仮設空間によるファーニチャーデザインでこれからの公園の利用とアイデアを探る!ーシドニー・メトカーフパークのポップアップパークー

オーストラリア、シドニーのビアモントという地区で、ポップアップパークが2015年11月26日からスタートしています。2つの建物の間にある公園は、ただ通過するだけのものになっていました。地元企業グループが立ち上がり、期間限定のポップアップパークを展開しているのです。

photo by © Florian Groehn

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シドニーのビアモントは海辺に位置する芝生公園です。

photo by http://metcalfepark.com.au/#concepts

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コミュニティ、アイデンティティ、健康と活気、サスティナビリティの4つの目標

目標は、ただ公園を通過するだけでなく、楽しむために滞在するようになることです。運動をしたり、リラックスしたりなどで多くの時間を公園で過ごすことになれば、私たちの都市環境はより健康になっていくでしょう。
主な機能は、席を取る/日陰を楽しむ/携帯電話(BYO USB充電)充電/公共トイレ/無料公衆無線LANです。

コミュニティ、アイデンティティ、健康と活気、サスティナビリティの4つの目標を掲げています。
コミュニティでは、パラソルの下でのランチミーティングなどでコミュニティのきっかけをつくり、wifiや携帯の充電機によって、その後の滞在時間を伸ばします。
アイデンティティは、子ども、大人、フィットネス愛好家、犬の散歩などピアモントコミュニティがアクセスし体験や楽しむスペースがあります。
健康と活気では、休憩や音楽演奏を楽しみ、また公衆トイレをAM7時からPM7時まで開放し、快適で簡易に公園を楽しむことを推奨しています。
サスティナビリティでは、太陽光利用や再生可能な材料を使用しています。

実際の公園の空間やファーニチャーデザインを見てみましょう。

photo by http://metcalfepark.com.au/#concepts

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公園のファシリティはこのように配置されています。

photo by © Florian Groehn

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芝にラグを引いて、水着で寝転んでいる人もいます。

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電源とwifi、そしてパラソルによる日陰があれば、夏でもソトで仕事や打ち合わせもできるでしょう。

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ランチを楽しむ人たちの横では、卓球で運動をしたりする人もいます。健康的ですよね。

photo by © Florian Groehn

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こういった社会実験で忘れがちなのは、適切なサインです。このポップアップカフェは何なのか?WEBサイトを見ればすぐにわかります。wifiがあることで、アクセスしやすい環境をつくっています。紙のサインをベタベタ貼るよりもよっぽどスマートですね。

photo by http://metcalfepark.com.au/#concepts

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ポップアップカフェは仮設空間であるので、日によって公園内の場所を移動し、利用者のアクティビティの変化を見ています。仮設空間であることはいろいろ試したり、変化させることができるので、ポップアップパークでは重要なのです。日本の社会実験の参考にもなるのではないでしょうか。

利用者のフィードバックやアイデアを募集!

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今回のポップアップパークは、単なる賑やかしではなく、将来の公園の設計や将来像をつくるために実施しています。WEBサイトでは、ポップアップパークを体験した人がアイデアを投稿できるようになっています。ぜひあなたも英語で投稿してみてはいかがでしょうか?

https://www.pinterest.com/pin/219198706841628452/

ソース:http://www.landezine.com/index.php/2015/12/metcalfe-park-park-within-a-park-by-aspect-studios/
http://metcalfepark.com.au/

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泉山 塁威
ソトノバ編集長/明治大学理工学部建築学科助教/一般社団法人パブリック・プレイス・パートナーズ/博士(工学) パブリックスペースとエリアマネジメントを専門とするタクティカル・アーバニスト。リサーチャー・プロジェクトデザイナー。 公開空地や道路占用許可の特例、エリアマネジメントのビジネスモデルの視覚化などの研究や実践プロジェクトを手がける。