アメリカでタクティカル・アーバニズムが議論された日:Tactical Urbanism Salon 2011(その3:議論編)

「アメリカでタクティカル・アーバニズムが議論された日:Tactical Urbanism Salon 2011(その1:プレゼン編)」「アメリカでタクティカル・アーバニズムが議論された日:Tactical Urbanism Salon 2011(その2:PechaKucha編)」に引き続き、2011年10月15日にニューヨークにて開催された「タクティカル・アーバニズム・サロン」についてレポートします。

「タクティカル・アーバニズム・サロン」では、8名のタクティカル・アーバニストによるプレゼンテーションのうち、“Tactical vs. DIY Urbanism”というテーマのもと、パネルディスカッションが行われました。
最終回の今回は、パネルディスカッションの記録を翻訳し、その模様をお伝えしたいと思います。

パネリストは、

Mike Lydon (The Street Plans Collaborative)
Aurash Khawarzad (DoTank:Brooklyn, Project for Public Spaces)
Tony Garcia (The Street Plans Collaborative)
Chiara Camponeschi (Enabling City)
Quillian Riano (DSGN AGNC)
June Williamson (The City College of New York, CUNY)

の6名です。

郊外におけるタクティカル・アーバニズム

Mike Lydon(ML):ニューヨークは、アメリカにおけるアーバン・タクティカル・イノベーションの中心であるように見えますが、そのほかの都市はニューヨークの事例から何が学べるでしょうか。

Quillian Riano(QR):ニューヨークには、他の都市と比較して、とりわけ多くのエネルギーがあるので、エリート層を惹きつけます。しかしながら、現在、こういった動きが、ニューヨークに限らず、それ以外の場所でも起こっているということは無視できません。これらのタクティカルアクションの多くは、我々公務員にとって「恥」のようなものです。しかしながら、私たちは今、それを通じて学んでいるのです。

June Williamson(JW):検討すべき点のひとつは、トップダウンによるリーダーシップです。ニューヨークを、アメリカで最もめちゃくちゃなガバナンス構造をもつ地域と比較してみてください。ニューヨークの都市構造はトップダウンです。ここで起きているイノベーションも、トップダウンモデルであるから実現できたとある程度は言うことができるでしょう。

Tony Garcia(TG):郊外でタクティカル・アーバニズムが始まらないのはなぜでしょう。ニューヨークやサンフランシスコといった地域でのアーバニズムは、郊外におけるタクティカル・アーバニズムにも適していると思います。しかしながら、ニューヨークやサンフランシスコ(のアーバニズム)は、タクティカル・アーバニズムに関連したプロジェクトに場所を提供しがちであり、タクティカル・アーバニズム側も、都市を0から計画していく必要があるエリアよりも、すでに注目されている都会的なエリアを選ぼうとしています。

JW:それでは、郊外でタクティカル・アーバニズムが行われていないという状況を解決するためにはどうしたらいいでしょうか。郊外では、民間(個人・企業)やデベロッパーが多くの土地を所有しているため、彼らとより強い関係を築く必要があります。

QR:私たちは政治のために―具体的には、行政の仕事の遅さに対抗するために―タクティカル・アーバニズムをやっています。また、ニューヨークでは力を持っている人でも、郊外においては有権者の支持を集める力を持っていない。アメリカでは、我々自身の民主的なプロセスが、イノベーションの邪魔をし始めているのです。

Chiara Camponeschi(CC):(郊外における)カオスな状況のポジティブな側面として、新しい、革新的な思考を生み出すことができるということがあげられます。郊外では、多くの時間と労力が、そういったカオスを取り除くこと、そしてより静かなコミュニティをつくることに費やされている。私たちは、住環境を本当に大事にしている人たちのためのネットワークをどのようにして構築できるでしょうか。混沌さは、プラスのかたちで利用することができますし、私たちはそのようなある種予測不可能な状況を、心地よいと感じるくらいでいないといけません。

