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ロンドンで訪れるべきパブリック・スペース20選! 【前編:初めてのセントラル・ロンドン編】

先日、イギリスの世界大学評価機関 Quacquarelli Symondsによって「世界で最も学生が住みやすいまち30(The top 30 rankings for student cities)」が発表されました。

このランキングは、トップ・ユニバーシティの数、雇用状況、文化の多様性、生活の質などの項目から世界の都市をランキングしたもので、ロンドンが1位に選ばれました!
(2位が東京、3位がメルボルン)

そんな都市として高い評価を受けているロンドンですが、皆さんどんなイメージをお持ちでしょうか。

この記事では、ロンドンで学生生活をおくる筆者が、ロンドンの中でも、セントラル・ロンドン(Central London)もしくはインナー・ロンドン(Inner London)と呼ばれる、文字通りロンドンの中心部にフォーカスをあて、独断と偏見で選んだ20のパブリック・スペースを2回に分けてご紹介したいと思います。

前編の今回は「初めてのセントラル・ロンドン編」と題して、ロンドンの多くのパブリック・スペースの中から定番と呼べる10箇所を紹介します。

1.キングス・クロス・セント・パンクラス駅 | King’s Cross St. Pancras Station

住所:Euston Road, Kings Cross, London N1C 4QP

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駅前広場には、お仕事、観光、待ち合わせ…さまざまな人たちが Photo by Ai SUZUKI


ロンドン地下鉄で2番目に利用者の多いキングス・クロス・セント・パンクラス駅(King’s Cross St. Pancras Station)。地下鉄6路線が乗り入れているほか、National Railのキングス・クロス駅(King’s Cross Station)やセント・パンクラス駅(St Pancras Station)とも接続している、ロンドン地下鉄最大の乗換駅です。

そんな通勤、通学、旅行と、多くの人々が利用する駅の駅前広場は、いつもさまざまな人たちで賑わっています。あの『ハリー・ポッター』に登場する「9¾番線」も、ここキングス・クロス駅です!

2. トラファルガー広場 | Trafalgar Square

住所:Trafalgar Square, London WC2N 5DN

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休日のトラファルガー広場 Photo by Ai SUZUKI


1805年のトラファルガーの海戦(Battle of Trafalgar)でナポレオン軍に対する英国軍の勝利を記念してつくられた広場。休日になると、多くの観光客であふれています。

中心にあるのは、その勝利に貢献しつつも、自身は戦死したホレーショ・ネルソン提督(Admiral Horatio Nelson)の記念碑です。この記念碑を囲む4頭のライオンは、日本橋三越本店本館正面玄関の「ライオン像」のモデルだとご存知でしたか?

そして、訪れたら必見なのは、トラファルガー広場の奥にあるナショナル・ギャラリー(National Gallery)前でのパフォーマンスです。宙に浮く(!?)ヨーダから色鮮やかなチョークアートまで、さまざまなパフォーマンスが行われています!

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自分の出身地の国旗にコインを! Photo by Ai SUZUKI

3. レスター・スクエア | Leicester Square

住所:Leicester Square, London WC2H 7LE

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エンタメの中心地に突如現れる芝生 Photo by Ai SUZUKI


トラファルガー・スクエアから徒歩圏内のレスター・スクエア(Leicester Square)。レスター・スクエア周辺は歩行者専用エリアで、人の流れが途絶えることはありません。周囲には、ワールドプレミアが開催される映画館、シアターが建ち並ぶ、まさにエンタメの中心地といえる場所です。

そんな場所に位置するレスター・スクエアの公園は、買い物の途中で休憩する人や、これから夜の街に繰り出す若者のたまり場となっています。

すぐそばには、ヨーロッパ最大級のチャイナ・タウン(China Town)があることから、旧正月の時期になると、Chinese New Year Parade をはじめとした各種イベントが開催され、エリア全体で旧正月を祝います。

