「い」椅子にすわってみる。【連載:あいうえお 広場ニスト入門】

連載としてスタートしました、「あいうえお 広場ニスト入門」
広場ニストの山下裕子さんが広場ニスト入門について、その心得を紹介していきます。
2回目となる今回は、「い」です。それでは、見てみましょう。

「い」椅子にすわってみる。

実は空っぽなまちなか広場。人が居て初めて人の居場所となります。

まちなか広場を人の居場所にするために、まず必要なのは椅子とテーブル。

椅子はできれば背もたれがあって、テーブルは正円がお勧めです。それは拠り所を必要とする我々が安心して過ごすために、そしてたまたま居合わせた誰かと丸い間柄を育むために。

最近、公園や道路に椅子とテーブルを設置する社会実験のニュースをたくさん耳にします。オープンスペースに、人の居場所が増えるのは可能性に満ちていてワクワクします!

でも実は不慣れな人にとっては、人から見られるオープンスペースの椅子に座ってみるだけでも勇気がいるのでは?

そこで、まずは自らが仲間とおしゃれをして座ってみる。日差しにそって、日影にそって、気持ちの良い風を感じながら、一人でも、大勢でも座ってみる。その日その日の気分に任せて、のんびりと。

気がつけば、まわりにくつろぐすてきな人がたくさん増えているかと。

平日の初夏の日常(富山グランドプラザ)

平日の初夏の日常(富山グランドプラザ)

次回の予告:「う」動かしてみる。

空っぽの空間である「まちなか広場」で、動かして動いて自分の居心地をみつけよう。

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山下 裕子

山下 裕子

広場ニスト、全国まちなか広場研究会・理事 07年富山市まちなか賑わい広場グランドプラザ運営事務所。10年(株)まちづくりとやまグランドプラザ担当。現在、NPO法人GPネットワーク理事、(株)ハイマート久留米にて ひと・ネットワーククリエイター。著書に「にぎわいの場 富山グランドプラザ--稼働率100%の公共空間のつくり方」(学芸出版社)