タクティカル・アーバニズムの「見える化」

Aurash Khawarzad(AK):国を取り巻く職業・雇用の状況は、行動が地域計画にどのように影響を与えるかを示す大きな例です。そのようなムーブメントをどのようにサポートすることができるかということについて、少し議論したいと思います。さしあたってお伺いしたいのが、タクティカル・アーバニズムにかかわる人々の経験を生み出すために、我々は国民、つまり非常に幅広い人々と協同しなければならないということです。たくさんの人々がタクティカル・アーバニズムを「会得」し、その価値を理解しています。 しかし、懐疑的な人々が多いのも事実です。どのようにして、そのような人たちに理解を求めていますか。

TG:タクティカル・アーバニズムの価値をすべての人々に理解してもらおうとする必要はありません。そういう人たちもいるということを理解したうえでプロジェクトをする。懐疑的な人たちも、実際に(タクティカル・アーバニズムを)目の当たりにすることで、その意味を理解するでしょう。そういった人々に許可を得ようとするのではなく、説得するための行動をし、結果を出すことが重要です。

CC:そういった「なるほど!」と思う瞬間を作ることに価値があるのです。行動に続いて、対話をする。不信感と伝統的秩序のギャップを埋め、参加することのできるさまざまな方法を示す。芸術を通じたアプローチは、(人々の)かかわり方について考える、そして従来のかかわり方の様式を問い直す新たな機会を創造します。言い換えるなら、そのようなアプローチは、人々の創造性が重要であるということを、彼ら自身が理解するのを助けることができるのです。

QR:今日、デザイナーは多くの点において政治家であるといえます。タクティカル・アーバニズムは、ニュー・アーバニズム、そしてランドスケープ・アーバニズムに代わるものでありますが、どちらにおいても少し重なり合っているといえます。例えば、ランドスケープ・アーバニズムが模範として挙げたのはFrederick Law Olmsted、そして彼が設計したエメラルド・ネックレスです。Olmstedはグラウンドアップ・ムーブメントを起こしました。デザインは、政治的、経済的、社会的なアジェンダや選挙区と一致していた。実際、Chris Reedは、彼が選挙区を作っているローウェルでそれをやっている。100パーセント満足しているものは誰もいないが、彼らが反対しない限り、これらのプロジェクトは進めることができるのです。

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エメラルド・ネックレス(Emerald Necklace)。ボストン・パブリック・ガーデンにある、Frederick Law Olmstedが設計した公園(出典:https://www.emeraldnecklace.org/park-overview/

JW:見える化をすることで、ものすごい力を得ることができます。多くの人々にとって、どのような変化が起こるかを想像するのは面倒なことで、予備プロジェクトでさえ代替使用を見せている。つまり、物理的に「みせる」ことが重要なのです。そういった意味でも、郊外における介入の前後のイメージを見せることは非常に有益です。

TG:郊外におけるタクティカルな介入は、都市とは規模が異なるため、より厳しいものになります。ショッピングモールの改装はますます難しく、タクティカルの域を出ている。見える化には利点があるのです。

ML:タクティカル・アーバニズムが魅力的であり、そしてそれがゲリラ・タクティクスと異なるのは、大きなプロジェクトからブロックレベルでの活動まで、大小さまざまなスケールに調整することができる点です。実際、BMW Guggenheim Lab のように、企業がポップアップ・アーバニズムに参加し始めています。

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BMW Guggenheim Lab。BMWによる都市生活を専門にする「移動式研究所(mobile laboratory)」。都市生活についての先進的なアイディアやプロジェクトの創造を目指し、2011年から2014年にかけて、ニューヨーク、ベルリン、ムンバイを旅した。写真はムンバイでのLabの様子(出典:http://www.bmwguggenheimlab.org/what-is-the-lab/architecture

市民、コミュニティの参画

Panelists: ボトムアップからトップダウンという連続体についてコメントしていただくことはできますか。

CC:まさにそうすることで短期的な行動から長期的な制度改革に移行することができるのです。私は、その2つの世界が出会い、参加者の周囲で対話を作り出すときが、タクティカル・アーバニズムが最も効果的に機能すると考えている。市民は自分たちの価値観を表明し、共同デザインを推し進め、資金へのアクセスを民主化する政策を可能にする必要があります。我々は、ガバナンスモデルにさらなる柔軟性を要求することができます。結局のところ、それを推し進めるのは我々に任されているのです。