4. ケンジントン・ガーデンズ | Kensington Gardens

住所:Kensington Gardens, London, W2 2UH

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レジャーシートを広げてピクニックを満喫 Photo by Ai Suzuki


ケンジントン・ガーデンズ(Kensington Gardens)は、ロンドンにある8つの王立公園(Royal Parks)のひとつ。ハイド・パーク(Hyde Park)の西側に位置するケンジントン・ガーデンズは、休日になると、ピクニックやジョギングを楽しむ人たちでいっぱいになります。

公園内には、ケンジントン宮殿(Kensington Palace)、アルバート記念碑(Albert Memorial)、ピーターパン像(Peter Pan)、ダイアナ元妃記念庭園(Diana Memorial Playground)など、たくさんの名所もあります。

5. セブン・ダイアルズ | Seven Dials

住所:Seven Dials, London WC2H 9HA

Seven Dials Monument

広場の中心にある円柱(コラム)周辺に設置されたpop upの芝生では、この夏に音楽イベントが開催予定!(出典:https://www.sevendials.co.uk/events/soundtrack/)


コベント・ガーデン駅(Covent Garden Station)からすぐ、チャリング・クロス駅(Charing Cross Station)、レスター・スクエア駅(Leicester Square Station)、ホルボーン駅(Holborn Station)からも徒歩圏内のセブン・ダイアルズ(Seven Dials)。

その名の通り、7つの細いストリートから成るこの場所は、1690年代初頭に下院議員トーマス・ニール(Thomas Neale)によって開発されたものです。ニールは、17世紀初頭におけるコベント・ガーデンの発展の足跡をたどって、ロンドンで最もファッショナブルな場所としてセブン・ダイアルズを確立することを目指しました。しかしながらその思惑とは裏腹に、セブン・ダイアルズはスラム街となり、その中心にあった円柱(コラム)の周りは犯罪者のたまり場と化してしまったため、円柱は1773年に撤去されてしまいます。

その後200年ほどは多くの移民が住むエリアとなっていましたが、20世紀後半、セブン・ダイアルズを生まれ変わらせるためのアクションがとられます。のちの 「Seven Dials Trust」である「Housing Action Area Committee」が組織され、歴史ある建物の保存、ストリートの保存・保全、空き家問題の解消に乗り出しました。

それらアクションの中で、1989年、円柱が再建され、現在では、写真にあるような音楽イベントの開催など、待ち合わせスポットとしてだけではなく、多くの顔をもつ場所となっています。

6. バラ・マーケット | Borough Market

住所:8 Southwark Street, London SE1 1TL

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カラフルな食材でいっぱい!(出典:BoroughMarket facebook


ロンドン・ブリッジ駅(London Bridge Station)からすぐ、美食を求めるLondoner、そして観光客でいっぱい!「ロンドンの台所」といえばここ、バラ・マーケット(Borough Market)。食品市場(food market)としてはイギリス国内最大級。その歴史は古く、2014年には開設1,000年を迎えました。

新鮮な野菜や果物、肉類、魚介類、そして各国のストリート・フードまで、すべて見て回るには数時間かかるほど、多くのお店が建ち並んでいます。マーケットの多くのお店が試食を用意しているので、気になったらぜひ試してみましょう!

また、バラ・マーケットでは、料理ワークショップや食の専門家によるトークイベント、マーケットの建築に関するウォーキングツアーなど、さまざまなイベントが開催されており、買い物以外の楽しみ方もできます。

7. ピカデリー・サーカス | Piccadilly Circus

住所:Piccadilly Circus, London W1D 7ET

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輝くネオンサイン、そしてエロス像が目を引くピカデリー・サーカス(出典:11 Secrets Of Piccadilly Circus)


ピカデリー(Piccadilly)、そしてショッピングストリートとして知られているリージェント・ストリート(Regent Street)をはじめとした複数の通りが合流する地点であるピカデリー・サーカス。先にご紹介したトラファルガー・スクエアとレスター・スクエアもすぐそばです。

