パブリックスペース用語集:「マルシェ」

【マルシェ:marche】

フランス語で「市場」を意味し、語源は英語のmarketと同じである。近年、日本における「市」、マーケットを指す目的で多用されている。

この理由については、2009年に農林水産省の「マルシェ・ジャポン・プロジェクト」(地産地消・産直緊急推進事業のうち仮設型直売システム普及事業)が一因であると考えられる。

一年で終わった事業ではあったが、国連大学ファーマーズマーケットヒルズマルシェ恵比寿マルシェ等、現在も定期開催されるマーケットはこの事業をきっかけに発足したものであり、日本における現代版マーケットの発端とも言える。

その際、発足した複数のマーケットが「~マルシェ」と名乗ったこと、また事業終了後も「マルシェ・ジャポン」が事務局として継続した事によりマルシェという言葉が定着したと考えられる。

主に産直品、オーガニック食品を扱うマーケットに使われることが多いが、主催者側の意図として質の高さ、おしゃれな雰囲気を伝える意図を持って使われることもある。

参考:マーケット

Text:鈴木美央(慶応義塾大学大学院博士過程/(一社)パブリック・プレイス・パートナーズ)