JW:これをパブリックスペース業界における政治として考えてみましょう。その空間とは何であり、それは誰のものなのか。ニューヨークにはパブリックスペース、POPS(公開空地)、ショッピングセンターなどにおける事実上のパブリックスペースがあります。郊外では、部分的パブリックスペースに代表されるような、アイディアを実現できるレバー(=きっかけ、空間)がたくさんある。たとえそれが代用のデザインであっても、ショッピングセンターにストリートスケープのアイコンとして置いてしまえば、買い物にくる「消費者」としてではなく、「市民」として、人々を呼ぶことができる。このように、私たちは、境界線のあいまいなところを動いているので、民間企業を議論に巻き込む必要があるのです。

QR:タクティクスは、私たちが達成しようとしているより大きな目標があることを意味します。民主的な社会では、私たちのタクティクスは何かにつながるはずであり、それについて議論する必要がある。社会における総勢である政府は、アジェンダを設定するのを助けるでしょう。人々が四六時中POPSを使えたということもあり、「ウォール街を選挙せよ(Occupy Wall Street)」の運動は肯定的に捉えられています。政府は、パブリックパークであっても、真夜中には公園を閉めることを許可していますが、プライベートスペースはそれに応えようとはしないのです。

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「ウォール街を選挙せよ(Occupy Wall Street)」。2011年9月17日、マンハッタン・ウォール街ではじまった運動。“We are the 99%”をスローガンに、上位1パーセント(The top 1%)の富裕層がアメリカの資産を独占しているという経済格差の解消を訴えた(出典:http://occupywallst.org/archive/Sep-2011/

JW:しかし、もし公的資金が投入されているのならば、プライベートスペースもそれなりにやっているのでは。

QR:それは契約によるでしょう。けれども、タクティカル・アーバニズムの最終目標は何でしょうか。

TG:政府は、人々がどのようにパブリックスペースを利用するかについて、十分なスピードで対応しない。そこにはタイムラグがある。政府は、人々の行動に追いつく必要がある…。少なくとも“re: public space”となる程度には。

CC:私が“Enabling City”を書くきっかけとなったのは、市民と消費者の境界線が曖昧であるということです。「(みんなのために)ストリートを『購入』することができる」という考えは、世の中に存在する他の問題と比較しても大きな問題であるといえます。「ウォール街を選挙せよ(Occupy Wall Street)」は、私たちが「購入」という方法以外にも、(街に)参画することができることを証明しました。商業活動は、多くの人々を巻き込むことができます。「参画の私有化」について問題提起をすることは重要です。

JW:メリーランド州・シルバースプリングにあるショッピングセンターについて、ずっと考えていました。公的資金を受けてできたプライベートデベロップメントであるこの場所で事件が起きました。ある人が、ショッピングモールの警察官に写真を撮ることを規制されたのです。これがFlickerで炎上し、結果として、土地の民間所有者が、パブリックスペースでの個人利用者による活動を妨害しないよう、地方自治体が規制するようプレッシャーをかけることとなりました。

AK:DO:Tankによるコミュニティプロジェクトは、コミュニティを手助けすることを目的としています。しかしながら、同時に、人々がどれほど地域に参加していないか、そして実際はどれだけ参加することができるかを理解するようショックを与えることも意図しています。しかしながら、私たちがいま問わなくてはならないのは、なぜ市民がこんなにも排除されているシステムが生まれ、存在しているのかということです。我々がどのように都市を開発し、どのように都市と「交流する」かについての根本的な価値体系を、タクティカル・アーバニズムは変えることができるのでしょうか。

QR:今まさに、それを問う絶好のタイミングであると思います。アメリカでは、多くの人々が権威への恐れ、疑問などを持っています。タクティカル・アーバニズムは、「ティーパーティー運動」に代わってアメリカを立て直すベストな解決策です。私たちはどのようにしたらひとつになり、街のあるべき姿についてともに考え、創造していくことができるのでしょうか。

CC:商業的な競争力の欲求は、私たちが都市を集団的にどのように構成したいか考えるのを妨げます。なぜなら、個人主義や消費者主義に重点を置くことは、孤立を生むからです。タクティカル・アーバニズムは、そういった考えをもつ人々をあっと言わせ、これまでとは違う価値観が生まれるためのディスカッションを生み出すのではないかと思います。