ピカデリー・サーカスのシンボル的存在であるエロス像(Eros Statue)の前は、いつも待ち合わせの人でいっぱいで、時にパフォーマーの姿を見ることもできます。ロンドン中心部の中でも、最もロンドンらしいにぎわいを感じられる場所のひとつかもしれません。

8. リージェンツ・パーク | Regent’s Park

住所:Chester Road, London NW1 4NR

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ロンドンの夏といえばアウトドア・シネマ(出典:Regent’s Park HP


ケンジントン・ガーデンズと同様、王立公園のひとつであるリージェンツ・パーク(Regent’s Park)。ここには、大きなオープンスペースと並木道、クイーン・メアリー・ガーデン(Queen Mary’s Gardens)をはじめとした庭園、4つの子ども向けの公園、そしてロンドン中心部最大級のアウトドアスポーツエリアがあります。

そんなリージェンツ・パークでは、夏限定(5~9月)でアウトドア・シネマを楽しむことができます!1932年に開始されたリージェンツ・パークの「Open Air Theatre」は、イギリス最大級のアウトドア・シネマとして知られており、毎年18週間のシーズン中に14万人もの人が観賞に訪れます。

「野外でも最もうっとりする体験の一つ(London Evening Standard)」と評されたこの場所では、白夜に近いロンドンの夏の夜を楽しむことができるでしょう。

9. グリーン・パーク | Green Park

住所:London SW1A 1BW

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バッキンガム宮殿のすぐそばにこんなに大きな公園が(出典:Green Park HP


ケンジントン・ガーデンズ、リージェンツ・パークに引き続き、またまた王立公園を紹介したいと思います。バッキンガム宮殿の北側に位置しているグリーン・パーク(Green Park)。バッキンガム宮殿をスタートし、グリーン・パークを抜けると、在英国日本大使館もあるピカデリーにたどり着きます。

17世紀には、チャールズ二世が別の女性のためにグリーン・パークの花を摘んでいたことに気が付いたチャールズ二世の妻が、グリーン・パークの花をすべて刈り取ってしまったという言い伝えが残されています。そのためか(?)、現在でもグリーン・パークには花壇と呼ばれる場所がなく、並木道と広大な芝生からなるとてもシンプルな公園ですが、時期になると、約100万もの美しい黄色の水仙が咲き誇ります。

10. オックスフォード・サーカス | Oxford Circus

住所:Oxford Street, London

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クリスマス・シーズンのオックスフォード・ストリート(出典:UCL「Christmas shopping on Oxford Street」)


「初めてのセントラル・ロンドン編」最後を飾るのは、「常設目指す歩行者天国でパブリックアートを満喫! ロンドンの冬を彩る光の祭典「リュミエール・ロンドン 2018」」でも登場したオックスフォード・サーカス(Oxford Circus)。歩行者天国化計画が佳境に入っているオックスフォード・ストリート(Oxford Street)がリージェント・ストリートと交わる場所、それがオックスフォード・サーカスです。

今年12月末には、オックスフォード・ストリートの大部分が歩行者天国として生まれ変わる予定であり、これからどのような賑わいの変化が起こるか注目していきたいと思います。

「初めてのセントラル・ロンドン編」、お楽しみいただけましたか?後編の「もっと知りたいセントラル・ロンドン編」では、Londonerや現地の学生が集う、少しマニアックな場所を中心に紹介したいと思います。次回もお楽しみに!

参考URL:
11 Secrets Of Piccadilly Circus | Londonist
BBC – London – Places – The rise and fall… And rise again of Seven Dials
Borough Market Facebook Page
Covent Garden Shops | Guide to Shopping, Dining & Theatre – Seven Dials, London
Christmas shopping on Oxford Street
London ranked top city for students
Seven Dials – visitlondon.com
Strawberries & Screen – King’s Cross
The Green Park
The Regent’s Park Open Air Theatre
ライオン像 | 三越 店舗情報

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