

ソトノバ・コミュニティパートナーであるSOCIAL GREEN DESIGN(SGD)が、街と植物園の相互交流をコンセプトにした「小石川植物祭」を2023年11月3日〜5日までの期間で開催します。

2022年からはじまり、第二回目となる今年は「命名」をテーマに、植物園という場所の再解釈だけでなく、植物祭をきっかけにつながる地域のコミュニティがどのように育っているのか、植物祭開催の背景から、その運営、そして地域のつながりがどのように構築されていっているのかを議論していきます。

ご関心の方は参加してみてはいかがでしょうか?

(本記事では、イベント情報を紹介しており、問い合わせや申込は主催者にお問い合わせください。)


植物と考える、まちのこれから

都市の真ん中にひっそりとある「小石川植物園」。
300年以上にわたる歴史を持つこの植物園は、東京大学大学院理学系研究科附属植物園として、長年、植物学の研究、教育の場として大きな役割を担い、また地域の人たちの憩いの場としてもひらかれてきました。そんな歴史ある植物園で、2022年からユニークな取り組みがスタートし話題を呼んでいます。

「街が植物園へやってきて、植物園が街へ広がっていく」をコンセプトに建築家ユニットKASAによって起案され、小石川植物園と共同でスタートした「小石川植物祭」。昨年は3日間で1万人もの人々が来園しました。

ユニークなのは、植物祭を構成するメンバーは一般公募を行い、アーティストやクリエイターだけでなく、地元の学生や会社員など様々な人が参加していることです。そして、その一人一人が植物園にある様々なリソースを再解釈し、新しい表現や植物とのコミュニケーションを提案しています。

第二回目となる今年は「命名」をテーマに、2023年11月3日〜5日に開催します。植物園という場所の再解釈だけでなく、植物祭をきっかけにつながる地域のコミュニティがどのように育っているのか、植物祭開催の背景から、その運営、そして地域のつながりがどのように構築されていっているのかをお話ししていきます。


▼「小石川植物祭」公式ホームページ

▼「小石川植物祭」Instagram

▼前回2022年に開催した「小石川植物祭」の様子

小石川植物祭

 こんな方にオススメ

  • 造園・エクステリア(外構)・園芸業界の方
  • 現状のビジネスモデルからの変革を考えている事業者の方
  • より公共的なみどりづくりに関心のある事業者の方
  • プライベートな庭・家作りだけでなく、まちづくりや地域づくりに関心のある事業者の方
  • 「社会に役立つみどりづくり」に関心がある方

ゲストスピーカー

KASA / KOVALEVA AND SATO ARCHITECTS

東京とモスクワを拠点に活動する日露建築家ユニット。主な受賞歴に、2022年Under 35 Architects exhibition 2022「伊東賞」、2022年 三重県文化賞「文化新人賞」、2021年 第17回ヴェネチアビエンナーレ国際建築展「特別表彰」、2019年 第38回 SDレビュー「鹿島賞」。2022年 瀬戸内国際芸術祭に参加。2022年より 小石川植物祭総合ディレクターを務める。
https://www.kovalevasato.com

– コヴァレヴァ・アレクサンドラ / Aleksandra Kovaleva

1989年 モスクワ生まれ。2014年 モスクワ建築学校MARCH大学院修了。2014-19年 石上純也建築設計事務所を経て、2019年よりKASA共同主宰。2022年東京藝術大学 COI嘱託研究員。

– 佐藤 敬 / Kei Sato

1987年 三重県生まれ。2012年 早稲田大学大学院修了(石山修武研究室)。2012-19年 石上純也建築設計事務所を経て、2019年より KASA共同主宰。2020-22年 横浜国立大学大学院Y-GSA設計助手。2023年より 横浜国立大学非常勤講師。

田邊 健史(たなべ けんじ)