TG:都市開発における価値体系は何でしょうか。今は大規模開発の時代です。不動産開発は、これまでにないくらい難しくなってきている。インクリメンタル型の開発モデルは、我々が愛する都市構造を実現しました。私たちは、タクティカル・デベロップメント・モデルに回帰する必要があります。これは“Econ Projects”にもあてはまります。ルールを簡素化し、小規模な開発をする。それは私たちがつくりたいと考える都市のスケールです。

JW:リスクを分散させることで、すべてがメガサイズではなくなるという反論がここで生まれます。また、私が問いたいもうひとつのことは、いま職場にジェネレーションギャップが存在しているのではないかということです。ベビーブーム世代はいま「シニア津波(高齢化や団塊の世代の定年、またそれらに伴う社会保障制度をはじめとした経済への影響を指す。「シルバー津波(silver tsunami)」とも呼ばれる)」の段階に入り、人口における中間層の割合が減ってきている。社会経済への不安もあり、ご近所での「助け合い」という文化はなくなってきています。

TG: そこには明らかにデジタル・ディバイドが存在しているでしょう。仕事において、「デジタル・ネイティブ(子どもの頃からインターネットやパソコン、携帯電話がある環境があり、それらに慣れ親しんで育った世代)」は、目に見えてわかる結果がすぐに出ることを期待する。一方で、親世代は仕事の成り行きや結果をじっくり待とうとする傾向がある。つまり、テクノロジーは、私たちがやろうとする方法を変えているのです。

CC:それは単なるスピードの問題ではなく、Web 2.0の価値、透明性、開示性―それらは、私たちが民主的なプロセスの中で見たいと思っている価値でもあります。現在、政府への信頼は衰えている一方で、信仰や他の価値観に対する愛着が高まってきているのかもしれません。デジタルプラットフォーム―「ウォール街を選挙せよ(Occupy Wall Street)」のようなムーブメント―は、巨大なインフラがないにもかかわらず、人々を惹きつけているのです。

QR:オバマが大統領選に立候補していたとき、すでに人々はベビーブーム世代のもつ価値観から離れていたように思います。私たちは多くの無意味なものに囲まれて生きてきているし、Web 2.0にさえもう飽きてきている。人々は、コカ・コーラのFacebook展開について考える以上に、これらの無意味にみえるものごとが、実際どんな意味を持ち、どんな役割を果たしているかを考える必要があります。

タクティカル・アーバニズムの「失敗」とは

Audience:人々が政府の決定を待たずに行動しようとするとき、それは失敗してしまう可能性が大いにあるように思えます。そういった、失敗してしまったタクティカル・アーバニスト・モーメントや、それが意味することについて、どなたかお話いただけますか?

QR:ちょうどコミュニティ・デザイン・センターと対立していたとき、そうなってしまった経験があります。それは今では“Fail Now Fail Often(いま、たくさん失敗せよ)”と呼ばれています。ここで、私たちがもつ都市に対する責任という問題を提起させてください。もしソフトウェアの起動がうまくいかなかったとしても、誰も気が付かないでしょう。けれども、もし都市でそういったことが起こった場合、それはその都市の住民に実際に害を及ぼす可能性があります。私は、自分のプロジェクトが失敗することを恐れてはいません。プロジェクトはオープンで柔軟なものでありたい。失敗はゲームであると考えています。

CC:スローガンは、“Try again, fail again, fail better(またやって、また失敗すればいい。前より上手に失敗すればいい)”。そこには、より大きな実験を可能にするタクティカル・アーバニズムの姿勢があります。何かが機能していないとき、タクティカル・アーバニズムは、より多様な視野を広げる機会を提供します。

TG:失敗を測定する指標は何ですか。これは重要な質問だと思うのですが。

AK:ここでタクティカル・アーバニズムによる介入について学んでいきたいと思います。タクティカル・アーバニズムにおいては、失敗も正しい方法もありません。すすんで汗を流し、時間をかけて学ぶ。そして、失敗が何であるかを理解するための一連の原理・原則をみつけてください。

Audience:(上記の失敗の話を踏まえ)私たちはまず失敗に対する懸念を取り除く必要があるでしょう。行政と、意見を持った市民が隔てられている状況はばかげています。ここで話されている失敗とは、(市民の意見も反映されず)街が当初の設計図通りにデザインされていくことではないでしょうか。

