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道路活用はどこまできたか?|「道路空間の現在地」ソトノバTABLE#27レポート

ソトノバでこれまでも多く取り上げてきたストリート/道路空間。7月12日、27回目となるソトノバTABLEでは、「ストリートの現在地」と題して、2018年時点でのストリートの今、そしてそこからどう進むかについて最新の議論を交わしました!

主催の「ストリート・ラボ」は、ソトノバ・ラボのワーキンググループの1つで、昨年に続き、今年も9月中旬にストリートを考える1週間となる「ストリートウィーク」を企画しています。
今回のソトノバTABLEは、そのストリート・ラボでの取り組みをふまえた公開ブレストでした。

ストリート・ラボメンバーに加えて、道路空間活用を実践する「TOKYO PLAY」から代表理事の嶋村仁志さんを迎え、ストリートにまつわる実践者と行政、国内と海外といった複数の視点から、濃密なトークが展開されました。
そのレポートをご覧ください!

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BIRD代官山にて、暑い夏の熱いトークが始まります!

いまなぜストリートを考えるのか

日本のストリートの現在地はどこにあるのか。ストリート・ラボ代表の石田祐也さんのイントロからソトノバTABLEがスタートしました。

まず、「ストリート」とはどういうものなのか。
アメリカの交通関係者の組織であるNACTO (National Association of City Transportation Officials)が発行するストリートデザインガイドの定義を参考にすると、「ロード」という概念が単純に通行の場所とされるのに対して、「ストリート」は次のように捉えられているそうです。

沿道の建物の地上階も含めてストリートである。ストリートには多様な活動が存在している。アクティビティに寄与する沿道の建物や公共空間も絡みあって存在している。

今回のソトノバTABLEでは、この考え方にのっとり、ストリートの可能性をさぐる議論が進んでいきました。

日本でも広場や公園、水辺などの使い方は近年格段に向上しているのに対して、より多くの関係者のしがらみが生じやすいストリートの活用は遅れ気味だといいます。
日本各地で少しずつハード整備や利活用の動きが出てきていますが、ニューヨーク、ロンドン、ベルリン、パリといった世界の大都市では、2000年代から歩行者空間整備の流れが進んでいるということです。

アメリカの研究者ウィリアム・ホワイトが着目した「ストリートライフ」という概念がありますが、日本にも誇れるストリートライフがあると石田さんは言います。
たとえば、下北沢には、活動があふれ出していたる街路や、お店の人とコミュニケーションが取れる路地的な空間があります。

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さまざまな都市の事例を見ながら、ストリートのありようを語るストリート・ラボ代表の石田さん

日本のストリート活用の論点

以上を整理すると、日本のストリートの現在地として次の4つの動きがあるといいます。

 
① 様々な概念やメソッドを(特に米国から)輸入し、整理・構築中
② 日本ならではのストリートの使い方再評価
③ ストリートを使う「実践」
④ ストリートを使っていくための仕組みづくり

つまり、将来のハード整備のための助走段階にある、ということです。
主体として制度・仕組みを「つくる」行政がいて、道路管理者と交通管理者(警察)が存在します。そして、制度・仕組みを「つかう」実践者がいるなかで、それぞれがもやもやとしたものを抱えているのが現在の状況だといいます。

続くプレゼンテーションとトークでは、実践者と管理者の視点から、ストリートの使い方と仕組みについて考えていきます。

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日本にも誇れるストリートがあるなかで、これからの使い方と仕組みをどう考えていくのか、石田さんからの論点整理がありました

ストリートに関する制度とは

続いて、東京大学助教/ソトノバ編集長の泉山塁威さんから、国土交通省へのヒアリングを踏まえてのストリートに関する制度・仕組みの現在地についての解説です。

アメリカでも日本でも、データに基づいた社会実験が増えてきているなか、日本の道路では、制度では突破できないところを「特例」扱いとしているといいます。
たとえば、丸の内では国家戦略特区の認定を受けてエリアマネジメントによるイベントやイステーブルの設置を可能としたり、新虎通りでは都市再生特別措置法に基づく道路占用許可の特例取得で道路内建築物やオープンカフェを入れたり、新宿通りの「SHINJUKU STREET SEATS」は歩行空間創出の社会実験として行ったりしています。