文京区社会福祉協議会 地域連携ステーション フミコム コミュニティマイスター

1979年、神奈川県大和市生まれ。新聞奨学生、外食サービス業勤務を経て、2005年からNPOサポートセンターに入職。2010年より東京都中央区の協働推進施設「協働ステーション中央」のチーフコーディネーターを兼務。2016年から個人事業主となり、文京区の地域連携ステーション「フミコム」におけるコミュニティマイスター。Bチャレ(文京区のチャレンジを応援する提案公募型協働事業)の事務局を含め、これまで活動相談4,000件以上、事業構築50件以上に携わり、行政・NPO等による共創のコーディネートを手掛ける。
娘の小学校入学を機に「三鷹市 市民参加でまちづくり協議会(Machikoe)」コミュニティグループなど、住んでいる地域でも活動を始める。趣味は盆踊り。



モデレーター

小松 正幸(こまつ まさゆき)

株式会社ユニマットリック 代表取締役社長
一般社団法人ソーシャルグリーンデザイン協会 代表理事
NPO法人ガーデンを考える会理事
NPO法人渋谷・青山景観整備機構理事

「豊かな生活空間の創出」のために、エクステリア・ガーデンにおける課題解決を目指している。

https://www.rikcorp.jp/

三島 由樹(みしま よしき)

株式会社フォルク 代表取締役
一般社団法人ソーシャルグリーンデザイン協会 理事
一般社団法人シモキタ園藝部共同代表理事
ランドスケープデザイナー

1979年 東京生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。ハーバード大学大学院デザインスクール・ランドスケープアーキテクチャー学科修了(MLA)。マイケル・ヴァン・ヴァルケンバーグ・アソシエーツ(MVVA)ニューヨークオフィス、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻助教の職を経て、2015年 株式会社フォルクを設立。国内の様々な地域で文化と環境資源をベースにした場やコモンズのリサーチ・デザイン・運営を行う。季刊「庭NIWA」にて「庭と園藝-社会とコモンズのデザイン論-」を連載中。主なプロジェクトに、「ajirochaya」、「シモキタ園藝部」、「シモキタのはら広場」、「芝のはらっぱ」など。

石川 由佳子

一般社団法人 for Cities 共同代表理事
一般社団法人ソーシャルグリーンデザイン協会 理事
アーバン・エクスペリエンス・デザイナー

「自分たちの手で、都市を使いこなす」ことをモットーに、様々な人生背景を持った人たちと共に、市民参加型の都市介入活動を行う。株式会社ベネッセコーポレーション、株式会社ロフトワークを経て独立、一般社団法人for Citiesを立ち上げ。「都市体験の編集」をテーマに、場のデザインプロジェクトを、渋谷、池袋、アムステルダムなど複数都市で手がける。学びの場づくりをテーマに、アーバニストのための学びの場「Urbanist School」、子供たちを対象にした都市探求のワークショップ「City Exploration」を実施。最近では、渋谷区のササハタハツプロジェクトにて街路樹のオンラインデータマップ化を目指す「Dear Tree Project」を立ち上げ、都市のみどりづくりにも携わる。

プログラム

17:00-17:15イントロ(15min.)
– ソーシャルグリーンデザインとは?
17:15-17:45ゲスト紹介(30min.)
– KASAの活動内容ご紹介
– 田邊さんの活動内容ご紹介
17:45-18:05小石川植物祭について(20min.)
– 2022年について
 ・小石川植物園について
 ・小石川植物祭の設立の背景
 ・コンセプトに込めたおもい

– 2023年について
 ・当時マップ
 ・出展者について
18:05-19:00ディスカッション(55min.)
– 小石川植物祭を通じたコミュニティづくりについて
 ・小石川植物祭を起点にした、人の広がりとは?
 ・みどりでつながるコミュニティのパワー

– 植物園をまちへひらくことの意味って?
 ・小石川植物祭の実践のプロセス・裏事情
 ・まちへの展開や広がり

– 植物園のみどりの新たな価値と可能性
 ・植物園だからこそできなこと・できなかっとこと
 ・植物園という場所の新しい価値や可能性とは?
19:00-19:15Q&A(15min.)
19:15-19:30クロージング(15min.)
– 今日のまとめ

開催概要

開催日時:2023年10月24日(火) 17:00~19:30
参加費:無料
方式:オンライン配信
主催:一般社団法人ソーシャルグリーンデザイン協会
申込方法:お申込みはPeatixより

テキスト:一般社団法人ソーシャルグリーンデザイン協会

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