ソトノバの1年を振り返る|ソトノバTABLE#23 ソトノバ2周年記念パーティ!レポート(その3)

ソトノバの1年を振り返る|ソトノバTABLE#23 ソトノバ2周年記念パーティ!レポート(その3)

2017年11月で2周年を迎えたソトノバ。その1その2に引き続き、セッション3「ソトノバ・メディアレビュー」を振り返ります。

この1年で人気のあった記事は?

2016年11月から2017年10月末までの1年間に掲載された記事を、6つのテーマに分類し、それぞれのテーマで人気の高かった記事とその傾向をレビューしていきます。

IMG_6868

ソトノバ副編集長の荒井詩穂那さんによるレビュー。この1年でいろいろな記事を掲載しました

【ストリート/道路空間】
第1位 知っておきたいこれからのアーケード〜高松中央商店街をソト視点で歩く〜
第2位 新虎通りで「旅する新虎マーケット2DEAYS POP UP」、来年2月のオープン控えイベント開催
第3位 グランピング的ストリート活用!?福岡・はかた駅前通りに期間限定のバル出現

第4位以降も神田、渋谷、神戸での社会実験に関する記事が続くなど、2017年はストリートにおけるアウトプットとしての様々な社会実験が行われた印象です。その点で2016年は社会実験元年だったといえるかもしれません。

【パーク/公園】
第1位 公園活用には魅力がいっぱい!Yanasegawa Marketから見る公園でマーケットを開催する理由
第2位 「青葉シンボルロードのアドボカシー型タクティカル・アーバニズム」プレイスメイキング・アクション第2弾レポート
第3位 4日間限定のサードプレイス実験!『FLAT PARK』でみえた「まちの居場所」の価値とは?

パークに関しては、この1年で様々なジャンルの記事を掲載することができました。第1位の記事では、実際に企画運営に関わった筆者が、公園でマーケットをする利点、可能性をご紹介しました。

【プラザ/広場】
第1位 まちの主役を歩行者に変えたニューヨーク市「プラザ・プログラム」のこれまで、これから(前編):ニューヨークから学ぶ街路空間のあり方
第2位 下妻らしいパブリックスペースのあり方を探る。「Wai Waiドームしもつま」グランドオープン!
第3位 まちの主役を歩行者に変えたニューヨーク市「プラザ・プログラム」のこれまで、これから(後編):プラザからみる「エリアマネジメント」の原点

人気記事ランキングからは、新しい概念や仕組みについてご紹介する記事にニーズがあることが分かりました。その一方で、実際の掲載記事はイベントのレポートが多い印象でした。

「やってみた!」「行ってみた!」を紹介する記事は人気あり

残り3つのテーマでは、ライター自身の体験に基づく記事が人気があったようです。

【リバー・ウォーターフロント/水辺】
第1位 東京で水辺通勤はできるか?東京の川の普段使いの可能性を探る
第2位 水辺は新たな広告メディアになりうるか?‐ミズベリングテーマ会議#06「水辺広告の未来」#レポート
第3位 え?まちなかを船で移動できるの?水辺活用の可能性を探る横浜駅西口テストクルーズ・レポート!

第1位は、ライターの遠藤翼さん自身が実際に「とうきょうスカイツリー駅から東大島駅までの通勤を、スタンドアップパドルを使って水辺通勤してみた!」というユニークなもの。また、第5位には、インドネシアの密集住宅地に暮らす人々が、自ら公共空間をつくりだすことに成功している様子を紹介した記事がランクインしました。インドネシアは日本とは状況が異なるものの、どのように公共空間を快適なソトにしていくかを「人」の関わり方についての視点から考えるという点で参考になるものです。

【オープンスペース/空地】
第1位 Commune246の最後の日。‐表参道のスキマが愛されたワケを探る‐
第2位 衰退した卸問屋を再生!まちと人が共に育つマーケット「STOREHOUSE」
第3位 ひとりひとりの得意を活かす!「くらすクラス」のつくり方

ライターが実際に現場に行って書いたレポートや、現場で活動をされている方にお話を伺って書いた記事の人気が高かった印象です。現場視点が反映された記事のニーズが高いことが分かりました。

【ワールド・トレンド/海外】
第1位 ホームレスの街をより良くするアイデア!日本人建築学生が3週間のデンマーク滞在で学んだこと
第2位 ベトナム・ハノイの旧市街を歩いて気付いた、ソトに活気がある理由
第3位 住民主体のパブリックスペースを考えよう!ポートランドのCity Repairなど海外事例を一挙紹介〜北沢PR戦略会議レポート〜

昨年は専門家視点の記事が多い印象でしたが、今年はソトを実際に体験したユーザー視点での記事が増え、ニーズも高かったようです。本部門第2位のベトナムの記事や、ストリート部門第1位の高松中央商店街についての記事は、ライターが旅行などで訪れたソトをレポートしたものでした。将来的には、旅行先でソトノバのウェブサイト内を検索していただき、「ソトの旅行ガイド」として使っていただく、ということも起こるかもしれません。

プラットフォームとしてのソトノバ

この1年における最も大きな変化は、ソトノバ・ラボが生まれたこと。以下、ソトノバ編集長の泉山塁威さんのコメントです。

現在のソトノバは、日本・世界のソトについて情報発信をしていくメディアと、ソトの現状や課題を調査・研究し実践していくラボの2つのエンジンによって動いています。もはや、単なるメディアを超え、プラットフォームとしての機能を果たしつつあります。

IMG_6907

ソトノバ、急成長中です!