ストリート利用に関しては、警察による「道路使用許可」と、自治体が担当する「道路占用許可」が必要となります。
「道路占用許可」は道路上に物を置くときに、そこに物を置かなければならないという無余地性の原則が求められるのですが、特例があるとこれが緩和されます。
そして、Park(ing) Dayのように路上駐車場のスペースを使う場合は、警察からパーキングメーター等の休止・撤去申請が求められることも、あまり触れられることのないポイントとしてあげられました。

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ストリートに関する制度について解説するソトノバ編集長の泉山さん

ストリート利用の課題はどこにある?

現在、道路占用に関する特例は4つできていて選択肢は増えているのですが、それぞれ担当部署が異なります。国による制度の手引きはできているものの 、それをどう広めていくかというところが課題となっているといいます。

路上にオープンカフェを出すときに、海外では行政がカフェに直接許可するのに対し、日本では商店街やエリアマネジメント組織を経由した形になっていて、地域振興などの名目が求められるという違いがあげられました。
泉山さんによると、その背景には大きく異なる発想が存在するそうです。

(日本の)道路法では道路は「交通のため」を目的としている。でも、海外で道路は誰のためのものなのかと議論すると「人のため」なんです。そこが根本的に違う。

さらに、日本でのその他の課題として、行政の許可が一元管理になっていないこと、道路占用許可の特例ができている一方で道路使用許可の特例ができていないことなども指摘されました。
ストリートの利用例は期間限定のものが多く、日常的な活用のために自立したストリートマネジメントをするには、まだ課題があるようです。
また、泉山さんから次のような問題意識も提起されました。

ストリート利用の意味と価値の議論が専門家の間だけのものになっているため、それを共有していくことが必要

現実には、実践していく中での課題に対して、活動している方の知恵をためながら少しずつ進んでいるという状況があるといいます。
ムーブメントを起こしていくために、ストリートを変えていきたい人が集まって事例を視覚化し、同じような悩みやノウハウを共有するつながりの場があるといい、と提言がありました。

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ストリートの制度と課題について、メモをとりながら聞き入る満員の参加者

TOKYO PLAYのストリート活用の実践!

制度的な現在地と課題が見えたところで、ストリート活用の実践にたずさわる一般社団法人TOKYO PLAYの代表理事・嶋村仁志さんをゲストに迎えて、実践者の目から見たストリート活用を語ってもらいました。

「TOKYO PLAY」は、子どもの遊びのためのアクションを提案している団体で、「とうきょうご近所みちあそびプロジェクト」を手がけています。
遊ぶことをキーワードに、ご近所の道を歩行者天国にして安心して育っていける場づくりを、スポンサーを受けて地道に進めているということです。

活動の例として、三鷹駅前の交差点を使ったり、団地周辺の道路や商店街の買い物道路を使ったりと、さまざまな場所で展開しているそうです。
実施主体も子育てNPOや地域のパパ友と多様になります。
外部の人がイベントをやるのではなく、地域の人がやるということ、日常の延長として楽しむということを大切にしているといいます。

遊んでいる子どもが見える存在になることによって、自宅の近くでやりたいという母親が現れたり、沿道のお花屋さんとのコミュニケーションが生まれたりと、大人の目線にも変化が生まれているそうです。
また、小学校の校長先生が参加したり、通りすがりのおじいさんがのぞきこんできたりと、普段なら会話しない人同士の関わりが生まれているといいます。

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TOKYO PLAYの嶋村さんから、さまざまな場所で地域ごとの「みちあそび」のやり方と、効果を語ってもらいました

実践の中での課題とノウハウ

みちあそびをやろうとすると、警察から「公共性」を問われることもあるそうです。
そこで、町会の青年団と防災訓練をセットにした開催にして、消火栓の水を使って遊ぶことができたというエピソードもありました。

みちあそびを広めるために、「みちあそびガイドブック」の作成や全国パートナー制度の創設、「はじめの一歩講座」の開催、「渋谷どこでも運動場プロジェクト」のような自治体との連携した取り組みを行っているそうです。
「遊戯道路」という、60年代に生まれて現在は有名無実化してしまっている仕組みをもう一度再生できないかということも、TOKYO PLAYで考えているといいます。

