イベント
10/11:社会を醸成する、関係性のデザインを考える -RIK SQUARE!2023
ソトノバ・コミュニティパートナーであるSOCIAL GREEN DESIGN(SGD)が、これからのまちづくり・住宅・エクステリアに関連する情報発信の場「RIK SQUARE! 2023」(リックスクエア2023)を2023年10月11日(水)に無料・オンラインで実施いたします。
オンラインでの開催ですので、ご関心の方は参加してみてはいかがでしょうか?
(本記事では、イベント情報を紹介しており、問い合わせや申込は主催者にお問い合わせください。)
Contents
10/11開催:社会を醸成する、関係性のデザインを考える -RIK SQUARE!2023
関係性を見つめなおす
これまでSOCIAL GREEN DESIGNの活動を通じて見えてきた、「これからの社会が必要としていること」のキーワードのひとつは、「関係性を見つめなおすこと」でした。人と植物、地域と緑地、市民と行政など、様々な既存の関係性を再考し、みどりを通じて再構築する試みが色々な地域で行われていることを私たちは目にしてきました。
そこで今回のRIK SQUARE!では「社会を醸成する、関係性のデザインを考える」ことをテーマとし、今日このテーマに最もふさわしい実践者である馬場拓也氏(社会福祉法人愛川舜寿会)と金野千恵氏(建築家/teco主宰)にお話を伺い、ディスカッションを行います。
馬場氏と金野氏は、それぞれ福祉実践家と建築家という立場でのパートナーシップを通じて、地域社会のための様々な施設のプロジェクトを共に考え、実現してきました。
みんなの中心だった「春日台センター」をもういちど、まちの中心(センター)に
その代表的なプロジェクトである「春日台センターセンター」(2023年日本建築学会賞(作品)受賞)では、多様なバックグラウンドを持つ多世代の人々の営みが豊かに交差し支え合う環境と文化が、これからの社会のかたちとして日々醸成されています。
お二人のプロジェクトが目指す「これからの社会」とは何か、その社会を醸成していくために必要な「関係性のデザイン」とはどのようなものなのか、「人と人」、「人と地域」、「共同体と建築」、「つくり手とつかい手」、「事業者と設計者」など様々な関係性にまつわるお話をお聞きしたいと思っています。皆様、ぜひご参加ください!
▼春日台センターセンター
▼ミノワホーム(特別養護老人ホーム)
▼カミヤト凸凹保育園
出演者
ゲスト
馬場 拓也 氏
社会福祉法人愛川舜寿会 理事長
洗濯文化研究所 代表
1976年神奈川県生まれ。
日本社会事業大学大学院 福祉マネジメント修士課程修了。
大学卒業後イタリアのファッションブランド「ジョルジオ アルマーニ」にてトップセールスとして活躍した後、2010年に2代目経営者として現法人に参画。
これまでに、空間から人と人の社会的距離を再考し、介護施設の庭を地域に開放する「ミノワ座ガーデン」、居室のプライバシーを改善する「ミノワセパレイ戸」を建築家・造園家・大学生らと共に実践。
2017年より公民館にて市民の語り場「あいかわ暮らすラボ」を運営。
2019年に障がいのあるなしによらず共に過ごすインクルーシブ保育「カミヤト凸凹保育園+凸凹文化教室」を開園した。
2022年には地域共生文化拠点「春日台センターセンター」を開設。洗濯事業「洗濯文化研究所」を開設。
著書「介護業界の人材獲得戦略(2015、幻冬舎)」
共著「わたしの身体はままならない(2020、河出書房新社)」「壁を壊すケア:「気にかけ合う街」をつくる(2021、岩波書店)」。
金野 千恵 氏
建築家 t e c o主宰
京都工芸繊維大学 特任准教授
1981年神奈川県生まれ。東京工業大学大学院在学中の2005-06年スイス連邦工科大学奨学生。2011年 東京工業大学大学院博士課程修了、博士(工学)。2011年KONNOを設立ののち、2015年より t e c o主宰。現在、京都工芸繊維大学 特任准教授、東京工業大学、東京藝術大学にて非常勤講師。住宅や福祉施設、公共施設などの建築設計とともに、まちづくり、アートインスタレーションまでを手がけ、仕組みや制度を横断する空間づくりを試みている。主な作品に住宅 「向陽ロッジアハウス」(平成24年東京建築士会住宅建築賞金賞、2014年日本建築学会作品選奨 新人賞ほか)、高齢者幼児複合施設「幼・老・食の堂」(SDレビュー2016 鹿島賞)、ヴェネチア ビエンナーレ建築展2016 日本館 会場デザイン(特別表彰 受賞)、地域共生文化拠点「春日台センターセンター」(2023年 日本建築学会賞(作品)受賞)。主な著書に「WindowScape窓のふるまい学」(2010、フィルムアート社、共著)など。