メディアとしてのソトノバにとって、その核はもちろん記事を配信していくことです。この1年間で、記事数は昨年の223記事から341記事へと増加しました。テーマとしてはストリートに関する記事が多く、内容としてはシンポジウムやソトノバTABLEのレポート記事が多く掲載されました。ソトノバTABLEへの述べ参加者数も783名を記録することができ、ソトノバとして大変うれしいことでした。

3周年に向けて

記事掲載のペースは一時ほどではあまりせんが、今後は記事の執筆者を増やすなどして盛り上げていきたいと考えています。また、記事テーマの偏りをならし、ソトの事例を紹介する記事をもっと増やしていきます。

ソトノバTABLEに関しては、大規模化ということよりも、内容をより深めていくにはどのようにしたらよいのかを模索する1年にしたいと考えています。その点では、ワークショップを盛り込んで参加者の意見をより取り込んでいくようにしたり、ウェビナー(Webiner:ウェブ上でセミナーを配信すること)を利用するなどして、誰でもソトノバTABLEに参加できる体制を整えたりすることも検討していきます。

いかがでしたでしょうか。41名のラボメンバーと29名のメディアチームの総勢70名になったソトノバ。次の1年も「ソトを居場所に、イイバショに!」の合言葉の下、新たなことにも挑戦していきます。これからもソトノバをどうぞよろしくお願いします!

IMG_6994

IMG_7028

IMG_7178

All Photos by Nozomu ISHIKAWA

ソトノバ2周年記念パーティ!|ソトノバTABLE#23
日時:2017年11月11日 [土] 14:00〜20:00
会場:Diagonal Run Tokyo(東京都中央区八重洲2-8-7 福岡ビル4F)
主催:ソトノバ

タイムテーブル

14:00- ソトノバ・イン
14:20 セッション1
ソトノバ・アワード 表彰式
14:30 アワード受賞者プレゼン
ソトノバ大賞/ソトノバ準大賞/ソトノバ都心賞/ソトノバ地方賞
▼受賞結果はこちら
15:10 アワードトーク「これからのソトとは?」
ソトノバ各賞受賞者
15:30 休憩
15:35 セッション2
ソトノバ・ラボ報告

タクティカル・アーバニズム・ラボ
荒井詩穂那/泉山塁威/大西春樹/小泉瑛一/西田司/原万琳/矢野拓洋/山崎嵩拓
パークレット・ラボ
石田祐也/荒井詩穂那/泉山塁威/氏川拓郎/中埜智親/三浦詩乃
○ラボ・トーク1「タクティカル・アーバニズム×パークレット」パブリックスペースツール・ラボ
小切山孝治/小澤亮太/楠木堅曹/今野聖平/佐藤春樹/佐渡綾華/三宅眞
オープンカフェ・ラボ
佐藤春樹/泉山塁威/木村陽一/豊間友佳子/中井諒/森悠太郎
○ラボ・トーク2「ツール×オープンカフェ」プレイス・マネジメント・ラボ
三谷繭子/遠藤友里恵/角間裕/佐渡綾華/高橋凛/日置大輔/森悠太郎/矢野拓洋
アクティビティリサーチ・ラボ
山田広明/泉山塁威/三浦魁斗/三浦詩乃/三谷繭子/宮武壮太郎
○ラボ・トーク3「プレイス・マネジメント×アクティビティ・リサーチ

16:50 休憩
16:55 セッション3
ソトノバ・メディア・レビュー
17:25 ソトノバのこれまでとこれから
ソトノバのプロセス
ソトノバ・トーク「ソトノバのこれから」
18:30 グループフォト/ソトノバ・パーティ
19:30 ソトノバ・アウト
20:00 クロージング
The following two tabs change content below.
本澤 絢子

本澤 絢子

東京工業大学大学院社会理工学研究科社会工学専攻在学中。東京生まれ東京育ちの一人っ子。昨年7月から1年間、交換留学生としてオーストラリア・メルボルンにあるメルボルン大学のMelbourne School of Designに留学中。「誰にとっても必要な”食べること”は、様々な背景を持つ人たちの共通言語になり、社会課題を解決する一助になる」という信念を持ち、コミュニティガーデンやファーマーズマーケットなど、人とパブリックスペースと食と幸せが交わる場所を研究中。今日もそんな場所を求めて、メルボルンを駆け回っています!