外の遊び場に対しては、否定的なコメントもあるそうで、車を停めて道路の一部を長時間閉め切ってバーベキューや鍋パーティーをしている例もあるようですが、嶋村さんはこう考えます。

ご近所にとって何が迷惑なのか、どこまでやってOKなのか、コミュニケーションを分からないまま大人になってしまった人たちが今の時代大量にいる。僕らとしてはコミュニケーションやモラルがなくなってきている中で、(道路を)使わないことで分からくなっていることって多いんじゃないかと思う。使うことでロールモデルとしての大人の姿が見えたり、コミュニケーションの機会が増えるといい。

自治体としての取り組みやバックアップとして、年間を通した許可の一括申請や、特区による道路使用許可の緩和が可能なのかが、実践の立場で気になる点だといいます。
日本では毎回の使用許可に必要な手続きのため、最速の頻度でも2か月に1回の開催となるようですが、イギリスのブリストル市では、週1回3時間までの利用に限って、1年分の申請ができるよう自治体の手続きが簡素化されているそうです。
また、使用料の減免とみちあそび保険などを提案しつつ、嶋村さんはこう語ります。

素人が普通に家の前の道をみんなのために開く、そのための工夫が何かできないか。

姉妹団体の「LONDON PLAY」が活動するイギリスでは、地域主導でみちあそびが広まっているそうです。
数年前は住みたくない町ナンバー3だった地区でも、月に1回2時間のみちあそびが毎週どこかでやっていることで、地域が変わって引っ越してきたくなるまちになったといいます。
ご近所に道をひらくことによって、より強いコミュニティ、文化の変化、能動的な市民、子どもの健康と幸福といったものが生まれるという効果を語ってもらいました。

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実践者として直面するリアルなストリート活用の課題を語る嶋村さん

世界のストリートはどう使われているか

続いて、横浜国立大学助教/ストリート・ラボ所属の三浦詩乃さんから、世界の最新ストリート施策レビューとストリートを変える体制について語ってもらいました。

国際的には90年代からストリートのポテンシャルへの注目が高まり、Livable City(住みやすいまち)が目指される流れがあるそうです。
ハードの質を保つための整備は70年代から進んでいて、そこにプラスとして滞在しやすい場所となるためのサポートや場所を満喫できるプログラムなど、活用が進んできているということです。

世界の各都市の事例として、パリの全域で道路の歩行者空間化とさまざまなモビリティの活用を組み合わせた「Paris Respire」、ロンドンで街路空間に再投資を行う「Healthy Streets」のモデル事業、バルセロナで街区の交通システムを読み替えて広場を創出する「Suprblocks」の実験、ニューヨークで道路の余った空間を人々にひらく「プラザプログラム」などが紹介されました。
システマチックに空間をつくりなおすという動きが出てきているということです。

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横浜国立大学助教/ストリート・ラボの三浦さんは、各国のストリート活用の事例と、それを実現する体制についてポイントを整理しました

欧米の体制から日本でのあり方を考える

EUとしてのまちの方向性は、「ライプツィヒ憲章」にみることができるそうです。
移民の増加で社会経済的に地域格差が出てきたことに対し、ハードでの対策が追い付かないため、個人や民間のアクション支援に目を向けているのだといいます。
ライプツィヒでは都市整備にあわせて、小さいアクションにも補助金がつきます。
その半額以上は民間とセットで出資する仕組みで、個人投資家やBIDなどとアクションしたい人をつなぐ形があるそうです。

アメリカでは民間の組織や、官民をつなぐ専門的な中間組織が活躍しているといいます。
市民のアイデアから行政連携につながり、財源の選択肢がアイデアを出す市民に生かされるというサイクルが存在しているそうです。
また、行政でも都市をまたいでプランナーとエンジニアが連携してベストプラクティスを共有したり、多様な専門人材を巻き込んで実験しながら創発的なビジョンづくりしたりする例もあるということです。

