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5/20,21,24,27:石田、三浦登壇!「ジャネット サディク=カーン氏 日本 セミナーツアー」

ついに、来日のニュースが届きました。元ニューヨーク市交通局長、ジャネット・サディク=カーン氏。よく紹介される、ニューヨーク中心部のタイムズスクエアを、プラザ・プログラムを導入し、車道を広場化した事例の行政側の功労者です。

以前にもソトノバで紹介した、Street Fightの出版でも話題になりました。

今月に迫った来日に際し、4つのセミナー(東京3つ、京都1つ)が組まれた、日本セミナーツアーの情報が届きましたので、ご紹介します。

ソトノバからは、共同代表の石田祐也さん、ライターの三浦詩乃さんが5/27@京都に登壇します。この二人は、現在進行中(9月予定)のStreet Fight翻訳本の翻訳者でもあります。

日程、場所、対象者、有料無料、通訳の種類をソトノバで整理して見ましたので、どれに行くか、参考にしてみてください。いずれも人気の会になりそうなので、申込はお早めにした方が良いでしょう。

(申込・問い合わせは主催者にお願いします)


Janette Sadik-Khan Japan Seminar Tour
​ジャネット サディク=カーン氏 日本 セミナーツアー

“If you can change the street, you can change the world”

「街路が変われば、世界が変わる」

こう唱えて、ニューヨーク市の街路ひいては街そのものに変革をもたらしたのがジャネット サディック=カーン氏です。ブルームバーグ市政でニューヨーク市交通局(NYCDOT)の局長を務めた同氏は、在任期間にブロードウェイの歩行者専用化、タイムズスクエアの広場化、シティバイクの導入など、様々な改革を成し遂げてきました。こうして長らく自動車に占拠されていた街路は再び人々の元に返され、以来ニューヨークの街はより一層活力に満ちています。

昨今、日本においても、街路の改善や活用について活発な議論が交わされるようになっています。そこで街路および都市の活性化に精通した同氏を日本にお迎えし、ニューヨークをはじめ、世界各国の事例を織り交ぜながら、街路における変革手法について考える、一連のセミナーツアーを開催いたします。

本セミナーツアーは、以下団体の協力のもと開催されます。

オーガナイザー: NPO法人大丸有エリアマネジメント協会
一般財団法人森記念財団
公益財団法人国際交通安全学会
株式会社学芸出版社
サポーター:国土交通省 都市局 街路交通施設課

List of Seminars セミナー 一覧

5/20@東京:地方公共団体職員向け(無料・通訳有)
『街路からの都市の変革』
~マチミチ会議特別編 ジャネット・サディク=カーン氏来日記念講演会~集まれまちづくり担当者!NYに学ぼう街路からの都市の変革

世界中の多くの都市で、街路空間を車中心から“人間中心”の空間へと再構築し、沿道空間と一体となって、人々が集い、憩い、多様な活動を繰り広げられる場へと改変していく取組が進められています。これらの取組は都市に活力とイノベーションをもたらし、持続可能かつ高い国際競争力の実現につながっています。中でも、ニューヨーク、タイムズスクエアを大胆にパブリックスペースに作り変えた取組は、世界で最も著名な成功事例のひとつと言われています。

国土交通省では、このような街路空間の再構築・利活用に向けた取組を全国に広げることを目的に、3月13日に全国街路空間再構築利活用推進会議(愛称:マチミチ会議)を立ち上げたところです。

今回、ニューヨークの都市の変革の立役者である、元NY市交通局長ジャネット・サディク=カーン氏の初来日の機会を捉え、マチミチ会議の特別編として講演会を開催します。ジャネット氏の講演を通じて、新たなまちづくりを全国に展開していくことを目指します。

名称:~マチミチ会議特別編
ジャネット・サディク=カーン氏来日記念講演会~
集まれまちづくり担当者!NYに学ぼう街路からの都市の変革
日時:2019年5月20日(月)14時00分~16時00分(開場13時30分)
場所:三田共用会議所 講堂(東京都港区三田2-1-8)
対象:地方公共団体職員等
内容:1)サディク=カーン氏による基調講演
2)トークセッション
※すべて通訳付き
申込:(地方公共団体職員等の方)
別紙申込用紙または以下申込フォームにより申込みをお願いします。
〆切:5月10日、定員350名、先着順

5/21@東京:一般向け(有料・同時通訳)
ICF2019 都市戦略セッション プレセミナー『Streetfight:街路が変われば、世界が変わる』

日時:2019/05/21(火) 15:00 ~ 17:00
場所:六本木アカデミーヒルズ オーディトリアム(Auditorium)
(東京都 港区六本木 6丁目10番1号 六本木ヒルズ森タワー 49F)
主催:一般財団法人森記念財団 都市戦略研究所
参加費:3000円
※英語での講演(同時通訳あり)

タイムテーブル

14:30※会場・受付開始
15:00~15:05開会あいさつ
15:05~16:05講演:ニューヨークおよび他都市の街路活性化について
16:05~17:00パネルディスカッション

5/24@東京:都市計画/交通計画研究者・実務者、学生向け(無料・同時通訳)
『芸術文化都市を支える街路空間と都市交通 ニューヨーク市交通局による都市再生から学ぶ』

未来の都市のあり方を考えるにあたり、都市はサステナブルであるだけでなくクリエイティブでもあるべきである。文化的かつ創造的な機能・活動の集積の重要性は大きい。それらから派生する交通需要の受け皿として、あるいはそれらの活動を誘引・誘導する仕掛けとしての都市交通の、これまでの、そしてこれからの役割を明らかにすることの意義は大きい。

