大学キャンパスの「ソト」を使い尽くす!ポートランド州立大学ファーマーズマーケット

皆さんは、自分の住んでいる地域の大学を訪れる機会はありますか?
「地域にある大学が開かれて、パブリックスペースとして活用できたらもっと楽しいのに!」と思ったことはありませんか?

今回は、そんな大学キャンパスを地域に開き、緑豊かなオープンスペースを活用している事例として、ポートランド州立大学のファーマーズマーケットを紹介します!(2015年9月に訪問しました!)

大学がまちの一部として開かれる

オレゴン州ポートランド市では、春から晩秋にかけて、市内各所で毎日のようにファーマーズマーケットが開催されています。

その中でも最大規模を誇るのが、毎週土曜日に開催されるポートランド州立大学の敷地内で開かれるマーケットです。

大学の入り口に壁はなく、気持ちのいいグリーンベルトを散歩している間に気がつけば大学構内に入っています。

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ファーマーズマーケットをきっかけに、ひとびとが集う

マーケットには、200種類以上のベンダーと呼ばれる、近郊の農家や地元のお店が出店しています。

訪れる人たちはお気に入りの買い物かごを手に、試食やお店の人たちとのコミュニケーションを楽しみながら、新鮮な野菜や果物を手にとって買い物を楽しみます。最大2万人もの人々が集まります。

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マーケットが開かれる日は、大学全体があたかも公園のよう。緑に囲まれ、澄んだ空気のなかでの買い物はとても気持ちがいい!

買うものがなくても、コーヒーを片手に場の空気を楽しむことができます。家族や友人とおしゃべりをしながら、その場で調理された朝食を食べられるのもファーマーズマーケットの醍醐味です。

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マーケットとしてのエコ意識も非常に高く、ゴミは細かく分別し、お皿やフォークも再利用するための回収ブースが設けられています。

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開かれる大学の「ソト」の可能性

あたりまえの日常の一部といった風情で散歩を楽しむ人、プレイロットで子供を遊ばせる人たちも。

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公共の公園や広場ともまた違い、入場が制限されない大学敷地は半公共の場ともいえます。ポートランド州立大学のファーマーズマーケットでは、大学とパブリックスペースの親和性の高さと可能性を感じました!

大学の空間がこんな風に開かれていけば、地域に暮らすひとにとって大学がもっと身近に感じられる場所になりそうですね。ポートランドを訪れる際には、ぜひ足を運んでみてください!

All of photos by Mayuko Mitani

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三谷 繭子

三谷 繭子

ソトノバ副編集長/修士(デザイン学)/広島県福山市出身 パブリックスペースを媒介としてまちなかで様々な人が居場所を感じられる場と魅力ある都市空間をつくりだすため、地域支援やプレイスメイキングの実践を行う。地元孝行プロジェクト「備後のギフト」事務局。