「え」映画を上映してみる。【連載:あいうえお 広場ニスト入門】

連載としてスタートしました、「あいうえお 広場ニスト入門」
広場ニストの山下裕子さんが広場ニスト入門について、その心得を紹介していきます。
4回目となる今回は、「え」です。それでは、見てみましょう。

「え」映画を上映してみる。

物語を伝える、映画。

その映画に込められた物語に感動したひとりの青年が「ひとりでも多くのひとに、この物語を伝えたい」と、まちなか広場で自主上映会を企画されました。

会場となる広場に、自分が伝えたい世界観をつくろう!と、夜明け前から、お父さんから借りた軽トラックを仲間と何往復も走らせ、お気に入りのソファを運んでいる姿をいまも鮮明に思い出します。

アンティークなソファがいくつもならべられた会場は、それだけでいつもと違った空気感が広場にただよい、通りがかるひとたちも心をはずませイベント開催前から楽しげな空気がうまれました。

彼が伝えたい世界観で満たされた空気が伝えるなにか。
その、なにかを共有できたような気がしたひととき。

広場とは空っぽで、それゆえにニュートラルなためか、その時々の世界観をつくれるのだと実感させてもらった初めて迎えた春の出来事。使い手によって育まれる、まちなか広場。だんだんと、どんどんと。

ディスコに様がわりした、まちなか広場(富山市)

ディスコに様がわりした、まちなか広場(富山市)

次回の予告:「お」お出かけをしてみる。

いつも楽しげな「まちなか広場」に、お出かけをしてみる。

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山下 裕子

山下 裕子

広場ニスト、全国まちなか広場研究会・理事 07年富山市まちなか賑わい広場グランドプラザ運営事務所。10年(株)まちづくりとやまグランドプラザ担当。現在、NPO法人GPネットワーク理事、(株)ハイマート久留米にて ひと・ネットワーククリエイター。著書に「にぎわいの場 富山グランドプラザ--稼働率100%の公共空間のつくり方」(学芸出版社)