プレイスメイキングによるまちの将来ビジョン策定|岡谷まちなか空間活用のススメ
一般社団法人ソトノバでは、プロジェクトを通して、全国各地のパブリックスペースを取り巻く計画立案、プロセス構築、地域伴走など、多様な支援を行っています。
本記事は、2025年度より携わった「岡谷まちなか空間活用のススメ」について紹介します。
Cover Photo by Guchokipers Co., Ltd.
プロジェクト紹介
長野県岡谷市では、公民連携により、岡谷駅前エリアを中心としたパブリックスペースの新しい使い方を探るため、「岡谷まちなか空間活用のススメ」を策定しました。ソトノバは、市民参加のプロセス設計からワークショップ運営、パブリックスペース評価、そしてプレイスビジョンに相当する「岡谷まちなか空間活用のススメ」の作成まで、プロジェクト全体を伴走しました。
岡谷駅周辺には、ララオカヤ跡地及び岡谷駅北口、童画館通り、中央通り、蚕糸公園、市役所前広場など、まちの顔となる貴重なパブリックスペースが点在しています。これらの空間には、日常のひとコマから新しい挑戦まで、多様な活動が生まれる可能性があります。一方で、市民の声からは、空間の使い方が限定的であったり、挑戦を受け止める仕組みが不足していたりと、活用に向けた課題も見えてきました。
本プロジェクトでは、市民・事業者・学生・行政が一緒にまちを歩き、5つの対象地を評価しながら、空間の魅力や課題、未来の姿を議論しました。ワークショップ、アンケート、ヒアリングを通じて、市民の「やってみたい」を丁寧に拾い上げ、パブリックスペースの価値を言語化する「岡谷まちなか空間活用のススメ」の作成を支援しました。
ワークショップでまち歩きする参加者
ビジョンとして掲げたのは、「ひとりひとりの好奇心が寄り合い、あなたのやってみたいが叶えられるまちへ」 という言葉。パブリックスペースをただ整備するのではなく、人の営みが根づき、挑戦が自然に生まれる場所へと育てていく姿勢を示しています。
さらに、5つの対象地ごとに将来イメージや活用方針、アクションプログラムを整理し、パブリックスペースを使いながら育てていくための具体的なステップを描きました。また、行政・まち会社・商工業・住民・教育機関・外部サポーターが対等に意見交換できる「パブリックスペースプラットフォーム(仮称)」の構築も提案し、持続的な公民連携の仕組みづくりも整理しました。
ソトノバの役割・工夫
「岡谷まちなか空間活用のススメ」は、プレイスメイキングのスキームの一環として、場所・関係者の特定からビジョン策定まで一貫した取り組みを支援しました。
今回、プレイスビジョンとは言わず、「岡谷まちなか空間活用のススメ」とした意図としては、決まったものではなく、市民の挑戦を後押しするためのスタートラインとなることを強調しました。これをきっかけに多様な主体がパブリックスペースを使い、育て、まちの未来をつくる取り組みが、この冊子を起点に広がっていくことを期待しています。
▶岡谷まちなか空間活用のススメ(外部リンク)
▶プレイスビジョンワークショップ(外部リンク)
ワークショップにてまちの将来像を議論した後の記念写真
業務概要
| 実施年度 | 2025年度 |
| 所在地 | 長野県岡谷市本町1丁目1 他 |
| 発注者 | 岡谷市(元請:株式会社オオバ) |
| 受託者 | 一般社団法人ソトノバ |
| 業務名称 | 岡谷駅周辺まちの将来ビジョン等策定支援業務 |
| 業務内容 | ワークショップ、関係者ヒアリング、ビジョン作成等 |
| 担当者 | 石田祐也、荒井詩穂那、小原拓磨、岩宗勇希、板東ゆかり |
All Photos by Sotonoba
- この記事を書いた人 sotonoba.place