モデレーター
三島 由樹
株式会社フォルク 代表取締役社長
一般社団法人ソーシャルグリーンデザイン協会 理事
1979年東京生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。ハーバード大学大学院デザインスクール・ランドスケープアーキテクチャー学科修了(MLA)。マイケル・ヴァン・ヴァルケンバーグ・アソシエーツ(MVVA)ニューヨークオフィス、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻助教の職を経て、2015年株式会社フォルクを設立。地域文化の継承と発祥をテーマに様々な地域でランドスケープデザインと地域づくりのプロジェクトに取り組むとともに、慶應義塾大学、芝浦工業大学、千葉大学、東京大学、日本女子大学、早稲田大学で非常勤講師を務める。登録ランドスケープアーキテクト(RLA)。
石川 由佳子
一般社団法人 for Cities 共同代表理事
一般社団法人ソーシャルグリーンデザイン協会 理事
アーバン・エクスペリエンス・デザイナー
「自分たちの手で、都市を使いこなす」ことをモットーに、様々な人生背景を持った人たちと共に、市民参加型の都市介入活動を行う。株式会社ベネッセコーポレーション、株式会社ロフトワークを経て独立、一般社団法人for Citiesを立ち上げ。「都市体験の編集」をテーマに、場のデザインプロジェクトを、渋谷、池袋、アムステルダムなど複数都市で手がける。学びの場づくりをテーマに、アーバニストのための学びの場「Urbanist School」、子供たちを対象にした都市探求のワークショップ「City Exploration」を実施。最近では、渋谷区のササハタハツプロジェクトにて街路樹のオンラインデータマップ化を目指す「Dear Tree Project」を立ち上げ、都市のみどりづくりにも携わる。
小松 正幸
株式会社ユニマットリック 代表取締役社長
一般社団法人ソーシャルグリーンデザイン協会 代表理事
ユニマットリック代表、一般社団法人ソーシャルグリーンデザイン協会代表理事、NPO法人ガーデンを考える会理事、NPO法人渋谷・青山景観整備機構理事。「豊かな生活空間の創出」のために、エクステリア・ガーデンにおける課題解決を目指している。
プログラム
14:00– 14:20 | 配信開始 ご挨拶&今回のRIK SQUARE!のテーマについて 株式会社ユニマットリック 代表取締役社長 小松 正幸 株式会社フォルク 代表取締役社長 三島 由樹 一般社団法人 for Cities 共同代表理事 石川 由佳子 |
14:20– 15:20 | 基調講演 - 社会を醸成する、関係性のデザインを考える - 社会福祉法人愛川舜寿会 理事長 馬場 拓也 氏 建築家 t e c o主宰 金野 千恵 氏 |
15:20– 15:30 | 休憩 ※RIKのニュース&トピックスをご紹介 |
15:30– 16:20 | トークセッション 馬場 拓也 氏×金野 千恵 氏×三島 由樹×石川 由佳子×小松 正幸 |
16:20– 16:50 | 投稿された質問への回答 ※当日はオンライン質問システム「slido」を利用し、スマホやPCから匿名(記名)でお手軽に質問や感想を投稿していただけます。なお、質問への回答は時間に限りがありすべてお答えできませんので、あらかじめご了承くださいませ。 |
16:50– 17:00 | まとめ(小松、三島、石川) |
17:00 | 終了 |
開催概要
開催日時 | 2023年10月11日(水) 14:00~17:00 |
参加費 | 無料 |
方式 | オンライン配信 |
主催 | 株式会社ユニマットリック |
共催 | 一般社団法人ソーシャルグリーンデザイン協会 |
申込方法 | 申込フォームよりお願いします。 |
テキスト: 一般社団法人ソーシャルグリーンデザイン協会