Audience:本当にゲートキーパーは必要なのでしょうか。承認を得なかったことで停止してしまったタクティカル・アーバニズムのプロジェクトの例はありますか。

ML:“Yarn bombing(毛糸を用いてまちなかにあるものを装飾するグラフィティ)”の再来―長期的なビジョン、目標は何でしょうか。それはひとつだけでしょうか。すべての介入において、そういったビジョンや目標が伴っている必要があるのでしょうか。DIYとタクティカル・アーバニズムの最大の違いはその規模です。DIYは小規模であり、タクティカル・アーバニズムは大規模です。

AK:ゲートキーパーとの関係の構築は、アクティビストによる初期介入をコミュニティに根付かされるために重要です。人々が、実際にあなたが何をやっているか理解できるよう、彼らを関わり続けさせることは重要です。そして、どのようにしてメッセージを発信するか理解している人々と働く必要があります。イメージは重要な要素です。単にイメージすることもできないし、単に介入することもできない。プロジェクトを意図したもの以上のものにする力を持っている人々にリーチするためには、これらすべてを持っている必要がある。どれだけ多くのゲートキーパーが実際にあなたと協同したいと思っているか知ったら驚くでしょう。

これからのタクティカル・アーバニズム

Audience:私たちがムーブメントとして行っていることを評価する方法、もしくはそのムーブメントについて成文化されたものはありますか?

AK:そのひとつとして、今取り掛かっている “Tactical Urbanism Report”があります。ほかにも、Dan Latorre (Project for Public Spaces)は、世界中の人々の失敗談や成功談といった経験を共有することができるよう、 Wiki を作ることを提案しています。

QR:基準については不安ですが、ストーリー、物語は重要です。我々には、伝統的に建築が持っているもの、つまり「批判」が必要です。単なる形式以上のことを議論する必要があります。Michael Kimmelman(The New York Times)は、その動きを広げようとしています。そういったクリティカルな話にもっと焦点をあてるべきです。

CC:より多くの参加型調査ツールが使用され始めているように、そういったことを追跡しようとするさまざまな取り組みが見られます。結局のところ、それは基準と専門知識の対話と結びついています。そして今日、量的データを欠いた政策決定やそれに関連した議論は評価されないという厳しい現実があります。私たちは、代わりとなる物語を理解する必要があります。つまり、そこには、私たちがどう変化を測定することができるかということについて話し合うという、やりがいのある素晴らしい機会が存在しているのです。どのようにエンパワーメントを評価しますか。そもそもそれは可能なのでしょうか。

JW:改めて、戦術とは何かということを明確にする必要があるでしょう。我々は戦術的目標を議論しているのか、それとも、戦術が何かということについて、みな当然のことのように同意していると考えているのか。(タクティカル・アーバニズムの)アクションがより大きな影響を与え始めているいま、その評価に関する議論は重要だといえます。

3回にわたってお伝えした「タクティカル・アーバニズム・サロン」、いかがでしたか?
開催から6年以上経った今、アメリカはどのように変わってきているでしょうか?

今後もソトノバでは海外での取り組みを積極的に発信していきたいと思います!

【Tactical Urbanism Salon】

 

日時: 2011年10月15日(土)
会場: ニューヨーク・ロングアイランドシティ
パネリスト: Mike Lydon(The Street Plans Collaborative)
Aurash Khawarzad(DoTank:Brooklyn, Project for Public Spaces)
Tony Garcia(The Street Plans Collaborative)
Chiara Camponeschi(Enabling City)
Quillian Riano(DSGN AGNC)
June Williamson(The City College of New York, CUNY)

 

参考URL:
BMW Guggenheim Lab(http://www.bmwguggenheimlab.org/
Emerald Necklace Conservancy(https://www.emeraldnecklace.org/
Occupy Wall Street(http://occupywallst.org/

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鈴木 あい

鈴木 あい

University College London (UCL), Department of Security and Crime Science 博士課程在学中。Cardiff University修士課程修了。専門は、犯罪学(criminology)、犯罪科学(crime science)。関心分野は、交番制度をはじめとした日本における安全安心まちづくり。