例えばニューヨーク、ロンドンでは、オリンピック構想を機に、市交通局が上述の文化的・創造的観点をふまえた公共交通及び公共空間の再生を狙い、都市再生を先導するというパラダイムシフトが起きた。本シンポジウムでは、タイムズスクエアの歩行者空間化や400マイルにも及ぶ自転車レーンの敷設延長Citi Bikeプロジェクトなど多数のプロジェクトを手がけ、ニューヨーク市における公共空間の創成に改革をおこした前ニューヨーク市交通局局長サディクカーン氏(現NACTO理事)をお招きし、「芸術文化都市」をテーマに議論する。

日時:2019年5月24日(金)15:00~17:00
場所:東京大学 情報学環 福武ホール 地下2F ラーニングシアター
※会場レイアウトの都合上、途中入場/退場はご遠慮ください。
https://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access/
言語:英語/日本語(同時通訳有)
定員:150名
(申し込み期限:2019年5月17日
※定員に達し次第、締め切ります。)
対象:都市計画/交通計画研究者・実務者、学生
費用:無料
主催者:公益財団法人国際交通安全学会 1904Bプロジェクト
共催者:東京大学 都市デザイン研究室
申込み:下記よりお申込みください。(申込期限:2019年5月17日)
http://www.iatss.or.jp/ja/entry_event
参加証は発行しませんので、直接会場にお越しください。
定員を超えて入場いただけない場合は、ご連絡いたします。
問合せ先 (公財)国際交通安全学会(担当:今泉) Tel.03-3273-7884
東京大学 都市デザイン研究室 (担当:中島) Tel.03-5841-6224

プログラム

15:00-15:05 開会挨拶
中村文彦氏(横浜国立大学 教授)
15:05-15:15 導入プレゼンテーション
中島直人氏(東京大学 准教授)
15:15-16:05基調講演「(仮)ニューヨーク市交通局による都市再生」
Janette Sadik-Khan氏
(Principal, Bloomberg Associates Chair,
National Association of City Transportation Officials Former Commissioner,
NYC Department of Transportation)
16:05-16:55パネルディスカッション
「(仮) 芸術文化都市を支える街路空間と都市交通」
16:05-16:15問題提起 中村文彦氏
16:15-16:45 ディスカッション
Janette Sadik-Khan氏
中村文彦氏
土井健司氏(大阪大学 教授)
吉田長裕氏 (大阪市立大学 准教授)
三浦詩乃氏(横浜国立大学 助教)
16:55-17:00 総括・閉会挨拶

5/27@京都:一般向け(有料・逐次通訳)
『Streetfight−「ストリートからの都市改革」と日本の街路空間の未来』

自動車優先で活気のなかったニューヨークの街路を再生した、元ニューヨーク市交通局長ジャネット・サディク=カーン氏。ジャネット氏は、ジェイン・ジェイコブズのように街路における人々の活動を常に重視する一方で、類を見ない数の街路プロジェクトを完遂させたその推進力からロバート・モーゼスのようだとも捉えられる稀有な人物です。彼女の著書『Streetfight』は2016年にアメリカで発行され、都市計画関係者の必読書として話題になりました。

この『Streetfight』の若手研究者による邦訳が、学芸出版社から発行予定です。
それに先立ち、このたび原著者であるジャネット氏が来日し、講演を行います。

ジャネット氏からは、ニューヨーク市交通局長として、また退局後の取り組みについてご講演いただき、ご自身の街路に対する思想を語っていただきます。
さらに、『Streetfight』翻訳者とのパネルディスカッションおよび会場との議論を通して、その思想を読み解きながら、京都や日本の街路空間の未来を考えます。
奮ってご参加下さい。

日時:2019年5月27日(月)18:30~20:30(その後懇親会あり)
場所:学芸出版社ビル3階 “タイルギャラリー京都”
言語:英語/日本語(逐次通訳)
定員:50名程度(先着順)
対象:一般より公募
費用:お一人様2,000円
※懇親会は会場にて、当日実費精算
主催者:株式会社学芸出版社

登壇者プロフィール

ジャネット・サディク=カーン(Janette Sadik-Khan)
ニューヨーク市交通局・元局長(2007~2013年)。マイケル・ブルームバーグ市長のもとで、ニューヨーク市の街路の再生を主導した。 現在、ブルームバーグ・アソシエイツの代表、およびNACTO(米国都市交通担当官協議会)の議長として、世界中の都市にアドバイスをしている。 著書に『Streetfight: Handbook for an Urban Revolution』(2016)。
Former commissioner of New York City Department of Transportation. From 2007~2013, under Mayor Michael Bloomberg, she lead the revitalization of the city’s streets. She currently advises cities all over the world as a principal at Bloomberg Associates, and also is a Chair of NACTO (National Association of Transportation Officials).
『Streetfight』日本語版 翻訳チーム(ストリートライフ研究会)
石田祐也(株式会社ヌーブ/一般社団法人ソトノバ共同代表理事)
関谷進吾(プレイス・ソリューションズ・グループ合同会社代表)
三浦詩乃(横浜国立大学助教)

参考:元ニューヨーク市交通局長・ジャネット・サディク=カーン氏来日に備える予習まとめ

ソトノバ編集長の泉山が、予習まとめをnoteにまとめていますので、こちらも参考にご覧ください。

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