日本でも中間組織に元気が出てくるといい、ストリート・ラボでも議論していきたいと、三浦さんは語ります。そして、

行政ももっといろいろ試してみるといいと思っていて、たとえば道路構造令のデザインを自治体が柔軟に指針を立てられる仕組みがあるんですけれど、自治体の方がどう使えばいいか分かっていないということがあります。そこを一緒に考えるような組織であったりがないといけないだろうと考えています。

という提案がありました。
また、自治体内で専門知識の共有を進める横断的なタスクフォースや、市民に共感を広げるデザイン、財源の選択肢の必要性もあげられました。

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海外の事例から日本でのあり方を考察する三浦さん

クロストーク: 道路と人と制度

各スピーカーからの濃密なプレゼンテーションをふまえて、いよいよクロストークで公開ブレストです!

まず、嶋村さんから提起のあった道路使用許可の特例について、実際に提案したことがあるという泉山さんからの回答がありました。
国家戦略特区の緩和メニューの公募に対して提案したところ、警察庁の回答は現行法で対応できるため問題ない、というものだったそうです。
ただし道路交通法において「道路使用許可の基準」は、「公益上やむを得ないもの」という表現でしかされておらず、この判断をどう捉えるかが、依然焦点になるかもしれません。

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スピーカー4人を囲んでクロストークがスタート! さまざまな側面からストリートについての議論を掘り下げていきます

モデレーターの石田さんから、トークを総括して次のような問いが投げかけられました。

道路をテーマにした話なのですが、結局みんな人の話をしている。今の日本の道路空間の課題を考えるとして、人が変わらなきゃいけないのか、制度が変わらなきゃいけないのか?

この問いかけに対して嶋村さんは、前例がない中で勇気をもってやる最初のひとりが必要と話します。
そして広まっていくときに自治体のサポートや専門的な中間組織の努力が必要だと言い、こう続けます。

申請の手引きなどをもっと分かりやすく、どんどんオープンにしていくことが必要。もっともっと今つくっているガイドブックをかみ砕いていかないとだめかなという感じがしています。

泉山さんは、行政の中でも公共空間活用を進めようという空気のある都市系の部局と、道路や公園などの管理部局には違うマインドセットがあるのではと言います。
公共の場での市民の自由と責任という重たい話がある中で、気軽に使える機会と裾野を広げるために、

メディアも含めて、どんどん道路を使っていいといった空気感というものを考えていくのが必要だと思う。

そう泉山さんは提案します。

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利用者と行政、そして中間組織やメディアの役割まで議論がおよびます

クロストーク: 公益性をどう考えるのか?

三浦さんも、マインドセットの課題を提起します。

「公益性」っていったい何なのかという読み取り方が全然違っている。

一方でにぎわえばよいという発想があるのに対して、健康や教育、中にこもっている人が出てきやすくなるといった効果から、ストリート活用の波及ができないかとアイデアを語ります。

海外での違いとして、ストリートや広場を使うことで犯罪や健康の問題を変えていくといった、社会課題に結びついている点を泉山さんは指摘します。
一方で、日本での公益性や社会課題の共通認識はあいまいなのでは、といいます。
この論点に対して、泉山さんはこう指摘します。

海外での違いとして、ストリートや広場を使うことで犯罪や健康の問題を変えていくといった、社会課題に結びついている点がある。
一方で、日本での公益性や社会課題の共通認識はあいまいなのでは。

嶋村さんは、人口の10人に1人だけしか子どもでないというこれからの時代、子どもの学ぶ場としてストリートが機能しないか、それが日本から発するビジョンにもならないかと語りました。

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日本で道路利用の「公益性」をどう考えるかという根源的な議論に、参加者も真剣

クロストーク: オープンディスカッション

議論が盛りあがる中、フロアからも質問があがりました。
最初の質問は、アメリカなどでは行政の組織が一元的な施策・管理をしやすいものになっているという条件の違いがある中で、日本はどう学べるのかというものでした。

これに対して三浦さんは、明治時代まで道がマーケットとして使われていたところに自動車が現れ、そこで警察が近代の市民統制という方向で入ってきたという背景に触れました。
縦割りとなった行政に横串を刺すために、泉山さんからは次のような提案があげられました。

パブリックスペース課のようなところが市民の窓口になるだけでも違うと思う。そこが全部調整する。

水都大阪の組織づくりのように、専門の課をつくり、専門家を雇うというやり方があるのでは、といいます。

もう一人の質問者からは、日本的な「パブリック」のニュアンスをどう考えればいいのかという疑問があげられました。

町会や自治会、商店街が強いというのは、イギリスにはない点だと嶋村さんは答えます。
祭りであいさつをしたり交通安全キャンペーンへの協力で恩を売ったりすることで、何かをするときの動きがスムーズになるといいます。

ネットワークで横につながるというけれど、町会だったり警察だったり縦のつながりじゃないですか。そういう意味では横糸と縦糸をきちっと織れる両方が必要だと思う。そういう役割の人が必要。

このような視点が日本的な文脈ではないかと語ってくれました。

泉山さんは、日本の「公共」という言葉が疲弊していて、「パブリック」と言った方が共通認識をつくりやすいのではと考え、意識的に使っているといいます。
そして、海外のフォーマットは単にひとつのやり方であると話します。

人って見慣れたものは使いやすい。パークレットやオープンカフェってなかなか見ない。実は池袋のオープンカフェをやったときに1週間目には誰も使わないんですけど、2週間目には使い始めるんですよ。日常的に置いておくと、使っていいんだという自由さを感じるんですよ。

たくさんの示唆が得られた濃密な時間はあっという間に過ぎ、まだまだ話したりないという雰囲気が残っているところで、トークは終了を迎えました。

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刺激的な話題を提供いただいたスピーカーのみなさんに拍手!

「奇跡的なマッチング」からはじまる道路空間の将来!

真剣なトークのあとは、「ストリート・パーティ」と銘うって恒例の交流タイムに突入です!
これまでのソトノバTABLEでもお世話になってきた会場のBIRD代官山さんは残念ながら7月をもって閉店されるということですが、おいしいお料理に会話もはずみました。

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まずはみんなで乾杯!


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くだけた雰囲気で会話がはずみます


クロストークで「奇跡的なマッチング」がものごとを動かすということに触れた嶋村さん。このパーティの場で、そのような出会いが起こったようです!
さまざまな分野・立場の人とつながれる、ソトノバTABLEらしい出来事でした。

道路空間と制度のことを話しつつ、利用にしろ、管理にしろ、踏み込んでいくと、それにかかわる「人」がどう考え行動するかということが根幹にあることが見えた今回のソトノバTABLE。
立場をこえて課題や、何のためにやるのか、どうすればいいのかということを議論していく場が、ますます重要になっていくのではと感じられました。

ハードルが高いといわれたストリート活用。それだけにこれから大きく変わっていくポテンシャルが高いということもできるのではないでしょうか。
9月に予定されている「ストリートウィーク」をはじめ、ストリート活用の展開にこれからも目が離せません!

All photos by Takahisa YAMASHITA

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道路空間の現在地 ストリート公開ブレスト!|ソトノバTABLE#27

日時: 2018年7月12日(木) 19時〜22時
会場: BIRD代官山
〒150-0034 東京都渋谷区代官山町9-10
東急東横線代官山駅より徒歩7分
JR・東京メトロ・京王井の頭線・東急東横線渋谷駅より12分
主催: ソトノバ、ソトノバ・ラボ|ストリート・ラボ

タイムテーブル:

19:00 ソトノバ・イン
19:10 イントロ|日本のストリートの現在
石田祐也(ヌーブ/ストリート・ラボ代表)
19:25 国土交通省ヒアリング報告
泉山塁威(東京大学助教/ソトノバ編集長)
19:35 ゲストトーク
①嶋村仁志(一般社団法人TOKYO PLAY代表理事)
②三浦詩乃(横浜国立大学助教/ストリート・ラボ)
20:05 クロストーク
嶋村仁志(前掲)
石田祐也(前掲)
泉山塁威(前掲)
三浦詩乃(前掲)
20:40 全体フォト
20:45 ストリート・パーティ
22:00 ソトノバ・クローズ

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